外資系企業に関する政治局決議10号の行動計画を公布
最終確認日: 2026-10-02
この発表の要点
- ベトナム政府が政治局決議10号の行動計画を定める政府決議280号を公布した。
- 外国投資家の市場アクセス拡大や特別優遇措置、行政手続きのデジタル化(国家投資ワンストップポータルの整備など)が検討される。
- 事業全期間を通じた管理・監督や公安省による安全保障上のリスク評価規定の整備が強化される。
企業・自治体への影響
ベトナムに進出している、または進出を計画している製造業・IT・金融等の企業や、経営企画・法務・総務部門において、市場アクセスの変化やサプライチェーン関連の調達計画公表、および厳格化する事業監視・安全保障規定への対応が求められる。
対応すべきこと
- 公式出典および今後の関連法令・施行文書で対象業種や詳細を確認する
- 自社の投資案件やサプライチェーン計画が規制見直しや連携強化策にどのように影響するか関係部門で共有する
- 国家投資ワンストップポータルの運用開始を見据えた行政手続きのデジタル化対応を準備する
- 移転価格や原産地規則、安全保障に関する管理・監督体制を点検する
対象部門: 経営者 総務 法務 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ベトナム政府 |
|---|---|
| 業界 | その他 |
| 発表日 | 2026-10-01 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年10月01日
ベトナム政府は9月22日、外国投資資本経済の発展に関する政治局決議10号(10-NQ/TW、以下決議10号)を実施するための行動計画を定めた政府決議280号(280/NQ-CP)を公布した。決議10号は、質の高い外資系企業の誘致や国内企業との連携強化など、2030年および2045年までの国家開発目標の達成に向けた外国投資政策の方針を示している(2026年6月19日記事参照)。今回の政府行動計画では、決議10号の実施に向け、各省庁・地方政府の具体的な実施事項や時期を定めた。
外国投資家の市場アクセスについては、市場アクセス制限業種リストを見直し、投資誘致を優先する一部の業種・分野について、外国投資家の出資比率の上限を緩和する方向で検討するよう、財政省に求めている。また、関係省庁・地方政府に対し、外国投資家の市場アクセス拡大に向けて関連規定を改正するとともに、投資・事業活動に関する規制の重複や不整合、不要な要件を見直すよう求めている。
投資優遇・支援については、財政省が、先進技術や研究開発(R&D)、人材育成、国内サプライヤーの育成、グリーン・デジタル転換などへの貢献を踏まえた制度を検討する。また、戦略的な外国投資案件について、技術移転やR&D、国内付加価値の創出などの取り組みと連動した特別な優遇・支援措置や、柔軟な投資手続きの導入も検討する。
国内企業との連携強化に向けて、財政省は、外資系企業に対し、調達ニーズや現地調達計画などの公表を促す方策を検討する。商工省は、国内企業による外資系企業のサプライチェーンへの参入や、外資系企業からの技術移転を支援するとともに、2026~2027年に参入が見込まれる業種・分野を整理する。
行政手続きの効率化に向け、財政省は、土地、税、企業、税関、労働、環境などのデータを省庁・地方政府間で連携する「国家投資ワンストップポータル」を整備・運用する。2026年から運用を開始し、その後、段階的に機能を拡充する計画だ。また、各省庁・地方政府に対して、デジタル技術の活用し、行政手続きの処理時間や法令順守コストなどを最大限削減するよう求めている。
一方、外国投資案件については、投資方針の承認から事業終了までの全期間を通じて管理・監督を行う。許可後の事業評価や投資時に表明した履行状況に対する監視に加え、移転価格、脱税、原産地規則の回避などへの監督も強化する。また、公安省に対して、外国投資家による出資、株式取得、M&A、投資協力に伴う安全保障、データセキュリティー、重要インフラ上のリスクを評価・管理するための規定の整備を求めている。
なお、政府決議280/NQ-CPでは、外国投資家の出資比率を緩和する具体的な業種や緩和の程度は示されていない。市場アクセス制限業種リストの見直しや新たな投資優遇など、制度の詳細については、今後整備される関連法令や施行文書を確認する必要がある。
(古賀健司)
(ベトナム)
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外資系企業に関する政治局決議10号の行動計画を公布
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/f0e7aa67fa409e8a.html
時系列
- 2026-06-19 外国投資政策の方針を示す決議10号に関する記事参照
- 2026-09-22 ベトナム政府が政府決議280号(280/NQ-CP)を公布
- 2026-10-01 ジェトロビジネス短信にて行動計画公布に関する情報を発表
主な数値
| 国家開発目標の対象年 | 2030年および2045年年 |
|---|---|
| 商工省が参入が見込まれる業種・分野を整理する期間 | 2026〜2027年年 |
| 国家投資ワンストップポータルの運用開始予定年 | 2026年年 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ベトナムにおける外国投資政策の方向性を示す重要なお知らせである。市場アクセスの拡大や特別な優遇措置、行政手続きのデジタル化が進められる一方で、投資方針の承認から事業終了までの全期間を通じた管理・監督や安全保障上のリスク評価も強化される。ベトナムに進出している、または進出を検討している企業においては、今後の関連法令や施行文書の動向を注視し、調達計画やコンプライアンス体制の見直しを行う必要がある。現時点で取得できた本文からは制度の詳細な条件や数値が確認できないため、公式出典や今後の詳細発表を継続して確認することが実務上極めて重要となる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-01 / 最終確認: 2026-10-02
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-02
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