令和8年度 第2回BCP実践促進助成金(R82BCP)
この発表の要点
- 中小企業者および小規模企業者を対象に、BCP実践物品の購入や基幹システムのクラウド化費用の一部を助成。
- 中小企業者は助成率2分の1以内、小規模企業者は助成率3分の2以内(上限500万円、クラウド化は上限150万円、下限10万円)。
- 応募には指定されたBCP(策定支援事業の受講や事業継続力強化計画の認定等)の提出および都内での1年以上の事業実態が必要。
企業・自治体への影響
都内の中小企業・小規模企業において、自然災害や感染症に備えたBCP実践物品の導入や基幹システムのクラウド化費用を軽減できる。経営企画部門や総務部門において財務・防災計画の強化につながる。
対応すべきこと
- 公式出典および募集情報にて自社が応募資格や対象地域・期間に合致するか確認する
- 指定されたBCP(事業継続力強化計画の認定等)を保有しているか、または策定実績を確認する
- 基幹システムのクラウド化やBCP実践物品の導入計画を精査し、必要な経費を見積もる
- 期限内に申請を行えるよう、社内の総務・経理部門で体制を整える
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:公募締切まで
基本データ
| 企業・団体 | 公益財団法人東京都中小企業振興公社 |
|---|---|
| 分類 | 補助金・支援制度 |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
自然災害等の不足の事態に備え、都内中小企業が策定したBCPに基づく危機管理対策を促進する助成金
■目的・概要
BCPとは、自然災害・感染症など不測の事態に備えて、企業にとって中核となる事業の継続のために不測の事態に行うべき行動や事業継続の方法・手段を取り決めておく事業計画をいいます。
BCPは単に作成しただけでは実効性がなく、実効性を確保するためにはその実践に必要な物品を設置・備蓄しておくことが必要です。非常食などは備蓄しておくべき基本的な物品となりますが、平常時の事業活動には必須のものではありません。
BCP対策用品のうち、このような企業の経済活動に必須とはいえない基本的な物品等の設置・備蓄を支援することによってBCPの実効性を高めるため、その購入経費の一部を助成する助成金が「BCP実践促進助成金」です。
また令和3年度から、BCPの実践物品のみならず、不測の事態で基幹システムが損傷を受けた場合、企業活動が困難になることから、地震・水害等不測の事態による損傷を受けづらくするために基幹システムをクラウド化する場合も、BCPの補完という趣旨で実施する場合には助成の対象としています。
●助成対象期間 令和8年12月1日から令和9年3月31日(4か月以内)
●助成率/助成限度額/下限額
・中小企業者
助成率2分の1以内/助成限度額500万円(クラウド化を含む。クラウド化の助成額の上限は150万円)/下限額10万円
・小規模企業者
助成率3分の2以内/助成限度額500万円(クラウド化を含む。クラウド化の助成額の上限は150万円)/下限額10万円
■応募資格
①下記ア~ウのいずれかのBCPを提出できること。(ア~ウの一つで可)
ア 平成29年度以降に公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下:公社)総合支援課が実施する「BCP策定支援事業(BCP策定講座・BCP策定コンサルティング)」による支援を受け、受講内容を踏まえて作成したBCP
イ 中小企業強靱化法に基づく「事業継続力強化計画」の認定を受け、その内容に基づいて作成したBCP
ウ 平成28年度以前の東京都又は公社が実施したBCP策定支援事業等の活用により作成したBCP
②東京都内に登記簿上の本店又は支店があり、都内で実質的に1年以上事業を行っている中小企業者等(※都外設置の場合は都内に本店があること)
■地理条件
申請日現在で、都内に登記簿上の本店または支店があること。ただし、助成対象設備を都外に設置する場合は、都内に本店があること。
■備考
個人事業主においては、申請日現在で、都内に開業届出があること。また申請日現在で、法人・個人ともに都内事業所において1年以上事業を行っていること。
※単に登記や建物があることだけではなく、客観的にみて都内に根付く形で事業活動が実質的に行われていることが必要です。
申請書、ホームページ、名刺、看板や表札、電話等連絡時の状況、事業実態や従業員の雇用状況から総合的に判断します。
■問合せ先
(公財)東京都中小企業振興公社 企画管理部 設備支援課
TEL 03-3251-7889
■参照URL
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/bcp.html
【募集情報】
対象地域: 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 山梨県
対象従業員数: 従業員数の制約なし
補助上限額: 5,000,000円
募集期間: 2026-09-09 〜 2026-09-15
出典: Jグランツ(デジタル庁・https://www.jgrants-portal.go.jp/)
時系列
- 2026-09-09 募集開始(Jグランツ記載に基づく)
- 2026-09-15 募集締切(Jグランツ記載に基づく)
主な数値
| 助成対象期間 | 令和8年12月1日から令和9年3月31日4か月以内 |
|---|---|
| 中小企業者 助成率 | 2分の1以内 |
| 中小企業者 助成限度額 | 5,000,000円 |
| クラウド化助成額上限 | 1,500,000円 |
| 中小企業者 下限額 | 100,000円 |
| 小規模企業者 助成率 | 3分の2以内 |
| 小規模企業者 助成限度額 | 5,000,000円 |
| 小規模企業者 下限額 | 100,000円 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、都内中小企業等を対象とした「BCP実践促進助成金」の公募情報である。単なるBCPの策定にとどまらず、実践に必要な物品の備蓄や基幹システムのクラウド化費用を対象に含めている点が特徴である。実務担当者としては、自社が要件を満たすBCPを保有しているか、また応募資格(都内での事業実態や指定されたBCP策定支援等の受講・認定実績)に合致するかを早急に確認する必要がある。特に申請期間が限られるため、スケジュール管理と社内調整が極めて重要となる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-09
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