経済・産業トレンド

スリランカ、第1四半期GDP成長率は前年同期比5.1%に加速、建設やサービス業が牽引

スリランカ・センサス統計局は、2026年第1四半期の実質GDP成長率が前年同期比5.1%に加速したと発表しました。実質GDP総額は3兆6,525億300万スリランカ・ルピーに増加し、景気回復基調を維持。産業別では工業部門が7.2%と最も高い伸びを示し、建設業や鉱業・採石業が牽引しました。サービス部門も3.4%に加速し、保険やITプログラミング、金融などが寄与。農業部門も1.1%と回復しました。

この発表の要点

企業・自治体への影響

スリランカ市場に関心のある企業や、既に進出している企業は、建設、鉱業、製造業(化学製品、医薬品、金属、食品)、保険、IT、金融、宿泊・飲食、通信、輸送といった成長分野の動向を注視し、事業戦略に反映させる必要があります。特にこれらの分野で事業展開を検討する企業にとっては、市場機会の拡大を示唆する情報となります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 経理 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 日本貿易振興機構(ジェトロ)
発表日 2026-06-22
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年06月22日

添付資料(177 KB)

スリランカ・センサス統計局(DCS)が6月15日発表した2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(2015年基準)は前年同期比5.1%となり、前年同期(4.8%、2025年6月25日記事参照)を上回った。

実質GDP総額は、前年同期の3兆4,766億6,400万スリランカ・ルピー(約1兆7,383億3,200万円、1スリランカ・ルピー=約0.5円、以下ルピー)から3兆6,525億300万ルピーに増加し、国内外の課題が続く中でも景気回復基調が維持されていることを示した。名目GDPも11.0%増の9兆1,646億5,200万ルピーとなり、前年同期(8兆2,534億8,500万ルピー)から拡大した。DCSは、サイクロン・ディトワの影響や中東情勢を巡る地政学的リスクの高まりが経済に影響したものの、全体としては堅調な成長を維持したと指摘した。

産業別成長率では、農業部門が前年同期比1.1%と、前年同期のマイナス1.3%から回復した。油性果実の栽培、植物の繁殖、林業・伐採、野菜および果実の栽培が成長を下支えした一方、海洋/淡水漁業・養殖業、ゴムの栽培、コメの栽培、茶(葉)の栽培、畜産の減少が伸びを抑制した(添付資料表参照)。

工業部門は、前年同期比7.2%と産業別で最も高い伸びを示した。建設業(16.3%)および鉱業・採石業(19.5%)が成長を牽引し、製造業も化学製品、医薬品、金属、食品分野の拡大により2.8%となった。

サービス部門は前年同期比3.4%と、前年同期の2.7%から伸びが加速した。保険(22.0%)、ITプログラミング・コンサルタント(16.1%)、金融(12.8%)、宿泊・飲食(5.4%)、通信(4.6%)、輸送(3.6%)などが寄与し、多くの分野でプラス成長を維持した。

(ディロン・ヤシュミタ、志鎌大介)

(スリランカ)

ビジネス短信 1735f30e070e430b

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スリランカ、第1四半期GDP成長率は前年同期比5.1%に加速、建設やサービス業が牽引

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/1735f30e070e430b.html

時系列

主な数値

2026年第1四半期実質GDP成長率 5.1%
2025年第1四半期実質GDP成長率 4.8%
2026年第1四半期実質GDP総額 3兆6,525億300万スリランカ・ルピー
2025年第1四半期実質GDP総額 3兆4,766億6,400万スリランカ・ルピー
2026年第1四半期名目GDP成長率 11.0%
2026年第1四半期名目GDP総額 9兆1,646億5,200万スリランカ・ルピー
2025年第1四半期名目GDP総額 8兆2,534億8,500万スリランカ・ルピー
農業部門成長率 1.1%
工業部門成長率 7.2%
建設業成長率 16.3%
鉱業・採石業成長率 19.5%
製造業成長率 2.8%
サービス部門成長率 3.4%
保険業成長率 22.0%
ITプログラミング・コンサルタント業成長率 16.1%
金融業成長率 12.8%
宿泊・飲食業成長率 5.4%
通信業成長率 4.6%
輸送業成長率 3.6%

この事例から確認すべきポイント

本発表は、スリランカ経済が2026年第1四半期に前年同期比5.1%の実質GDP成長を達成し、回復基調を維持していることを示しています。サイクロン・ディトワや地政学的リスクといった外部要因がある中でも、工業部門とサービス部門が特に高い成長を牽引しており、建設業、鉱業・採石業、保険、ITプログラミング、金融といった分野が経済の主要な推進力となっていることが明らかになりました。スリランカ市場への進出を検討している企業や、既に事業を展開している企業は、これらのセクター別動向を詳細に分析し、事業戦略や投資判断に活用することが重要です。現時点で取得できた本文からは、添付資料の詳細を確認できませんでしたが、詳細は公式出典をご確認ください。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-22

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