2026年上半期の輸出が大幅増、原油や鉱物・農畜産品が牽引
最終確認日: 2026-08-07
この発表の要点
- 2026年上半期のアルゼンチン輸出額は前年同期比24.4%増と大幅に増加し、貿易収支も139億2,300万ドルの大幅な黒字を記録した。
- 燃料・エネルギー、工業製品、一次産品、農畜産物加工品など幅広い品目で輸出が伸長し、特に原油やトウモロコシ、大豆油かすが主要輸出品目となった。
- エコノミストは、為替安定や規制撤廃が寄与し、2026年通年の輸出額が過去最高となる950億ドルを超えると予測している。
企業・自治体への影響
アルゼンチンとの貿易を行う企業、特に原油、鉱物、農畜産品、自動車、化学製品などを扱う企業は、現地の経済動向や政策変更が事業機会やリスクに与える影響を評価する必要があります。また、サプライチェーンの多様化や市場開拓を検討する企業にとっても、重要な情報源となります。
対応すべきこと
- アルゼンチン市場への参入や貿易拡大を検討している企業は、輸出入品目や仕向け地・原産地の動向を詳細に確認する。
- 為替安定や規制撤廃といった政策動向が貿易に与える影響を継続的にモニタリングする。
- 公式出典(INDEC、JETRO)にて最新の貿易統計や関連情報を定期的に確認する。
- 自社のサプライチェーンや販売戦略において、アルゼンチンの貿易動向が与える影響を評価する。
対象部門: 経営者 経理 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC) |
|---|---|
| 発表日 | 2026-07-20 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月06日
添付資料(198 KB)
アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)は7月20日、2026年上半期(1~6月)の貿易統計を発表した。それによると、同期の輸出額は前年同期比24.4%増の494億5,400万ドル、輸入は3.9%減の355億3,100万ドルだった(添付資料表1参照)。貿易収支は139億2,300万ドルの黒字で、前年同期の27億6,200万ドルから黒字幅が大幅に増加した。
上半期の輸出額を品目別にみると、燃料・エネルギーが前年同期比42.5%増加し、うち原油が47.7%増、燃料が53.5%増となった。工業製品は27.5%増加し、なかでも金属製品が48.9%増、金や銀などの貴石・貴金属・貨幣が48.0%増となった。リチウムが含まれる化学製品も41.9%増加した。一次産品は24.4%増、農畜産物加工品は15.1%増だった。肉類およびその加工品も38.5%増加した。2026年2月から、米国でアルゼンチン産牛肉への低関税枠が拡大されたことが寄与した。
輸出額全体に占めるシェアをメルコスール共通関税番号(NCM)コード8桁ベースでみると、27090010の石油および歴青油(原油に限る)が9.5%を占め、上半期で最も輸出された品目となった。次いで10059010のトウモロコシと23040010の大豆油かす(表1では食品産業残留物に含まれる)がそれぞれ8.4%を占めた。
輸入は、乗用車が前年同期比6.1%増、燃料・潤滑油関連品が4.2%増、消費財が1.8%増、中間財が1.1%増だった。他方、資本財の部品が21.6%減、資本財が7.2%減だった。輸入額全体に占めるシェアをNCMコード8桁ベースでみると、12019000の大豆が5.7%を占めた。次いで87032210の乗用車が2.2%、30021590の医療用品の免疫産品が1.9%を占めた。
上半期の輸出額を主要仕向け地別にみると、ブラジル向けが前年同期比4.0%増の62億5,400万ドル、次いで中国(香港・マカオを含む)向けが59.1%増の48億9,100万ドル、米国向けが42.1%増の48億5,900万ドルとなった。同じく輸入額を主要原産地別にみると、中国が前年同期比3.8%減の79億8,300万ドル、ブラジルが17.8%減の76億5,000万ドル、米国が0.6%減の32億8,400万ドルとなった。貿易収支をみると、米国のみに対して黒字だった。対日貿易については、輸出額が21.2%増、輸入が7.2%増で、貿易収支は6億1,539万ドルの赤字だった(添付資料表2参照)。
7月20日付現地紙「ラナシオン」(電子版)に掲載された、貿易を専門とするエコノミストの見通しによると、2026年通年の輸出額は950億ドルを超え過去最高となる見込み。為替が安定し、多くの規制の撤廃や、輸出税の撤廃あるいは引き下げが行われたことで、大豆関連品、原油、トウモロコシ、乗用車、金などの鉱物関連品目の輸出が今後も活発化すると分析している。また、発効済みまたは交渉中の貿易協定の効果にも期待が高まるとした上で、税負担のさらなる軽減、インフラの改善、競争力の強化、効率性の向上など、依然として課題は多いともエコノミストは指摘している。
(山木シルビア)
