中国ウィーライド、自動運転向け保険体制を世界展開へ
最終確認日: 2026-11-05
基本データ
| 分類 | 経済・産業トレンド |
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発表された内容
2026年11月05日
中国の自動運転技術のスタートアップ企業、ウィーライド(WeRide、本社:広東省広州市)は10月27日、自動運転サービスの世界展開を支える「グローバル保険協力計画」を開始したと発表した。同社はドイツの大手保険グループ、アリアンツ傘下のシンガポール法人であるアリアンツ・インシュアランス・シンガポール(以下、アリアンツ)と中国の大手損害保険会社、平安産険を初の提携先とし、中国、東南アジア、中東で展開する既存事業に加え、欧州など今後展開予定の市場も対象に保険体制を整備する。
同計画では、両社が持つ国際・中国市場における知見を活用し、各地域の規制やニーズに応じて、レベル4(L4、注)自動運転車の運行ライフサイクル全体を対象とする保険商品を共同開発する。対象となる保険には、自動車責任保険、商業総合賠償責任保険、製造物責任保険に加え、プライバシーおよびサイバーセキュリティーに関するリスクへの補償も含まれる。また、長期的な提携の深化と保有車両数の拡大に伴い、保険契約を一元管理し、保険管理の効率化を図るとしている。
アリアンツは、ウィーライドのシンガポール事業における主要な保険提携先だ。ウィーライドの発表によると、アリアンツは、セントーサ島で運行する自動運転小型バス「ロボバス(Robobus)」に保険を提供し、シンガポールで初めて完全無人運転車両を引き受けた保険会社となった。その後、自動運転タクシー「ロボタクシー(Robotaxi)」にも補償範囲を拡大し、ウィーライドとグラブ(Grab)がプンゴル地区で展開する自動運転シャトルサービス「Ai.R(Autonomously Intelligent Ride)」を支援している(2025年9月26日記事、2026年4月10日記事参照)。
平安産険は、ウィーライドと中国・中東市場向けのロボタクシー保険商品を共同開発し、北京市、広州市、アブダビ、ドバイの4都市で、ウィーライドの無人商業運行サービスを支援する。ウィーライドによると、同社は現在13カ国・60超の都市に事業を展開しており、保有するL4自動運転車は約3,600台、そのうちロボタクシーは1,800台超という。
自動運転を巡っては、事故発生時の責任の所在や保険適用の範囲が課題として議論されており、中国の自動車産業情報サービスプラットフォームの盖世汽車(Gasgoo)は、保険制度の整備が自動運転の商業化を支える重要な要素の1つと評価している(「Gasgoo」3月31日)。
(注)中国工業情報化部による「汽車駕駛自動化分級(自動車運転自動化分類)」の国家標準で、自動運転レベルの1つ。レベルゼロからレベル5まで6段階あり、レベル4は高度自動運転と定義されている。
(西村京子)
(中国、シンガポール)
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公開日: 2026-11-05 / 最終確認: 2026-11-05
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編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-11-05
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