トルコで制作のAI生成ドラマ、主要動画配信サービスで初の配信開始
この発表の要点
- 主要動画配信サービスで初となるAI生成ドラマ「キャッスル・ウォールズ」がアマゾン・プライム・ビデオで配信開始された。
- 独自開発のAIストーリーボードや学習済み映像拡散モデル「AYDNA 1.0」が活用される一方、音声は実際の声優が担当している。
- エーアイ・ヤプムは2026年11月に「ワールドA.I.フィルムフェスティバル イスタンブール」を主催予定。
企業・自治体への影響
メディア・エンターテインメント業界やコンテンツ制作部門において、AI技術を活用した商業映像制作の先進事例として影響を与える可能性がある。
対応すべきこと
- 公式出典および配信サービスにて該当作品や最新のAI活用事例を確認する
- エンターテインメント・コンテンツ制作におけるAI技術の導入動向を社内関連部門で共有する
対象部門: 広報 総務
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ(日本貿易振興機構) / エーアイ・ヤプム(AI Yapım) |
|---|---|
| 業界 | メディア・エンターテインメント |
| 発表日 | 2026-08-31 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月31日
トルコの大手制作会社アイ・ヤプム(Ay Yapım)の子会社で人工知能(AI)制作スタジオのエーアイ・ヤプム(AI Yapım)が手掛けたAI生成ドラマ「キャッスル・ウォールズ(Castle Walls)」が8月12日から、動画配信サービス「アマゾン・プライム・ビデオ」で全世界向けに配信が開始された。トドTVニュース(TodoTV News、8月12日付)など複数の映像・テレビ業界の専門メディアによると、本作は主要な動画配信サービスで公開される初のAI生成ドラマだという。
「キャッスル・ウォールズ」は、各話15分間の2話構成の歴史ドラマだ。フランス企業が制作した人気ビデオゲーム「アサシン クリード ミラージュ」(Assassin’s Creed Mirage)の舞台でもある、イランのアラムト城を題材としている。
本作はAIを用いて制作され、エーアイ・ヤプムが独自開発したAIストーリーボードシステムと、アイ・ヤプムが保有するライセンス済みコンテンツのみで学習された映像拡散モデル「AYDNA 1.0」を活用して映像生成が行われた。ただし、吹き替え音声はAI生成でなく、実際の声優が担当している。
さらに、本作では対話型AI「チャットGPT」や画像生成・編集AI「グーグル・ナノ・バナナ(Google Nano Banana)」など複数のAI技術が制作工程全体で活用された。またAI映像の生成に先立ち、制作陣が手描きで作成したキャラクターなどのスケッチが活用された。こうした工程は、各シーンが人間の創造性と制作技術に支えられていることを示している。
アイ・ヤプムはこれまで、ドラマシリーズ「カラ・セブダ(Kara Sevda)」(英題:Endless Love)、「ヤルグ(Yargı)」(英題:Family Secrets)、「デハ(Deha)」(英題:The Good & The Bad)で国際エミー賞を3度受賞している。また、同賞の運営母体である国際テレビ芸術科学アカデミーのパートナーも務めるなど実績のある制作会社だ。
エーアイ・ヤプムは、2026年11月に開催予定のAI分野の映画祭「ワールドA.I.フィルムフェスティバル イスタンブール」を主催する。同映画祭で選出される5つのトルコ発AI作品は、2027年4月にフランス・カンヌで開催される「ワールドA.I.フィルムフェスティバル カンヌ」で上映される予定だ。
(エミネ・ギョンジュ、遠藤誠吾)
(トルコ)
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トルコで制作のAI生成ドラマ、主要動画配信サービスで初の配信開始
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/23984c7e7454ce76.html
時系列
- 2026-08-12 AI生成ドラマ「キャッスル・ウォールズ」がアマゾン・プライム・ビデオで全世界向けに配信開始
- 2026-11-01 AI分野の映画祭「ワールドA.I.フィルムフェスティバル イスタンブール」開催予定
- 2027-04-01 フランス・カンヌで開催される「ワールドA.I.フィルムフェスティバル カンヌ」でトルコ発AI作品5つが上映予定
主な数値
| 各話の長さ | 15分間 |
|---|---|
| 話数 | 2話構成 |
この事例から確認すべきポイント
本事例は、主要な動画配信サービスにおいて初のAI生成ドラマが公開されたという、映像制作における大きなマイルストーンである。独自開発のAIストーリーボードやライセンス済みコンテンツで学習された映像拡散モデルを活用しつつ、人間による手描きスケッチや声優による吹き替えを組み合わせている点が特徴である。エンターテインメント業界やコンテンツ制作に関わる企業は、AI技術の活用範囲と人間による創作・表現の共存モデルの動向として注視する必要がある。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-31
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