「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
この発表の要点
- 全年代でインターネット利用時間がテレビ視聴時間を超過し、その差を拡大している。
- ソーシャルメディアではLINEが92.9%、YouTubeが81.5%と高い利用率を示す。
- 情報源としての重要度や信頼度はメディアや年代によって異なる傾向が見られる。
企業・自治体への影響
広告・マーケティング業界、メディア企業、コンテンツプロバイダーは、消費者のメディア利用実態の変化を把握し、戦略の見直しが求められます。特に、若年層への情報伝達においてはインターネットメディアの活用が不可欠であり、高齢層へはテレビの重要性が依然として高いです。広報部門は、信頼性のある情報発信チャネルとして、メディアごとの特性を理解した上で戦略を構築する必要があります。
対応すべきこと
- 自社のターゲット層が利用するメディアの傾向を本報告書で確認する。
- 広報・マーケティング戦略において、メディアごとの利用実態と信頼度を考慮したチャネル選定を行う。
- 社内の関係部門(広報、マーケティング、経営企画など)へ調査結果を共有し、今後の戦略立案に活用する。
- 公式出典(総務省情報通信政策研究所のホームページ)で詳細な報告書を確認する。
対象部門: 経営者 総務 広報
対応期限:定期確認
基本データ
| 企業・団体 | 総務省情報通信政策研究所 |
|---|---|
| 発表日 | 2026-06-26 |
| 分類 | 統計・調査データ |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
報道資料
令和8年6月26日
「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
総務省情報通信政策研究所は、「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を実施し、その報告書等を取りまとめましたので公表します。
1 背景・目的
本調査は、インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにすることを目的として、東京経済大学 コミュニケーション学部 北村 智教授、東京大学 橋元 良明名誉教授ほか※との共同研究により、平成24年から毎年実施している調査です(今回で14回目の調査)。
※ 青山学院大学総合文化政策学部 河井 大介助教。
2 添付資料
別紙1 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要
別紙2 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
3 調査結果のポイント
(1)主なメディアの平均利用時間
・主なメディアの平均利用時間について経年で推移を見ると、全年代では、平日、休日ともに、「インターネット利用」が「テレビ(リアルタイム)視聴」を超過し、その差を拡大しつつある。
【平日】インターネット:183.9分(+2.1分)、テレビ(リアルタイム):156.1分(+1.4分)
【休日】インターネット:192.9分(+9.2分)、テレビ(リアルタイム):189.2分(+6.5分)
(注)括弧内の分数は前年度からの増減
(2)主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率
・主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率について、全年代では「LINE」が92.9%、「Instagram」が54.8%、「X(旧Twitter)」が44.7%、「Facebook」が27.0%となっている。動画共有系では、「YouTube」が81.5%、「TikTok」が36.7%となっている。
(3)目的別の利用メディア
・「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「インターネット」が55.4%と最も高い。年代別では、10代から50代では「インターネット」、60代及び70代では「テレビ」を最も利用している。
・「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「テレビ」が50.3%と最も高い。年代別では、10代及び50代から70代では「テレビ」、それ以外の各年代では「インターネット」を最も利用している。
・「趣味・娯楽に関する情報を得る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「インターネット」が70.8%と最も高い。年代別では、10代から60代では「インターネット」、70代では「テレビ」を最も利用している。
(4)メディアの重要度・メディアの信頼度
・「情報源としての重要度」は、全年代では「テレビ」が80.6%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「娯楽としての重要度」は、全年代では「インターネット」が80.7%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「メディアとしての信頼度」は、全年代では「新聞」が58.8%と最も高い。年代別では、10代、20代及び60代では「テレビ」が最も高く、それ以外の各年代では「新聞」が最も高い。
【調査概要】
・対象者:13歳から79歳までの男女1,800人
※サンプルの構成は性別・年齢10歳刻みで令和7年1月住民基本台帳の実勢比例。全国125地点にてランダムロケーションクォータサンプリングにより抽出。
・調査方法:訪問留置調査
・調査対象期間:令和7年12月1日(月)〜12月7日(日)
・日記式調査とアンケート調査を併行実施
<関係資料>
本調査の質問票、集計表、過去の報告書等の関係資料については、当研究所のホームページをご覧ください。
(https://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html)
連絡先
情報通信政策研究所 調査研究部
担当:大橋主任研究官、溝口研究官
電話:03-5253-5496(直通)
E-mail:iicp-chousa/atmark/soumu.go.jp
※ 迷惑メール防止のため、「@」を「/atmark/」と表記しています。
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出典: 総務省
URL: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000130.html
時系列
- 2012-XX-XX 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査を開始(平成24年から毎年実施)
- 2025-12-01 令和7年度調査の対象期間開始
- 2025-12-07 令和7年度調査の対象期間終了
- 2026-06-26 「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を公表
主な数値
| 調査回数 | 14回 |
|---|---|
| 調査対象者数 | 1800人 |
| インターネット利用時間(平日) | 183.9分 |
| テレビ(リアルタイム)視聴時間(平日) | 156.1分 |
| インターネット利用時間(休日) | 192.9分 |
| テレビ(リアルタイム)視聴時間(休日) | 189.2分 |
| LINE利用率 | 92.9% |
| Instagram利用率 | 54.8% |
| X(旧Twitter)利用率 | 44.7% |
| Facebook利用率 | 27.0% |
| YouTube利用率 | 81.5% |
| TikTok利用率 | 36.7% |
| 「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ために最も利用するメディア(インターネット) | 55.4% |
| 「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」ために最も利用するメディア(テレビ) | 50.3% |
| 「趣味・娯楽に関する情報を得る」ために最も利用するメディア(インターネット) | 70.8% |
| 「情報源としての重要度」(テレビ) | 80.6% |
| 「娯楽としての重要度」(インターネット) | 80.7% |
| 「メディアとしての信頼度」(新聞) | 58.8% |
この事例から確認すべきポイント
本調査結果は、現代社会における情報通信メディアの利用実態が継続的に変化していることを明確に示しています。特に、インターネットが主要な情報源および娯楽源としてテレビを凌駕する傾向は、企業がターゲット層にリーチするための広報・マーケティング戦略を再考する上で不可欠な情報です。年代別に「いち早く知る」「信頼できる情報を得る」「趣味・娯楽」といった目的ごとの利用メディアが異なる点は、メッセージングとチャネル選定の重要性を浮き彫りにします。例えば、若年層にはインターネット、高齢層にはテレビが依然として影響力を持つため、一律のメディア戦略ではなく、きめ細やかなアプローチが求められます。また、ソーシャルメディアの利用率データは、デジタルコミュニケーション戦略の最適化に直結するでしょう。これらのトレンドを理解し、自社の顧客層や事業特性に合わせて戦略を調整することが、競争優位性を確立する上で重要となります。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-26
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