世界のベンチャー投資、クリエーティブ産業向けは0.4%、ASEANビジネス対話で資金不足やIP活用を議論
最終確認日: 2026-10-03
この発表の要点
- 世界のベンチャー投資のうちクリエーティブ産業向けは0.4%にとどまる。
- ASEANのクリエーティブ産業では知的財産(IP)価値の域内での取り込みや資金アクセスが課題となっている。
- ワンソース・マルチユースモデルを活用したIPの投資対象化やブランド連携が議論された。
企業・自治体への影響
メディア、エンターテインメント、スタートアップ投資に関わる企業や経営企画・広報部門において、グローバルなクリエーティブ産業の資金動向やIP戦略を検討する際の参考データとなる。
対応すべきこと
- 公式出典でクリエーティブ産業およびベンチャー投資に関する詳細データを確認する
- 自社のIP活用や資金調達戦略に本記事の動向を共有する
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア・メディア・広告 |
| 発表日 | 2026-10-02 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年10月02日
ASEANビジネス諮問評議会(ASEAN-BAC)フィリピンとフィリピン貿易産業省(DTI)が9月17日にマニラ首都圏で共催したASEAN創造的(クリエーティブ)経済ビジネス対話(対話前半の概要は2026年10月2日記事参照)では、「価値の獲得:創造性の競争力への転換(Capturing Value: Transforming Creativity into Competitiveness)」と題したパネルディスカッションが行われた。ASEAN議長国フィリピンの企業を中心とする登壇者は、ASEANのクリエーティブ産業が生み出す経済的価値の規模に対し、知的財産(IP)価値を域内で十分に取り込めていない現状を指摘し、対応策として、(1)資金へのアクセス拡大、(2)ブランドとクリエーターの戦略的連携、(3)投資対象化・収益化などについて議論した。
世界最大級のスタートアップアクセラレーターのPlug and Play共同創業者のジョジョ・フローレス氏は、世界のベンチャー投資のうちクリエーティブ産業向けは0.4%にとどまるとの調査結果を紹介し、資金へのアクセスが限られていることはフィリピンに固有の課題ではなく世界共通のものと指摘した。同社は世界で年2万社のスタートアップを審査し、うち250社程度に投資するが、フィリピン発のスタートアップは年30~40社にとどまるとした。
フィリピン最大級の通信会社グローブ・テレコムのマスターブランド責任者、カルロ・ヒメネス氏は、クリエーティブ人材の不足は問題なのではなく、ブランドの価値観とクリエーターの目的意識を結び付ける戦略性の欠如が課題だと述べた。同社が韓国式の育成方式を取り入れて誕生したフィリピンの人気Pポップグループ「SB19」との提携を例に、ブランドとIPの一貫した連携によるブランド価値創出を説明した。
タレントエージェンシーBlack Star Entertainmentの社長でASEAN韓国音楽協会メンバーのジョン・ピント氏は、韓国由来の「ワンソース・マルチユース(注)」モデルを紹介し、楽曲・アーティスト・プラットフォームをスケーラブルなIPとして投資対象化する手法や、ブランドとの「ソニックブランディング」の商機に言及した。
パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)
(注)ワンソース・マルチユース(OSMU)は1つのIP(コンテンツ)を映画・ドラマ・音楽・グッズなどの複数媒体・形態に展開し、収益源を多角化する韓国発の戦略。
(大滝泰史)
(ASEAN、マレーシア、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、東ティモール)
ビジネス短信 bb3619b5a7eacb7e
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世界のベンチャー投資、クリエーティブ産業向けは0.4%、ASEANビジネス対話で資金不足やIP活用を議論
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/bb3619b5a7eacb7e.html
時系列
- 2026-09-17 ASEANビジネス諮問評議会(ASEAN-BAC)フィリピンとフィリピン貿易産業省(DTI)がマニラ首都圏でASEAN創造的経済ビジネス対話を共催
- 2026-10-02 ジェトロがビジネス短信として本対話のパネルディスカッション概要を発表
主な数値
| クリエーティブ産業向けベンチャー投資割合 | 0.4% |
|---|---|
| 年間スタートアップ審査数(Plug and Play社) | 20000社 |
| 年間投資数(Plug and Play社) | 250社 |
| 年間フィリピン発スタートアップ数(Plug and Play社) | 30~40社 |
この事例から確認すべきポイント
本記事は、ASEAN地域におけるクリエーティブ産業の経済的価値と、知的財産(IP)の収益化やベンチャー投資の実態に関する議論を伝えている。世界のベンチャー投資における同産業の割合がわずか0.4%である点や、IPを活用した「ワンソース・マルチユース」モデルの展開など、メディアやエンターテインメント、スタートアップ投資に関わる実務者がグローバル市場の動向を把握する上で参考となる情報が含まれている。現時点で取得できた本文からは、具体的な政策文書や個別企業の投資プログラムの詳細は確認できなかったため、詳細は公式出典をご確認いただきたい。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-02 / 最終確認: 2026-10-03
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-03
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