ダクラク省で風力発電施設の竣工式が開催
この発表の要点
- ダクラク省で総設備容量200MW、総投資額7兆8,500億ドンの風力発電複合施設の竣工式が開催された。
- 電源開発の拡大に対して送電網整備が追い付いておらず、国家送電公社による変電所等の建設が2026年第4四半期着工、2027年中運転開始を目指して予定されている。
- 行政手続きの遅れや具体的指針の不足に対応するため、同省は商工省などと連携し送電網整備と手続き改善を進める方針。
企業・自治体への影響
エネルギー関連事業やベトナムでの現地投資・インフラ開発を行う企業・部門において、送電網の整備状況や行政手続きの遅延リスクを勘案した事業計画の策定が求められる。現時点で取得できた本文からは、詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
対応すべきこと
- 公式出典で対象地域の送電網整備計画やインフラ関連の最新情報を確認する。
- ベトナムにおける再生可能エネルギー関連の投資案件について、行政手続きや許認可の遅延リスクを関係部門へ共有する。
対象部門: 経営者 総務 法務
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ダクラク省人民委員会 |
|---|---|
| 業界 | エネルギー |
| 発表日 | 2026-08-25 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月25日
ベトナム中南部のダクラク省人民委員会は8月13日、風力発電複合施設の竣工(しゅんこう)式を開催した(8月13日付「ベトナム国営放送VOV」)。同施設は2021年3月に着工し、2024年初頭に完成していたものの、土地賃貸手続き、送電網の安全性、風力タービン支柱の設置位置などを巡る課題から、商業運転の開始が遅れていた。施設はクロンブク1および2、クーネ1および2の計4カ所の発電所で構成される。総設備容量は200メガワット(MW)で、年間約6億4,000万キロワット時(kWh)を国の電力系統に供給する。総投資額は7兆8,500億ドン(約479億円、1ドン=約0.0061円)、同省最大の外国直接投資による風力発電案件となる。
再エネ投資拡大の一方、送電網整備が課題に
ダクラク省は農業を主力産業とし、特にコーヒーやコショウなどの生産が盛んだ。2025年7月の省の合併で東部沿岸地域の港湾や工業団地、観光資源を有することとなり、風力や太陽光など再生可能エネルギーの開発拠点としての潜在力も高まっている。加工業や物流インフラの不足が課題となる中、再生可能エネルギー開発を通じた産業高度化やインフラ整備の進展も期待される(2026年3月19日付地域・分析レポート参照)。
同省では、ベトナム政府による「第8次国家電力開発基本計画」の改定版(2025年5月7日記事参照)に基づき、2025年からの10年間で125件の電源開発案件が計画され、その総設備容量は1万4,000MWを超える。6月24日にも、総投資額2兆ドン超、総設備容量50MWの風力発電所の起工式が行われており、今回の200MW案件とあわせ、再生可能エネルギーへの投資拡大が期待される。
一方、電源開発の拡大に送電網整備が追い付いていないことが課題だ。このため、同省では、国家送電公社が事業主体となる変電所と接続送電線の建設が予定され、2026年第4四半期の着工、2027年中の運転開始を目指す。行政手続きの遅れや具体的な指針の不足が投資家選定や案件実施に影響していることから、同省は商工省などと連携し、送電網整備と手続き改善を進める方針だ。
(小林真龍)
(ベトナム)
ビジネス短信 43fa7f7499de7b34
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ダクラク省で風力発電施設の竣工式が開催
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/43fa7f7499de7b34.html
時系列
- 2021-03-01 風力発電複合施設が着工
- 2024-01-01 風力発電複合施設が完成
- 2025-05-07 ベトナム政府による「第8次国家電力開発基本計画」の改定版に関する記事公開
- 2025-07-01 ダクラク省の合併により東部沿岸地域の港湾や工業団地等を有することとなる
- 2026-03-19 地域・分析レポート公開
- 2026-08-13 ダクラク省人民委員会が風力発電複合施設の竣工式を開催
- 2026-10-01 変電所と接続送電線の着工予定(2026年第4四半期)
- 2027-01-01 変電所と接続送電線の運転開始を目指す(2027年中)
主な数値
| 総設備容量 | 200メガワット(MW) |
|---|---|
| 年間供給電力量 | 約6億4,000万キロワット時(kWh) |
| 総投資額 | 7兆8,500億ドン(約479億円) |
| 計画電源開発案件数 | 125件 |
| 計画電源開発総設備容量 | 1万4,000MW超 |
| 追加風力発電所投資額 | 2兆ドン超 |
| 追加風力発電所設備容量 | 50MW |
この事例から確認すべきポイント
本事例は、ベトナムにおける大規模な再生可能エネルギー開発の進展と同時に、急拡大する電源開発に対して送電網整備や行政手続きが追いついていない実態を示している。海外進出や現地でのインフラ投資を行う企業にとって、発電施設の完成だけでなく、送電インフラの稼働状況や土地賃貸手続き・具体的指針の有無といった制度面のリスクを事前に把握・管理することが極めて重要である。現時点で取得できた本文からは、詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-25
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