現代自動車、第2四半期の売上高は増加するも営業利益は2割減
この発表の要点
- 現代自動車は2026年第2四半期に増収減益を記録し、売上高は1.9%増、営業利益は20.8%減となった。
- 増収はHEV販売実績とウォン安効果によるもので、減益は原材料価格上昇と部品調達遅延が主な要因である。
- 部品調達遅延は3月下旬に発生した系列部品メーカーの火災に起因しており、サプライチェーンのリスクが顕在化した。
企業・自治体への影響
自動車製造業および関連部品メーカーは、原材料価格の変動やサプライチェーンの脆弱性に対するリスク管理体制を強化する必要があります。特に、特定の部品供給元への依存度が高い企業は、代替調達先の確保や事業継続計画(BCP)の見直しが喫緊の課題となります。
対応すべきこと
- 自社のサプライチェーンにおける潜在的なリスク要因(単一供給源、地政学的リスクなど)を再評価する。
- 原材料価格の変動に対する対応策(価格転嫁、ヘッジ戦略など)を検討し、財務部門と連携する。
- 事業継続計画(BCP)において、部品供給途絶時の対応フローを確認し、必要に応じて強化する。
- 競合他社の業績発表や業界トレンドを継続的にモニタリングし、自社の経営戦略立案に活用する。
対象部門: 経営者 経理 広報 総務
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 現代自動車 |
|---|---|
| 業界 | 自動車製造業 |
| 発表日 | 2026-07-27 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月27日
添付資料(118 KB)
現代自動車は7月23日、2026年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比1.9%増の49兆2,150億ウォン(約5兆4,137億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は20.8%減の2兆8,510億ウォン、当期純利益は11.1%減の2兆8,880億ウォンと増収減益だった(添付資料表1参照)。
第2四半期の世界販売台数は前年同期比6.9%減の99万2,000台だった。内訳は、国内販売が16.4%減の15万8,000台、米国が0.9%増の26万5,000台、欧州が10.9%減の14万4,000台、インドが5.4%増の13万9,000台などとなった(添付資料表2参照)。
なお、同期のエコカー〔ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)など〕の販売台数は1.9%増の26万7,000台(前年同期26万2,000台)だった。エコカーの種類別では、HEVが18万8,000台、EVが6万9,000台などだった。
同社では、増収の要因として、過去最高水準のHEVの販売実績や通貨ウォン安効果を挙げた。他方、減収の要因として、原材料価格の上昇や部品調達の遅れ(注)を挙げた。
今後について同社では、「多様なパワートレインの運営と各市場の特性に合わせた製品ポートフォリオ策定により、需要に弾力的に対応していく」とした。
(注)3月下旬に発生した系列部品メーカーの火災により、エンジンバルブの調達が遅延した。
(李海昌)
(韓国)
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現代自動車、第2四半期の売上高は増加するも営業利益は2割減
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/663eb38d9118b8a2.html
時系列
- 2026-03 系列部品メーカーの火災が発生し、エンジンバルブの調達が遅延。
- 2026-07-23 2026年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表。
主な数値
| 発表日 | 2026-07-27日付 |
|---|---|
| 第2四半期売上高 | 49兆2,150億ウォン |
| 第2四半期売上高(日本円換算) | 5兆4,137億円 |
| 第2四半期売上高増減率 | 1.9%増 |
| 第2四半期営業利益 | 2兆8,510億ウォン |
| 第2四半期営業利益増減率 | 20.8%減 |
| 第2四半期当期純利益 | 2兆8,880億ウォン |
| 第2四半期当期純利益増減率 | 11.1%減 |
| 第2四半期世界販売台数 | 99万2,000台 |
| 第2四半期世界販売台数増減率 | 6.9%減 |
| 第2四半期国内販売台数 | 15万8,000台 |
| 第2四半期国内販売台数増減率 | 16.4%減 |
| 第2四半期米国販売台数 | 26万5,000台 |
| 第2四半期米国販売台数増減率 | 0.9%増 |
| 第2四半期欧州販売台数 | 14万4,000台 |
| 第2四半期欧州販売台数増減率 | 10.9%減 |
| 第2四半期インド販売台数 | 13万9,000台 |
| 第2四半期インド販売台数増減率 | 5.4%増 |
| 第2四半期エコカー販売台数 | 26万7,000台 |
| 第2四半期エコカー販売台数増減率 | 1.9%増 |
| 前年同期エコカー販売台数 | 26万2,000台 |
| 第2四半期HEV販売台数 | 18万8,000台 |
| 第2四半期EV販売台数 | 6万9,000台 |
この事例から確認すべきポイント
現代自動車の2026年第2四半期業績は、売上高が増加したものの、営業利益と当期純利益は減少する「増収減益」という結果でした。増収の背景には、ハイブリッド車(HEV)の販売好調とウォン安効果があり、エコカーへの需要シフトが明確に表れています。一方で、減益の主要因として、原材料価格の高騰に加え、3月下旬に発生した系列部品メーカーの火災によるエンジンバルブの調達遅延が挙げられています。この事例は、自動車業界が直面するサプライチェーンの脆弱性や地政学的リスク、原材料価格変動といった外部要因が、企業の収益に直接的な影響を与えることを示しています。現代自動車は今後、多様なパワートレインの運営と市場特性に合わせた製品ポートフォリオ策定により、需要に弾力的に対応する方針を示しており、持続的な成長に向けた戦略的な対応が注目されます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-27
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