汎アフリカ決済システム(PAPSS)に中央アフリカ諸国銀行が加盟
この発表の要点
- 中央アフリカ諸国銀行(BEAC)が汎アフリカ決済システム(PAPSS)に正式加盟した。
- PAPSSのネットワークはアフリカ28カ国の190以上の商業銀行とフィンテックに拡大し、参加銀行は250以上の金融機関に送金可能となった。
- PAPSSはアフリカ域内貿易の即時決済を可能にし、企業には取引迅速化とコスト削減、個人には効率的な送金手段を提供する。
企業・自治体への影響
アフリカ市場で事業を展開する、または進出を検討している金融機関、フィンテック企業、貿易企業、およびアフリカ域内でサプライチェーンを持つ製造業や小売業に影響があります。PAPSSの活用により、決済コストの削減や取引の迅速化、新たなビジネス機会の創出が期待されます。
対応すべきこと
- アフリカ市場でのビジネスに関わる企業は、PAPSSの利用可能性と自社へのメリットを評価する。
- アフリカ域内での決済や送金に関わるコスト構造を見直し、PAPSS導入による効率化を検討する。
- 関係部門(経理、国際事業部門など)へ本発表を共有し、情報収集と対応方針の検討を開始する。
対象部門: 経営者 経理 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | アフリカ輸出入銀行 (Afreximbank) |
|---|---|
| 業界 | 金融 |
| 発表日 | 2026-07-08 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月16日
アフリカ輸出入銀行(Afreximbank)は7月8日、中央アフリカ諸国銀行(BEAC)が汎(はん)アフリカ決済システム(Pan African Payment and Settlement System:PAPSS)に正式に加盟したと発表した。
PAPSSは、アフリカ輸出入銀行によって管理・運営されているアフリカ広域での金融システムだ。アフリカの域内貿易で取引される商品やサービスに関して、アフリカ各国通貨で即時決済を可能とするシステムとして、2022年にアフリカ輸出入銀行がアフリカ連合(AU)およびアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)事務局と提携して開発した。なお、第三国の通貨や外部の仲介者に頼ることなく、資金を数秒以内にアフリカ各国間で移動させることができるという。
中央アフリカ諸国銀行は、中央アフリカ経済通貨共同体(CEMAC)に加盟するカメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、ガボン、赤道ギニア、チャドの6カ国にサービスを提供している。今回、同銀行がPAPSSに加盟したことで、アフリカ28カ国の190以上の商業銀行とフィンテックを接続するネットワークになった。PAPSS参加銀行は、今回の拡大によって、250以上の金融機関に送金が可能となる。
なお、2025年時点で、商業銀行のほか、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、モロッコ、アルジェリア、エジプト、チュニジアなど約20カ国の中央銀行も参加しているという。
発表によれば、銀行やフィンテックにとって、PAPSSは国境を越えたサービス展開の機会を生み出すほか、企業にとっては、取引の迅速化、コスト削減、地域市場へのアクセス向上につながるとした。また、個人にとっては、アフリカ全土でより効率的かつ手頃な価格で送金・受金できる手段となるという。
(井澤壌士)
(アフリカ)
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汎アフリカ決済システム(PAPSS)に中央アフリカ諸国銀行が加盟
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/f5f5d580ef057150.html
時系列
- 2022 アフリカ輸出入銀行がアフリカ連合(AU)およびアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)事務局と提携し、PAPSSを開発
- 2025 商業銀行のほか、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、モロッコ、アルジェリア、エジプト、チュニジアなど約20カ国の中央銀行がPAPSSに参加
- 2026-07-08 アフリカ輸出入銀行が中央アフリカ諸国銀行(BEAC)のPAPSS正式加盟を発表
主な数値
| PAPSS接続国数 | 28カ国 |
|---|---|
| PAPSS接続商業銀行・フィンテック数 | 190以上 |
| PAPSS参加銀行が送金可能な金融機関数 | 250以上 |
| 中央アフリカ諸国銀行がサービス提供する国数 | 6カ国 |
| 2025年時点でのPAPSS参加中央銀行の国数 | 約20カ国 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、汎アフリカ決済システム(PAPSS)のネットワーク拡大が、アフリカ域内貿易の活性化と金融サービスの効率化に大きく貢献することを示唆しています。中央アフリカ諸国銀行の加盟により、PAPSSはアフリカ28カ国、190以上の商業銀行とフィンテックを接続する広範なシステムとなり、参加銀行は250以上の金融機関への送金が可能となりました。これは、アフリカ域内での資金移動を第三国通貨や外部仲介者に頼らず、迅速かつ低コストで行えるようになることを意味します。企業にとっては取引の迅速化、コスト削減、地域市場へのアクセス向上、個人にとっては効率的で手頃な価格での送金・受金が可能となるため、アフリカ市場に関心を持つ企業や金融機関は、PAPSSの動向を注視し、その活用可能性を検討することが重要です。特に、アフリカ市場への進出を検討している企業や、既存のビジネスにおいてアフリカ域内での決済課題を抱えている企業は、PAPSSの導入によるメリットを評価すべきでしょう。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-16
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