エレコム製無線LANルーターおよび無線アクセスポイントにおける複数の脆弱性(2026年5月)
最終確認日: 2026-07-28
この発表の要点
- エレコム製無線LANルーターおよびアクセスポイントに複数の脆弱性が判明
- OSコマンドインジェクションや認証欠如などにより、不正操作や任意のコマンド実行のリスクが存在
- 開発者が提供する情報をもとに最新版ファームウェアへのアップデートが必要
企業・自治体への影響
社内ネットワークやリモート接続で該当するエレコム製ルーター・アクセスポイントを利用している企業・組織において、不正アクセスや機器の乗っ取り、情報漏えい等のセキュリティリスクが生じる可能性がある。情シス部門および総務部門での確認が必要。
対応すべきこと
- 公式出典を確認し、自社で保有・利用しているネットワーク機器に該当型番が含まれていないか確認する
- 該当製品が確認された場合、ベンダの案内に従い速やかにファームウェアを最新版へアップデートする
- 情シス部門およびネットワーク管理部門へ本情報を共有する
対象部門: 総務 情シス 法務
対応期限:速やかに確認
基本データ
| 企業・団体 | JPCERT/CC / エレコム株式会社 |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-05-12 |
| 分類 | サイバーセキュリティ |
発表された内容
公開日:2026/05/12 最終更新日:2026/07/28
JVN#03037325
エレコム製無線LANルーターおよび無線アクセスポイントにおける複数の脆弱性(2026年5月)
エレコム株式会社が提供する無線LANルーターおよび無線アクセスポイントには、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2026-25107
WRC-X3000GS2-B v1.09およびそれ以前のバージョン
WRC-X3000GS2-W v1.09およびそれ以前のバージョン
WRC-X3000GS2A-B v1.09およびそれ以前のバージョン
WRC-X3000GST2-B v1.06およびそれ以前のバージョン
WRC-X1800GS-B v1.19およびそれ以前のバージョン
WRC-X1800GSA-B v1.19およびそれ以前のバージョン
WRC-X1800GSH-B v1.19およびそれ以前のバージョン
WRC-X6000QS-G v1.14およびそれ以前のバージョン
WRC-X6000QSA-G v1.14およびそれ以前のバージョン
WRC-X6000XS-G v1.12およびそれ以前のバージョン
WRC-X6000XST-G v1.16およびそれ以前のバージョン
WRC-XE5400GS-G v1.13およびそれ以前のバージョン
WRC-XE5400GSA-G v1.13およびそれ以前のバージョン
CVE-2026-35506、CVE-2026-40621、CVE-2026-42062
WRC-BE72XSD-B v1.1.1およびそれ以前のバージョン
WRC-BE72XSD-BA v1.1.1およびそれ以前のバージョン
WRC-BE65QSD-B v1.1.0およびそれ以前のバージョン
WRC-W702-B v1.1.0およびそれ以前のバージョン
CVE-2026-42948、CVE-2026-42950、CVE-2026-42961
WAB-BE187-M v1.1.10およびそれ以前のバージョン
WAB-BE72-M v1.1.3およびそれ以前のバージョン
WAB-BE36-M v1.1.3およびそれ以前のバージョン
WAB-BE36-S v1.1.3およびそれ以前のバージョン
WAB-M1775-PS v2.1.9およびそれ以前のバージョン
WAB-S1775 v2.1.9およびそれ以前のバージョン
WAB-M2133 v2.0.5およびそれ以前のバージョン
WAB-I1750-PS v2.0.5およびそれ以前のバージョン
WAB-S1167-PS v2.0.5およびそれ以前のバージョン
エレコム株式会社が提供する無線LANルーターおよび無線アクセスポイントには、次の複数の脆弱性が存在します。
設定ファイルのバックアップにおけるハードコードされた暗号鍵の使用(CWE-321)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:N/VI:H/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 6.9
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値 6.5
CVE-2026-25107
ping_ip_addrパラメータの処理におけるOSコマンドインジェクション(CWE-78)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:H/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 8.6
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 7.2
CVE-2026-35506
特定のURLへのアクセスにおける認証欠如(CWE-288)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 9.3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 9.8
CVE-2026-40621
usernameパラメータの処理におけるOSコマンドインジェクション(CWE-78)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 9.3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 9.8
CVE-2026-42062
hostnameパラメータ処理の不備に起因する格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:H/UI:P/VC:N/VI:N/VA:N/SC:L/SI:L/SA:N 基本値 4.8
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 4.8
CVE-2026-42948
languageパラメータの検証欠如(CWE-754)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:N/VI:N/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.1
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:L 基本値 4.3
CVE-2026-42950
CSRF対策の不備(CWE-344)
CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:N/VI:L/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.1
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値 4.3
CVE-2026-42961
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
暗号化鍵を知っている攻撃者によって、当該製品の設定ファイルを偽造される(CVE-2026-25107)
当該製品にログインしたユーザが送信した細工されたリクエストを処理することによって、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2026-35506)
特定のURLを知っている攻撃者によって、認証無しに当該製品を操作される(CVE-2026-40621)
認証無しで任意のOSコマンドを実行される(CVE-2026-42062)
当該製品の管理者ユーザの一人が細工された入力を行った場合、その後にログインした別の管理者ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2026-42948)
当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、管理画面を操作できなくなる(CVE-2026-42950)
当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる(CVE-2026-42961)
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ
ステータス
ステータス最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社
該当製品あり
2026/07/21
エレコム株式会社 の告知ページ
本件の脆弱性情報は、以下の方々によって報告され、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVE-2026-25107、CVE-2026-42950、CVE-2026-42961
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 石井 健太郎 氏
CVE-2026-42948
報告者:スズキ株式会社 佐藤 信弥 氏、福井大学 二俣 圭介 氏、静岡大学 髙橋 夏生 氏、早稲田大学 佐々木 美結 氏、防衛省 富田 剛司 氏
CVE-2026-35506、CVE-2026-40621、CVE-2026-42062
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
CVE-2026-25107
CVE-2026-35506
CVE-2026-40621
CVE-2026-42062
CVE-2026-42948
CVE-2026-42950
CVE-2026-42961
JVN iPedia
JVNDB-2026-000073
2026/05/19
[謝辞]を更新しました
2026/07/28
[影響を受けるシステム]を更新しました
2026/07/28
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
Copyright (c) 2000-2026 JPCERT/CC and IPA. All rights reserved.
出典: jvn@jvn.jp
URL: https://jvn.jp/jp/JVN03037325/
時系列
- 2026-05-12 脆弱性情報の公開
- 2026-05-19 [謝辞]を更新
- 2026-07-21 エレコム株式会社のベンダステータス更新(該当製品あり)
- 2026-07-28 [影響を受けるシステム]およびベンダステータス更新
この事例から確認すべきポイント
本件はエレコム製無線LANルーターおよびアクセスポイントにおける複数の脆弱性に関する注意喚起である。OSコマンドインジェクションや認証欠如など、CVSS v4.0で最高9.3を示す深刻な脆弱性が複数含まれており、悪用された場合には外部からの不正操作やコマンド実行のリスクがある。実務においては、自社や関係先で該当型番の機器が利用されていないかを速やかに棚卸しし、ベンダの提供する手順に従ってファームウェアのアップデート等の対策を講じる必要がある。現時点で取得できた本文からは個別の実害件数等の詳細は確認できないが、ネットワークインフラに関わる機器の脆弱性であるため影響範囲の特定を急ぐことが求められる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-28 / 最終確認: 2026-07-28
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-07-28
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