米新車販売、第3四半期は前年同期比1.0%減、HEV需要拡大が市場縮小を緩和
最終確認日: 2026-10-08
この発表の要点
- 2026年第3四半期の米新車販売台数は前年同期比1.0%減の410万5,473台。
- HEVは前年同期比27.1%増の65万4,969台で、新車販売全体に占める割合は16.0%。一方、BEVは40.6%減、PHEVは33.5%減。
- 2026年の米販売台数予測はコックスオートモーティブにより1,580万台から1,610万台へ引き上げられた。
企業・自治体への影響
自動車メーカー・部品メーカーの事業企画、販売・マーケティング部門に関係します。HEVとBEV・PHEVの需要構成の変化が、製品計画や調達方針の検討材料になり得ます。北米事業を持つ企業では、経営企画部門での情報共有が想定されます。
対応すべきこと
- 公式出典(ジェトロ ビジネス短信)で、添付資料を含む詳細数値を確認する。
- HEV・BEV・PHEVの需要変化を、自社の製品計画・北米事業計画と照合する。
- 関係部門(経営企画・販売・調達)へ本件の内容を共有する。
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | 自動車・輸送機器 |
| 発表日 | 2026-10-07 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年10月07日
添付資料(200 KB)
米国自動車データ分析会社のモーターインテリジェンスの発表(10月2日)によると、米国の2026年第3四半期(7~9月)の新車販売台数は、前年同期比1.0%減の410万5,473台だった(添付資料図1参照)。季節調整済み年率換算販売台数(SAAR)は9月時点で1,606万台と、前年同月(1,660万台)から減少した。
需要環境をみると、車両価格やガソリン価格の上昇に加え、依然として金利水準が高いため購入負担の重い状況が続いている。米自動車評価・調査会社ケリーブルーブック(KBB)によると、8月の新車平均取引価格は前年同月比1.9%増の5万89ドルとなり、2026年に入って初めて5万ドルを上回った。また米エネルギー情報局(EIA)によると、9月28日時点の全米平均レギュラーガソリン価格は1ガロン当たり4.465ドルと、前年同期比で1.347ドル上昇した。
しかしこうした中でも、市場は底堅さを維持しているとの見方が複数の市場関係者から示されている。米自動車情報サイト、エドマンズのインサイト部門責任者であるジェシカ・コールドウェル氏は、「高金利、ガソリン価格の高騰、生活費の増大など、消費者が購入をためらう要因は数多くあるが、新車市場が失速しているわけではない」と述べ、借り入れコストの影響をそれほど受けない高所得層が現在の市場を牽引していると分析した(オートモーティブニュース10月5日)。また、米自動車調査会社のコックスオートモーティブは、底堅い需要を見越し、2026年の米販売台数の予測を年初の1,580万台から1,610万台に引き上げた。同社シニアエコノミスト、チャーリー・チェスブロー氏は「高インフレや歴史的な低水準にある消費者信頼感も、予想されたほどには購入意欲をそぐ結果にはなっていない」と述べた(コックスオートモーティブ9月24日)。
販売台数を部門別にみると、乗用車が前年同期比0.2%増の70万6,014台、小型トラックが1.2%減の339万9,459台となった(添付資料表1参照)。乗用車では小型車が1.9%増、一方小型トラックでは、ミニバン・フルサイズバン、ピックアップトラックは好調だったものの、スポーツ用多目的車(SUV)が3.6%減となった。
動力別では、ハイブリッド車(HEV)が前年同期比27.1%増の65万4,969台と大幅に増加した。新車販売全体に占める割合も3.5ポイント増加して、16.0%となった(添付資料表2参照)。HEVの需要はこれまでも拡大基調であったが、足元のガソリン価格上昇がその流れに拍車をかけたとロイターなど複数のメディアが報道している(添付資料図2参照)。市場の縮小もHEV需要の拡大で一部緩和されたかたちだ。一方、バッテリー式電気自動車(BEV)は40.6%減の25万9,446台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は33.5%減の5万1,028台となった。ガソリン車は0.7%増の313万9,941台だった。
主要メーカー別では、明暗が分かれた(添付資料表3参照)。GMは前年同期比5.4%減、フォードは6.6%減、ステランティスは0.2%減となった。フォードは3四半期連続での減少となる。一方、HEVに強みを持つアジア系メーカーが相対的に堅調で、トヨタは0.6%増、ホンダは9.3%増、現代は3.5%増、起亜は7.8%増とそれぞれ前年同期を上回った。
