自治体ピッチイベント「Invest-1」開催、GX投資促進に取り組む3地域が登壇
この発表の要点
- 経済産業省は、海外からの投資誘致を目的とした自治体ピッチイベント「Invest-1」の第2回をGXテーマで開催した。
- 川崎市、山口県、香川県が登壇し、各地域のGX関連の投資機会やインセンティブ制度を紹介した。
- 登壇した3地域は、経済産業省が2025年8月に創設した「GX戦略地域制度」における有望地域に選定されており、夏頃にはGX戦略地域として認定される可能性がある。
企業・自治体への影響
本発表は、GX関連事業を展開する企業や、地域経済の活性化を目指す自治体に対し、新たな投資機会と連携の可能性を示唆します。特に、GX戦略地域に選定された地域は、国内外からの投資誘致や協業が加速する可能性があり、関連する製造業、エネルギー産業、研究開発機関、インフラ企業などに影響があります。
対応すべきこと
- 自社の事業がGX関連である場合、GX戦略地域制度の動向や認定地域の詳細を経済産業省の公式発表で確認する。
- 登壇した川崎市、山口県、香川県、およびその他の有望地域のGX関連計画を調査し、事業連携や投資の機会を検討する。
- GX関連の技術やサービスを持つ企業は、これらの地域への進出や協業の可能性について情報収集を開始する。
- 関係部門(経営企画、事業開発、広報など)へ本発表の内容を共有し、今後の戦略立案に役立てる。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:公募締切まで
基本データ
| 企業・団体 | 経済産業省 |
|---|---|
| 発表日 | 2026-07-07 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月07日
経済産業省は6月26日、海外からの投資誘致に取り組む地域への支援の一環として、「Invest-1」を開催した。本イベントは、自治体が海外企業関係者向けに、各地域の立地環境や投資機会を紹介するピッチイベントだ。2025年12月の開催に続く、第2回の開催となった今回は、GX(グリーントランスフォーメーション)をテーマに、川崎市、山口県、香川県が登壇し、各地域の産業特性や投資インセンティブ制度などについて紹介した。
イベントの様子(ジェトロ撮影)
川崎市臨海部国際戦略本部土地利用転換推進部で南渡田地区の担当課長を務める稲葉理一郎氏は、同地域について、「羽田空港へのアクセスの良さや研究開発(R&D)機能の集積を背景に世界的企業が立地する地域である」と説明した上で、扇島および南渡田地区をGX拠点として整備し、南渡田地区ではクライメートテックの社会実装およびスケールアップを目的としたR&D施設を開設すると紹介した。
山口県産業労働部理事兼産業脱炭素化推進室長の末廣一水氏は、「村岡知事の強いコミットメントの下、GXを推進している」と説明し、マテリアル関連企業が集積する県内の3つのエリアを核に、工業系人材が豊富である強みや、海外企業の立地実績も生かしながらGX産業の集積を目指す方針を示した。
香川県商工労働部企業立地推進課の糸川更恵主任は、水素やAX〔人工知能(AI)トランスフォーメーション〕を軸としたGXの推進を掲げ、エヌビディア(NVIDIA)や東京大学大学院工学系研究科の松尾豊教授との戦略的パートナーシップを生かしたAI・GX分野の産業集積を進めていくほか、将来的にGXリサーチパークの整備を進めたいとアピールした。
経済産業省経済産業政策局投資促進課の伊藤吉彦課長補佐は、イベント終了後ジェトロのインタビューに対して、「GXなどを通じた地域の主力産業の再構築を進める上で、海外企業の誘致や協業・連携支援に初めて本格的に取り組もうとする自治体もある。今回の取り組みは、国内進出済みの外資系企業やビジネス支援機関などから、自地域に対する期待や客観的評価を得る有意義な機会となったのでは」と述べた。
経済産業省は、GX2040ビジョンに基づき、2025年8月、GX産業立地政策の具体的措置として「GX戦略地域制度」を創設した。産業資源であるコンビナート跡地や地域に偏在する脱炭素電源などを核に、GX型の産業集積や電力・通信インフラの一体整備を促進し、「新たな産業クラスター」の創設を目指すものだ。2026年4月には、同制度のコンビナート等再生型において6地域を有望地域として選定した。今回登壇した3地域も有望地域として選定されており、海外企業の誘致や国際的な協業連携に特に関心が高い。今後、有望地域のうち事業計画の熟度が十分と判断された地域は、夏頃をめどにGX戦略地域として認定される予定だ。
(古川紗良、平松耕介)
(日本)
ビジネス短信 e3e739bb0fb4f48b
関連情報
dummy
もっと見る
ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
自治体ピッチイベント「Invest-1」開催、GX投資促進に取り組む3地域が登壇
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/e3e739bb0fb4f48b.html
時系列
- 2025-08 経済産業省が「GX戦略地域制度」を創設
- 2025-12 自治体ピッチイベント「Invest-1」第1回開催
- 2026-04 「GX戦略地域制度」のコンビナート等再生型において6地域を有望地域として選定
- 2026-06-26 自治体ピッチイベント「Invest-1」第2回開催
- 2026年夏頃 有望地域のうち事業計画の熟度が十分と判断された地域がGX戦略地域として認定予定
主な数値
| Invest-1開催回数 | 2回 |
|---|---|
| 登壇地域数 | 3地域 |
| GX戦略地域制度の有望地域数(コンビナート等再生型) | 6地域 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、経済産業省が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)投資促進に向けた具体的な取り組みとして、自治体と海外企業関係者を繋ぐピッチイベント「Invest-1」の開催を報じるものです。特に、2025年8月に創設された「GX戦略地域制度」と連携し、選定された有望地域が海外からの投資誘致や国際協業連携を加速させる機会を提供している点が重要です。登壇した川崎市、山口県、香川県は、それぞれ地域の特性を生かしたGX関連の取り組みや将来構想をアピールしており、これは地域経済の再構築と新たな産業クラスター創出を目指す国の政策と連動しています。企業広報の観点からは、政府の重点政策や地域振興策に自社の事業がどのように貢献できるかを明確にし、国内外の投資家やパートナー企業に対して戦略的に情報発信を行う重要性が示唆されます。また、GX関連の技術やサービスを持つ企業にとっては、これらの「有望地域」や「GX戦略地域」が新たな事業機会となり得るため、今後の認定状況や各地域の具体的な計画を注視し、連携の可能性を探るべきでしょう。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-07
関連事例
- トルコで日本コンテンツのピッチイベントを開催
- ニューデリーでアニメイベント開催、4万人超が来場
- ジェトロ、日本企業と欧州の大学・研究機関との技術連携の機会創出イベントを実施
- 中央最低賃金審議会 (目安に関する小委員会)
- 極右「国民連合」ルペン氏、2度目の有罪判決も、2027年大統領選立候補を表明
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する