サンパウロで海外スタートアップ向けビジネス交流会が開催、日本企業4社が参加
この発表の要点
- ジェトロなどが共催し、サンパウロで海外スタートアップ向けプログラム「ScaleUp in Brazil」のビジネス交流会を開催(約90人参加)。
- 2026年は日本4社を含む18社が採択され、現地プログラムやピッチ、日系企業21社とのビジネスマッチングを実施。
- 過去の日本からの参加企業は累計14社となり、約半数がブラジルでの活動開始に至っている。
企業・自治体への影響
海外展開やオープンイノベーションを検討する企業・部門において、公的支援プログラムを活用した中南米市場参入の動向や現地日系企業との連携可能性を把握する参考情報となる。
対応すべきこと
- ジェトロ等の公式出典や添付資料を確認し、支援プログラムの概要や対象企業を把握する。
- 海外事業展開やスタートアップ協業を担当する部門へ本動向を共有する。
対象部門: 経営者 総務 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | 製造・食品・IT等 |
| 発表日 | 2026-08-27 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月27日
添付資料(259 KB)
ジェトロは8月18日、ブラジル貿易投資促進庁(ApexBrasil)およびブラジル・プライベートエクイティー・ベンチャーキャピタル協会(ABVCAP)と共催で、海外スタートアップ向けプログラム「ScaleUp inBrazil」(注1)のビジネス交流会をサンパウロ市内のジャパンハウスで開催した。約90人が参加した。
2026年は、日本、イスラエルおよびフィンランドのスタートアップ18社が同プログラムに採択された(注2)。このうち8月18日に開催されたビジネス交流会では、日本企業4社を含む11社がピッチを実施した(注3)。プログラム参加企業と現地企業とのビジネスマッチングを目的として、ブラジル日本商工会議所の会員企業なども招待され、在ブラジルの日系企業21社が参加した。
交流会の冒頭あいさつで、ApexBrasilのフェリペ・ベリーロ投資アナリストは、採択されたスタートアップ各社は4~8月にかけて、ブラジルでの法人設立や納税者番号の取得、銀行口座開設などに関するオンライン研修を受講した後、8月10~21日までサンパウロ州およびリオ・グランデ・ド・スル州を訪問し、イノベーションハブの視察や企業との面談などを行うと説明した。
在サンパウロ日本総領事館の鈴木誉里子総領事は、ブラジルは中南米最大の経済国であり、農業、エネルギー、デジタル化などの分野で成長を続けていることから、スタートアップ企業にとって新たなビジネス機会が広がっているとの認識を示した。
また、ジェトロ・サンパウロ事務所の井上徹哉所長は、「日本の参加は今年で4年目となる。今回を含め、これまでに14社の日本のスタートアップが同プログラムに参加した。ApexBrasilによるメンタリングやビジネスマッチング、視察機会や情報提供などにより、過去の参加企業の約半数がブラジルで何らかの活動を開始することができた」と述べた。
交流会に参加した日本の食品企業は複数のスタートアップと後日個別面談を設定し、今後の協業の可能性について話し合うつもりだと述べた。
会場の様子(ジェトロ撮影)
(注1)「ScaleUp in Brazil」は2019年に、ApexBrasil、ABVCAPおよびイスラエルの貿易投資促進機関であるイスラエル貿易振興庁(イスラエルトレード)が立ち上げたプログラム。ApexBrasilをはじめとするブラジルの政府機関が、海外スタートアップによるブラジル市場への円滑な参入や事業展開を支援する。現在はブラジルおよびイスラエルに加え、フィンランド(ビジネスフィンランド)と日本(ジェトロ)の貿易投資促進機関も運営に参画している。日本は2022年、フィンランドは2025年に加わった。2022年から2025年まではシンガポール企業庁(Enterprise Singapore)も参加していた(2023年11月7日記事、2025年5月22日記事参照)。
(注2)最終選考を通過した18社の内訳は、日本企業4社、イスラエル企業7社、フィンランド企業7社。このうち、ブラジルで実施される現地プログラムに参加したのは13社。
(注3)ピッチを実施した11社については添付資料表を参照。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、イスラエル、フィンランド、日本)
ビジネス短信 1dc7f9b91f63b5e1
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
サンパウロで海外スタートアップ向けビジネス交流会が開催、日本企業4社が参加
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/1dc7f9b91f63b5e1.html
時系列
- 2026-08-18 ブラジル・サンパウロのジャパンハウスにて「ScaleUp in Brazil」のビジネス交流会を開催し、日本企業4社を含む11社がピッチを実施。
- 2026-08-10 プログラム参加企業によるサンパウロ州およびリオ・グランデ・ド・スル州の訪問を開始(期間は8月10~21日まで)。
主な数値
| 添付資料サイズ | 259KB |
|---|---|
| 交流会参加者数 | 約90人 |
| プログラム採択スタートアップ総数 | 18社 |
| 日本企業採択数 | 4社 |
| ピッチ実施企業数 | 11社 |
| 参加日系企業数 | 21社 |
| 現地プログラム参加企業数 | 13社 |
| イスラエル企業採択数 | 7社 |
| フィンランド企業採択数 | 7社 |
| これまでの日本参加企業の累計数 | 14社 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ジェトロが共催する海外スタートアップ向け支援プログラム「ScaleUp in Brazil」のサンパウロでのビジネス交流会開催に関するものです。日本企業4社を含むスタートアップ18社の採択や、現地日系企業21社とのマッチング実施など、中南米市場進出に向けた具体的な動きが報告されています。広報・実務の観点からは、海外展開やイノベーション創出を目指す企業において、公的機関が提供する支援プログラムや現地ネットワーク(商工会議所等)を活用した海外展開スキームの動向として把握し、自社の海外事業戦略やオープンイノベーション推進の参考とすることが求められます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-27
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