なお、日系メーカーが全HEV販売台数に占める割合は70.7%で、韓国系の21.1%と合わせると9割以上をアジア勢が占める。コックスオートモーティブは、消費者のHEVや乗用車へのシフトが続いていることを背景に、メーカー間の市場シェアの変化は年末まで続くとの見方を示している。
(大原典子)
(米国)
ビジネス短信 4adaaf9c7ade337b
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米新車販売、第3四半期は前年同期比1.0%減、HEV需要拡大が市場縮小を緩和
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/4adaaf9c7ade337b.html
時系列
- 2026-09-24 コックスオートモーティブが、2026年の米販売台数の予測を年初の1,580万台から1,610万台に引き上げたと発表(同社発表日)。
- 2026-09-28 米エネルギー情報局(EIA)によると、同日時点の全米平均レギュラーガソリン価格は1ガロン当たり4.465ドルだった。
- 2026-10-02 米国自動車データ分析会社のモーターインテリジェンスが、2026年第3四半期の新車販売台数を前年同期比1.0%減の410万5,473台と発表。
- 2026-10-05 オートモーティブニュースに、エドマンズのジェシカ・コールドウェル氏が新車市場は失速していないとのコメントを掲載(同紙発表日)。
- 2026-10-07 ジェトロがビジネス短信として本件を公表。
主な数値
| 第3四半期新車販売台数の前年同期比 | -1.0% |
|---|---|
| 第3四半期新車販売台数 | 4105473台 |
| 9月の季節調整済み年率換算販売台数(SAAR) | 16060000台 |
| 前年同月のSAAR | 16600000台 |
| 8月の新車平均取引価格の前年同月比 | 1.9% |
| 8月の新車平均取引価格 | 50089ドル |
| 全米平均レギュラーガソリン価格(9月28日時点) | 4.465ドル/ガロン |
| ガソリン価格の前年同期比上昇額 | 1.347ドル |
| 乗用車販売台数 | 706014台 |
| 乗用車の前年同期比 | 0.2% |
| 小型トラック販売台数 | 3399459台 |
| 小型トラックの前年同期比 | -1.2% |
| 小型車の前年同期比 | 1.9% |
| SUVの前年同期比 | -3.6% |
| HEV販売台数 | 654969台 |
| HEVの前年同期比 | 27.1% |
| 新車販売全体に占めるHEVの割合 | 16.0% |
| HEVの割合の増加幅 | 3.5ポイント |
| BEV販売台数 | 259446台 |
| BEVの前年同期比 | -40.6% |
| PHEV販売台数 | 51028台 |
| PHEVの前年同期比 | -33.5% |
| ガソリン車販売台数 | 3139941台 |
| ガソリン車の前年同期比 | 0.7% |
| GMの前年同期比 | -5.4% |
| フォードの前年同期比 | -6.6% |
| フォードの減少継続期間 | 3四半期連続 |
| ステランティスの前年同期比 | -0.2% |
| トヨタの前年同期比 | 0.6% |
| ホンダの前年同期比 | 9.3% |
| 現代の前年同期比 | 3.5% |
| 起亜の前年同期比 | 7.8% |
| 日系メーカーの全HEV販売台数に占める割合 | 70.7% |
| 韓国系メーカーの全HEV販売台数に占める割合 | 21.1% |
| 2026年の米販売台数予測(年初) | 15800000台 |
| 2026年の米販売台数予測(改定後) | 16100000台 |
この事例から確認すべきポイント
本件は米国の2026年第3四半期の新車販売動向を、ジェトロが公表した情報をもとに整理したものです。総販売台数は前年同期比で減少したものの、HEVは大幅増となり、ガソリン価格上昇が動力別の需要構成に影響したと報じられています。一方、BEVとPHEVは大幅減でした。広報・実務上は、数値の変化だけでなく、どの動力や車種区分で需要が動いているかを把握することが重要です。本文に記載されている数値は、元データの出典と照合したうえで社内資料に用いることが望まれます。なお、本文は添付資料(図1、表1~3、図2)を参照する構成ですが、取得した本文からは添付資料の内容を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-07 / 最終確認: 2026-10-08
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-08
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