サイバーセキュリティ

Weekly Report: JPCERT/CCが「ツール分析結果シート」をアップデート

JPCERT/CCは2026年6月17日付のWeekly Reportで、Keras、Microsoft Edge、Oracle PeopleSoft PeopleTools、Splunk、Jenkins、GitLab、OpenSSL、Veeam Backup & Replication、Fortinet、SAP、Apache HTTP Server、Google Chrome、VMware Cloud Foundation Operations、JCE(Joomla Content Editor)など、計18件の製品・ソフトウェアにおける複数の脆弱性情報を公開しました。特にMicrosoft Edge、Oracle PeopleSoft PeopleTools、Google Chromeの脆弱性については、既に悪用が確認されているとの報告があり、該当製品の修正済みバージョンへの速やかな更新が推奨されています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

本レポートで言及された製品・ソフトウェアを利用している企業や自治体は、サイバー攻撃のリスクに直面している可能性があります。特に、悪用が確認されている脆弱性を持つ製品を使用している場合、情報システム部門は緊急で対応を検討する必要があります。

対応すべきこと

対応優先度:  悪用が確認されている脆弱性が複数含まれており、速やかな対応が求められるため。

対象部門: 経営者 情シス 広報

対応期限:速やかに確認

基本データ

企業・団体 JPCERT/CC
業界 IT・ソフトウェア
発表日 2026-06-17
分類 サイバーセキュリティ

発表された内容

JPCERT-WR-2026-0617
JPCERT/CC
2026-06-17

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■06/07(日)〜06/13(土) のセキュリティ関連情報
目 次

【1】Kerasにパストラバーサルの脆弱性

【2】Microsoft Edgeに複数の脆弱性

【3】Oracle PeopleSoft PeopleToolsにリモートコード実行につながる脆弱性

【4】複数のSplunk製品に脆弱性

【5】Jenkinsに複数の脆弱性

【6】GitLabに複数の脆弱性

【7】OpenSSLに複数の脆弱性

【8】Veeam Backup & Replicationにリモートコード実行につながる脆弱性

【9】複数のFortinet製品に脆弱性

【10】複数のSAP製品に脆弱性

【11】Apache HTTP Server 2.4に複数の脆弱性

【12】Google Chromeに複数の脆弱性

【13】VMware Cloud Foundation Operationsに複数の脆弱性

【14】JCE(Joomla Content Editor)に不適切なアクセス制御の脆弱性

【15】JPCERT/CCが「ツール分析結果シート」をアップデート

【16】複数のアドビ製品に脆弱性

【17】複数のマイクロソフト製品に脆弱性

【18】複数のCheck Point Software Technologies製品のVPNおよびモバイルアクセスに認証バイパスの脆弱性

※紹介するセキュリティ関連情報の選定基準は以下のページをご覧ください。
https://www.jpcert.or.jp/wr/

【1】Kerasにパストラバーサルの脆弱性

情報源

CVE-2026-11816 - GitHub Advisory Database
Keras versions prior to 3.14.0 are vulnerable to a path...

概要
深層学習用ライブラリKerasには、任意のファイルの書き込みなどにつながるパストラバーサルの脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【2】Microsoft Edgeに複数の脆弱性

情報源

Release notes for Microsoft Edge Security Updates
Release notes for Microsoft Edge Security Updates

概要
Microsoft Edgeには、複数の脆弱性があります。マイクロソフトによると、今回修正された一部の脆弱性が悪用されたとの報告を確認しているとのことです。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【3】Oracle PeopleSoft PeopleToolsにリモートコード実行につながる脆弱性

情報源

Oracle Security Alert Advisory - CVE-2026-35273
Oracle Security Alert Advisory - CVE-2026-35273

概要
Oracle PeopleSoft PeopleToolsには、認証なしでリモートコード実行につながる脆弱性があります。Google Cloud(Mandiant)によると、今回修正された脆弱性を悪用した攻撃を確認しているとのことです。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書

ShinyHunters Targets Education Sector with Oracle PeopleSoft Exploit | Google Cloud Blog
An active compromise and extortion campaign attributed to ShinyHunters targeting Oracle PeopleSoft with a zero-day explo...

【4】複数のSplunk製品に脆弱性

情報源

Remote Code Execution through Deserialization of Untrusted Data in Splunk Secure Gateway
In Splunk Enterprise versions below 10.2.4, 10.0.7, 9.4.12, and 9.3.13, Splunk Cloud Platform versions below 10.3.2512.1...

