ムンバイでIICTが日本の漫画家を講師に迎えマスタークラス開催、ワコム・インディアが協力
この発表の要点
- IICTが日本の漫画家を講師に迎え、ワコム・インディア協力のもとマンガのマスタークラスをムンバイで開催。
- 日本のマンガ表現や制作基礎を解説し、日インドのクリエーティブ分野での協力強化と人材育成を目的とする。
- 今後、共同ワークショップや専門家講義、産業界連携教育プログラム、短期講座、メンターシップを継続的に展開する方針。
企業・自治体への影響
クリエイティブ産業、特にマンガ・アニメ関連企業や教育機関にとって、インド市場での人材育成や文化交流の機会創出の参考となります。デジタルクリエイティブツールを提供する企業は、新興市場でのブランド確立と将来の顧客層育成のヒントを得られるでしょう。
対応すべきこと
- 国際的な文化交流や人材育成に関心のある企業は、同様の連携事例を調査する。
- インド市場への展開を検討しているクリエイティブ関連企業は、現地の教育機関やパートナー候補をリサーチする。
- 企業のCSR活動やグローバル広報戦略の企画担当者は、本事例を参考に自社の取り組みを検討する。
対象部門: 経営者 広報 人事
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | インディアン・インスティチュート・オブ・クリエーティブ・テクノロジーズ(IICT)、ワコム・インディア |
|---|---|
| 業界 | クリエイティブ産業 / 教育 / IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-08-07 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月07日
インディアン・インスティチュート・オブ・クリエーティブ・テクノロジーズ(IICT)は6月22日、ムンバイ市内の同校キャンパスで、日本の漫画家アキコ氏を講師に迎えたマンガのマスタークラス(注)を開催した。本イベントは、インドでペンタブレットや液晶ペンタブレットなどのデジタルクリエーティブツールを販売する日系企業ワコム・インディアとの協力枠組みに基づく取り組みの一環として実施された。同社はマンガやアニメをはじめとするクリエーティブ分野での日インド協力の強化や、インドのクリエーティブ人材育成の支援に取り組んでいる。
マスタークラスでは、日本のマンガの表現方法や制作の基礎をテーマに、物語構成やコマ割り、演出方法などが解説された。アキコ氏は、日本のマンガにみられる右開きの読み進め方や感情表現を重視した描写、場面展開のテンポなどについて、具体例を交えながら説明した。また、ストーリーの企画からキャラクター設定、コマ割りの作成に至るまでの制作プロセスも紹介され、参加者は実践的な知識を学んだ。参加した学生からは、日本のプロのマンガ家から直接指導を受けたことで、ストーリー構成や作画技術への理解が深まったとの声が聞かれた。
キャンパス内ではIICT、ワコム・インディア、ジェトロなどの関係者による意見交換も行われた。日本の大学や教育機関との連携の可能性や、クリエーティブ産業を支える専門人材の育成について議論された。ワコム・インディアは、インドにおけるクリエーティブエコノミーの成長に期待を示すとともに、教育支援やツール提供を通じた人材育成への取り組みを継続する方針を説明した。
IICTとワコム・インディアは今後、共同ワークショップや専門家による講義、産業界と連携した教育プログラムの展開を進めるほか、今回のような日本人クリエーターによる短期講座やメンターシップの提供を継続していく方針だ。
マスタークラスの様子(ジェトロ撮影)
(注)特に芸術分野の専門家が学生を対象に行う講義。
(ジェニカ・カルラ、川崎宏希)
(インド)
ビジネス短信 e4acbee8680ff050
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
ムンバイでIICTが日本の漫画家を講師に迎えマスタークラス開催、ワコム・インディアが協力
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/e4acbee8680ff050.html
時系列
- 2026-06-22 インディアン・インスティチュート・オブ・クリエーティブ・テクノロジーズ(IICT)が、日本の漫画家アキコ氏を講師に迎えたマンガのマスタークラスをムンバイ市内の同校キャンパスで開催。
- 2026-08-07 本イベントに関する記事が発表される。
この事例から確認すべきポイント
本事例は、国際的な文化交流と人材育成を目的とした企業と教育機関の連携を示すものです。デジタルクリエーティブツールを提供するワコム・インディアが、インドの教育機関IICTと協力し、日本のマンガ文化を通じて現地のクリエーティブ人材育成を支援することは、将来的な市場開拓とブランドイメージ向上に繋がる戦略的意義を持ちます。企業が社会貢献活動を通じて、自社の事業領域に関連する産業全体の底上げに貢献する姿勢は、広報戦略において企業の社会的責任(CSR)やグローバル展開をアピールする上で有効です。実務担当者は、国際協力や文化交流イベントを企画する際の参考として、パートナー選定やプログラム内容の検討に活用できるでしょう。また、ジェトロがこのような国際協力の情報を発信している点も、国際ビジネスにおける情報収集の重要性を示唆しています。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-07
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