経済・産業トレンド

英国で劇場版「名探偵コナン」がプレミア上映、日本映画の上映が相次ぐ

英国ロンドンで劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」のプレミア上映会が開催され、6月12日の本公開に先立ち盛況を呈しました。劇場版「名探偵コナン」の英国公開は3年連続3作目となります。配給会社は、同作が英国の人々に共感を呼び、日本コンテンツの広がりを後押しする好機と期待を表明。ジェトロとJNTOは、日本コンテンツを起点とした日本企業の海外展開やインバウンド促進のため、映画プロモーション支援やSNSでの情報発信を予定しています。英国ではアニメだけでなく、歌舞伎を題材とした「国宝」など幅広いジャンルの日本映画上映が相次ぎ、日本文化への関心が高まっています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

エンターテイメント・コンテンツ産業の企業は、海外市場での日本コンテンツの需要拡大を捉え、展開戦略を強化する機会となります。観光関連企業や自治体は、日本コンテンツをフックとしたインバウンド誘致や地域プロモーションの可能性を探るべきです。

対応すべきこと

対応優先度:  日本コンテンツの海外展開やインバウンド促進に関する市場トレンドと事業機会を示す情報であり、中長期的な戦略立案に影響するため。

対象部門: 経営者 広報 経理

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 JETRO(日本貿易振興機構)
業界 エンターテイメント・コンテンツ、観光
発表日 2026-06-16
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年06月16日

英国ロンドン市内の映画館で5月29日、「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」のプレミア上映会が開かれた。6月12日の本公開に先駆け、英国配給会社Trinity CineAsiaが主催したイベントで、劇場版「名探偵コナン」の英国公開は2024年の初公開から3年連続で3作目となる。

当日は、英国在住のコナンファンやインフルエンサーが多数集まった。上映中は笑いや歓声が起こるなど会場は大いに盛り上がり、試写後には、映画館内でレセプションが開催され、キャラクター関連グッズが当たる謎解きゲームが実施された。来場者からは次回の劇場版公開を心待ちにする声が聞かれた。Trinity CineAsiaのマネージングダイレクターであるセドリック・ベール氏は「『名探偵コナン』は英国を象徴するシャーロック・ホームズと関連があり、英国の人々に特別な共感を呼ぶ作品だ」と述べ、劇場版「名探偵コナン」の公開が、英国市場における日本コンテンツの広がりを後押しする好機になるとの期待を示した。

本作の公開に合わせ、日本発コンテンツを起点に、日本企業の海外展開やインバウンド促進につなげる取り組みのため、ジェトロは日本関連ショップと連携した映画プロモーションを支援するほか、JNTO(日本政府観光局)は舞台になった横浜市の観光協会と連携し、SNSを活用した情報発信を行う予定だ。

試写会終了後のレセプション会場の様子(ジェトロ撮影)

英国では、日本映画の上映が相次いでいる。4月には、日本の伝統芸能である歌舞伎の世界に生きる役者の半生を描いた映画「国宝」の公開も始まり、アニメ作品にとどまらず、幅広いジャンルの作品への関心の広がりがみられる。こうした作品は、欧州市場において日本の魅力を伝える有力な発信源となり、コンテンツを契機として日本への関心や接点を広げる効果が見込まれる。あわせて、日本文化や各地域の魅力を物語として伝える手法としても有効であり、日本製品のさらなる認知度向上やインバウンド需要への波及も期待される。

(荒川伶奈)

(英国、日本)

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英国で劇場版「名探偵コナン」がプレミア上映、日本映画の上映が相次ぐ

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出典: JETRO ビジネス短信
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/864c04b4f415bb3c.html

時系列

主な数値

劇場版「名探偵コナン」英国公開実績 3作
劇場版「名探偵コナン」英国公開連続年数 3年

この事例から確認すべきポイント

本発表は、英国市場における日本コンテンツ、特に映画の浸透と、それに伴う経済効果への期待を具体的に示しています。劇場版「名探偵コナン」の連続公開は、日本アニメの根強い人気を裏付けるものであり、配給会社のコメントからは、現地文化との親和性を戦略的に活用していることが読み取れます。さらに、アニメに留まらず「国宝」のような伝統芸能を題材とした作品が上映されている点は、日本文化全般への関心が広がりつつある現状を示唆するものです。ジェトロやJNTOが連携してプロモーションを支援する体制は、コンテンツを起点とした日本企業の海外展開やインバウンド促進を国策として推進する意図が明確であり、コンテンツ産業だけでなく、観光業や関連製品の輸出にも波及効果が期待されます。企業は、自社の製品やサービスが持つ文化的要素を海外展開のフックとして活用する可能性を検討すべきでしょう。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-15

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