経済・産業トレンド

ホーチミン市、バス運賃を期間限定で無料化

ホーチミン市は、2026年7月1日から12月31日まで、市内の公共バス134路線で運賃を無料化すると発表しました。この措置は2段階で実施され、第1段階(7月1日~9月30日)は登録不要で誰でも利用可能、第2段階(10月1日~12月31日)は特定の認証済み利用者が対象となります。公共交通利用の拡大と交通渋滞・大気汚染の緩和が目的です。

この発表の要点

企業・自治体への影響

ベトナム・ホーチミン市に進出している企業や、同市への観光・出張を計画する企業は、従業員の通勤手段やビジネス移動、物流計画に影響が出る可能性があります。特に交通・運輸業界や観光業界は、この政策による利用者の行動変容を注視する必要があります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 経理 広報

対応期限:期間指定あり

基本データ

企業・団体 ホーチミン市
業界 交通・運輸
発表日 2026-07-03
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年07月03日

ベトナムのホーチミン市は、2026年7月1日から12月31日まで、市内の公共バスの一部路線で運賃を無料にすると発表した。対象は、市内で運行する180路線のうち134路線で、観光向けオープントップバスや空港連絡バス、他省市をまたぐ路線は対象外だ。

無料化は2段階で実施される。

第1段階(7月1日~9月30日)は、利用者登録や身分証の提示を不要とし、誰でも無料で乗車できる。

第2段階(10月1日~12月31日)は、国家身分証アプリ「VNeID」、銀行カード、電子マネー、公共交通アプリ「マルチゴー(MultiGo)」などを通じて登録・認証した利用者を対象に、無料措置を継続する。

公共交通利用の拡大狙う
市当局によると、2025年の交通需要の全体に占める公共バスの割合は約1.6%にとどまり、目標の7.2%を大きく下回っている。今回の措置は、バイクなど自家用車中心の移動手段から公共交通機関への転換を促し、同市の慢性的な交通渋滞や大気汚染を緩和する狙いがある。

また、ホーチミン市は環境対策の一環として、公共バスの電動化を進めている。現在の運行台数2,432台のうち67.8%が電気または再生可能エネルギーを動力とする車両だ。市内を運行する路線については2026年末までに、省・市をまたぐ路線を含む全路線で2029年初頭までに、それぞれ電動化する目標を掲げている(6月23日付「VnExpress」)。

(丹野広大)

(ベトナム)

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ホーチミン市、バス運賃を期間限定で無料化

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/2d640b6f4ba07485.html

時系列

主な数値

対象路線数 134路線
総路線数 180路線
無料化期間 6ヶ月
2025年公共バス利用割合 1.6%
公共バス利用割合目標 7.2%
現在の運行台数 2432台
電動化車両割合 67.8%

この事例から確認すべきポイント

ホーチミン市の公共バス運賃無料化は、公共交通機関の利用促進と都市の環境改善を目指す重要な政策である。特に、自家用車中心の移動から公共交通への転換を促すことで、慢性的な交通渋滞と大気汚染の緩和を図る狙いは、多くの新興都市が直面する課題への具体的な対応策として注目される。無料化を2段階で実施し、第2段階で認証を義務付けることで、利用者のデータ収集や将来的なサービス改善への活用も視野に入れている可能性が考えられる。また、公共バスの電動化目標と並行して進められることで、持続可能な都市交通システムへの移行を加速させる意図が読み取れる。企業にとっては、物流や従業員の通勤手段、観光客の移動パターンに影響を与える可能性があり、現地の交通インフラの変化を注視する必要がある。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-03

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