概要
複数のSplunk製品には、脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書

Splunk Vulnerability Disclosure

【5】Jenkinsに複数の脆弱性

情報源

Jenkins Security Advisory 2026-06-10
Jenkins – an open source automation server which enables developers around the world to reliably build, test, and deploy...

概要
Jenkinsには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【6】GitLabに複数の脆弱性

情報源

GitLab Patch Release: 19.0.2, 18.11.5, 18.10.8 | GitLab Docs
Learn more about GitLab Patch Release: 19.0.2, 18.11.5, 18.10.8 for GitLab Community Edition (CE) and Enterprise Edition...

概要
GitLabには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【7】OpenSSLに複数の脆弱性

情報源

https://openssl-library.org/news/secadv/20260609.txt

概要
OpenSSLには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該ソフトウェアを修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【8】Veeam Backup & Replicationにリモートコード実行につながる脆弱性

情報源

KB4869: Vulnerability Resolved in Veeam Backup & Replication 12.3.2.4854
Vulnerability Resolved in Veeam Backup & Replication 12.3.2.4854

概要
Veeamが提供するVeeam Backup & Replicationには、要認証のリモートコード実行につながる脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【9】複数のFortinet製品に脆弱性

情報源

PSIRT | FortiGuard Labs
None

概要
複数のFortinet製品には、脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書

PSIRT Advisories | FortiGuard Labs

【10】複数のSAP製品に脆弱性

情報源

SAP Security Patch Day - June 2026
SAP security Patch Day Bulletin

概要
複数のSAP製品には、脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【11】Apache HTTP Server 2.4に複数の脆弱性

情報源

Apache HTTP Server 2.4 vulnerabilities - The Apache HTTP Server Project

概要
Apache HTTP Server 2.4には、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【12】Google Chromeに複数の脆弱性

情報源

Stable Channel Update for Desktop
The Stable channel has been updated to 149.0.7827.102/.103 for Windows and ?? Mac and 149.0.7827.102 for Linux, which wi...

概要
Google Chromeには、複数の脆弱性があります。Googleによると、今回修正された一部の脆弱性を悪用した攻撃を確認しているとのことです。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。
関連文書

Stable Channel Update for Desktop
The Stable channel has been updated to 149.0.7827.114/.115 for Windows and Mac and 149.0.7827.114 for Linux, which will ...

【13】VMware Cloud Foundation Operationsに複数の脆弱性

情報源

Support Content Notification - Support Portal - Broadcom support portal

概要
VMware Cloud Foundation Operationsには、複数の脆弱性があります。この問題は、当該製品を修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、開発者が提供する情報を参照してください。

【14】JCE(Joomla Content Editor)に不適切なアクセス制御の脆弱性

情報源

JCE Pro 2.9.99.5 released
JCE - A Content Editor for Joomla!ツョ

概要
Joomla!向けのエディター拡張機能JCE(Joomla Content Edi

出典: JPCERT/CC セキュリティ注意喚起
URL: https://www.jpcert.or.jp/wr/2026/wr260617.html#15

時系列

主な数値

紹介された脆弱性情報の件数 18件
悪用が確認された脆弱性情報の件数 3件

この事例から確認すべきポイント

JPCERT/CCのWeekly Reportは、企業や組織が情報セキュリティ対策を講じる上で重要な情報源となります。本レポートでは、深層学習ライブラリ、Webブラウザ、ミドルウェア、開発ツール、バックアップソフトウェア、ネットワーク機器、OS、コンテンツエディタなど、多岐にわたる製品・ソフトウェアの脆弱性が報告されています。特に、Microsoft Edge、Oracle PeopleSoft PeopleTools、Google Chromeの脆弱性については、既に悪用が確認されている点が注目されます。これは、攻撃者がこれらの脆弱性を積極的に狙っていることを示唆しており、該当製品を利用している組織は速やかに修正済みバージョンへの更新を行う必要があります。また、各製品の提供元が公開する詳細情報や関連文書を確認し、自社のシステムへの影響範囲を正確に把握することが求められます。定期的な脆弱性情報の収集と迅速な対応は、サイバー攻撃のリスクを低減するための基本であり、情報システム部門だけでなく、経営層もその重要性を認識すべきです。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-17

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