(アルゼンチン)
ビジネス短信 ab843205d1995ccd
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2026年上半期の輸出が大幅増、原油や鉱物・農畜産品が牽引
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/ab843205d1995ccd.html
時系列
- 2026-02 米国でアルゼンチン産牛肉への低関税枠が拡大
- 2026-07-20 アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が2026年上半期(1~6月)の貿易統計を発表
主な数値
| 2026年上半期輸出額 | 49454000000ドル |
|---|---|
| 2026年上半期輸出額前年同期比増減率 | 24.4%増 |
| 2026年上半期輸入額 | 35531000000ドル |
| 2026年上半期輸入額前年同期比増減率 | 3.9%減 |
| 2026年上半期貿易収支 | 13923000000ドル黒字 |
| 前年同期貿易収支 | 2762000000ドル黒字 |
| 燃料・エネルギー輸出額前年同期比増減率 | 42.5%増 |
| 原油輸出額前年同期比増減率 | 47.7%増 |
| 燃料輸出額前年同期比増減率 | 53.5%増 |
| 工業製品輸出額前年同期比増減率 | 27.5%増 |
| 金属製品輸出額前年同期比増減率 | 48.9%増 |
| 貴石・貴金属・貨幣輸出額前年同期比増減率 | 48.0%増 |
| 化学製品輸出額前年同期比増減率 | 41.9%増 |
| 一次産品輸出額前年同期比増減率 | 24.4%増 |
| 農畜産物加工品輸出額前年同期比増減率 | 15.1%増 |
| 肉類およびその加工品輸出額前年同期比増減率 | 38.5%増 |
| 石油および歴青油(原油に限る)輸出シェア | 9.5% |
| トウモロコシ輸出シェア | 8.4% |
| 大豆油かす輸出シェア | 8.4% |
| 乗用車輸入額前年同期比増減率 | 6.1%増 |
| 燃料・潤滑油関連品輸入額前年同期比増減率 | 4.2%増 |
| 消費財輸入額前年同期比増減率 | 1.8%増 |
| 中間財輸入額前年同期比増減率 | 1.1%増 |
| 資本財の部品輸入額前年同期比増減率 | 21.6%減 |
| 資本財輸入額前年同期比増減率 | 7.2%減 |
| 大豆輸入シェア | 5.7% |
| 乗用車輸入シェア | 2.2% |
| 医療用品の免疫産品輸入シェア | 1.9% |
| ブラジル向け輸出額 | 6254000000ドル |
| ブラジル向け輸出額前年同期比増減率 | 4.0%増 |
| 中国(香港・マカオ含む)向け輸出額 | 4891000000ドル |
| 中国(香港・マカオ含む)向け輸出額前年同期比増減率 | 59.1%増 |
| 米国向け輸出額 | 4859000000ドル |
| 米国向け輸出額前年同期比増減率 | 42.1%増 |
| 中国からの輸入額 | 7983000000ドル |
| 中国からの輸入額前年同期比増減率 | 3.8%減 |
| ブラジルからの輸入額 | 7650000000ドル |
| ブラジルからの輸入額前年同期比増減率 | 17.8%減 |
| 米国からの輸入額 | 3284000000ドル |
| 米国からの輸入額前年同期比増減率 | 0.6%減 |
| 対日輸出額前年同期比増減率 | 21.2%増 |
| 対日輸入額前年同期比増減率 | 7.2%増 |
| 対日貿易収支 | 615390000ドル赤字 |
| 2026年通年輸出額見込み | 95000000000ドル超 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、アルゼンチンの2026年上半期における貿易状況が大幅な輸出増と黒字拡大を達成したことを示しています。燃料・エネルギー、工業製品、一次産品など多岐にわたる品目で輸出が伸長しており、特に原油や農畜産品が牽引役となっています。米国での牛肉低関税枠拡大や為替安定、規制撤廃といった政策的要因が輸出拡大に寄与したと分析されており、エコノミストは通年の輸出額が過去最高を更新すると予測しています。一方で、税負担の軽減やインフラ改善、競争力強化などの課題も指摘されており、今後の動向を注視する必要があります。詳細な品目別データや国別内訳については、公式発表の添付資料を確認することが推奨されます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-06 / 最終確認: 2026-08-07
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-08-07
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