経済・産業トレンド

上半期の小売り・サービス売上高、前年同期比12.9%増

ベトナム統計局は、2026年上半期(1~6月)の小売り・サービス売上高が前年同期比12.9%増の3,889兆5,000億ドンだったと発表しました。小売りが全体の75.6%を占め、宿泊・飲食サービス、観光サービスも増加。ホーチミン市やハノイ市など主要都市でも売上高が伸長しました。また、労働者の平均月収も増加し、モダントレードの拡大が進む中で、外資系小売企業の新規出店が加速している状況が報告されています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

ベトナム市場への進出を検討している小売・サービス業の企業は、市場の成長性や消費動向、モダントレードの拡大状況を把握し、出店戦略や事業展開を検討する際の参考となります。特に、宝飾品・貴金属、ガソリン・石油製品、木材・建設資材、衣料品といった伸び率の高い分野は注目に値します。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報 経理

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ベトナム統計局
業界 小売・サービス業
発表日 2026-08-13
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年08月13日

添付資料(139 KB)

ベトナム統計局は7月3日、2026年上半期(1~6月)の小売り・サービス売上高(推計値)が前年同期比12.9%増の3,889兆5,000億ドン(約24兆1,149億円、1ドン=約0.0062円)だったと発表した。内訳は、小売りが12.5%増の2,942兆ドンで全体の75.6%を占めた。次いで、宿泊・飲食サービスが15.6%増の493兆ドン、観光サービスが15.0%増の50兆ドン、その他サービスが12.5%増の405兆ドンだった(添付資料表1参照)。

省・市別にみると、南部の商都ホーチミン市が13.2%増の968兆ドン、北部の首都ハノイ市が13.3%増の517兆ドン、中部のダナン市が20.5%増の145兆ドンだった(添付資料表2参照)。現地報道によると、小売りでは宝飾品・貴金属(前年同期比31.3%増)が最も大きく伸びた。次いで、ガソリン・石油製品(15.3%増)、木材・建設資材(13.2%増)、衣料品(12.5%増)だった。

統計局によると、2026年上半期の労働者の平均月収(推計値)は900万ドンで、前年同期から71万7,000ドン増加した。内訳は、男性1,010万ドン、女性780万ドン、都市部1,060万ドン、農村部は790万ドンだった。

モダントレードの拡大が進む
ベトナムでは伝統的市場が依然として広く利用される一方、モダントレードの拡大も進んでいる。ベトナム統計局が発表した2025年統計年鑑によると、2025年12月末時点(推計)のスーパーマーケットは1,099店舗、ショッピングセンターは281カ所となった。ショッピングセンター数は2020年の250カ所から12.4%増加しており、モダントレードの出店が着実に進んでいることがうかがえる。

こうした中、外資系小売企業も出店を加速させている。タイのセントラル・リテール・ベトナム、韓国のロッテマート、日系のイオンモールなどが相次いで新規出店を進めている。セントラル・リテール・ベトナムは2026年1月に「GO!クチ」、7月に「GO!フンイエン」を、ロッテマートは7月に「ロッテマート・タイニン」を、イオンモールは7月にダナン市初の「イオンモール・ダナン・タインケー」を開業した。

(ティエン・グエン)

(ベトナム)

ビジネス短信 ceb64611a2777c2c

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上半期の小売り・サービス売上高、前年同期比12.9%増

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/ceb64611a2777c2c.html

時系列

主な数値

2026年上半期の小売り・サービス売上高 3889.5兆ドン
2026年上半期の小売り・サービス売上高(日本円換算) 24.1149兆円
2026年上半期の小売り・サービス売上高の前年同期比増加率 12.9%増
2026年上半期の小売り売上高 2942兆ドン
2026年上半期の小売り売上高の全体に占める割合 75.6%
2026年上半期の宿泊・飲食サービス売上高 493兆ドン
2026年上半期の観光サービス売上高 50兆ドン
2026年上半期のその他サービス売上高 405兆ドン
2026年上半期のホーチミン市売上高 968兆ドン
2026年上半期のハノイ市売上高 517兆ドン
2026年上半期のダナン市売上高 145兆ドン
2026年上半期の宝飾品・貴金属の伸び率 31.3%増
2026年上半期のガソリン・石油製品の伸び率 15.3%増
2026年上半期の木材・建設資材の伸び率 13.2%増
2026年上半期の衣料品の伸び率 12.5%増
2026年上半期の労働者の平均月収 900万ドン
2026年上半期の労働者の平均月収の前年同期からの増加額 71.7万ドン
2026年上半期の男性労働者の平均月収 1010万ドン
2026年上半期の女性労働者の平均月収 780万ドン
2026年上半期の都市部労働者の平均月収 1060万ドン
2026年上半期の農村部労働者の平均月収 790万ドン
2025年12月末時点のスーパーマーケット数 1099店舗
2025年12月末時点のショッピングセンター数 281カ所
2020年から2025年12月末までのショッピングセンター増加率 12.4%

この事例から確認すべきポイント

ベトナムの2026年上半期における小売り・サービス売上高の顕著な成長は、同国の経済活動の活発化を示唆しています。特に小売り部門が全体の大部分を占め、宝飾品・貴金属などの特定品目が大きく伸びている点は、消費者の購買意欲の高さや所得水準の向上が背景にあると推測されます。労働者の平均月収増加も消費を後押しする要因となっているでしょう。また、伝統的市場が根強い中でモダントレードの拡大が着実に進み、外資系小売企業の積極的な出店が続いていることは、市場の近代化と競争激化を意味します。これは、進出を検討する企業や既存の小売企業にとって、市場戦略の見直しや新たなビジネスチャンスの創出につながる可能性があります。現時点で取得できた本文からは、添付資料の詳細を確認できませんでしたが、全体像を把握するためには公式出典で添付資料の確認も重要となります。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-08-13

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