経済・産業トレンド

現代自動車、第2四半期の売上高は増加するも営業利益は2割減

現代自動車は2026年7月23日、同年第2四半期(4~6月)の連結業績を発表しました。売上高は前年同期比1.9%増の49兆2,150億ウォンで増収となった一方、営業利益は20.8%減の2兆8,510億ウォン、当期純利益は11.1%減の2兆8,880億ウォンと減益となりました。世界販売台数は6.9%減の99万2,000台でしたが、エコカー販売台数は1.9%増の26万7,000台でした。増収要因はHEV販売実績とウォン安効果、減益要因は原材料価格上昇と3月下旬の系列部品メーカー火災による部品調達遅れが挙げられています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

自動車製造業および関連部品メーカーは、原材料価格の変動やサプライチェーンの脆弱性に対するリスク管理体制を強化する必要があります。特に、特定の部品供給元への依存度が高い企業は、代替調達先の確保や事業継続計画(BCP)の見直しが喫緊の課題となります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 経理 広報 総務

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 現代自動車
業界 自動車製造業
発表日 2026-07-27
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年07月27日

添付資料(118 KB)

現代自動車は7月23日、2026年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比1.9%増の49兆2,150億ウォン(約5兆4,137億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は20.8%減の2兆8,510億ウォン、当期純利益は11.1%減の2兆8,880億ウォンと増収減益だった(添付資料表1参照)。

第2四半期の世界販売台数は前年同期比6.9%減の99万2,000台だった。内訳は、国内販売が16.4%減の15万8,000台、米国が0.9%増の26万5,000台、欧州が10.9%減の14万4,000台、インドが5.4%増の13万9,000台などとなった(添付資料表2参照)。

なお、同期のエコカー〔ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)など〕の販売台数は1.9%増の26万7,000台(前年同期26万2,000台)だった。エコカーの種類別では、HEVが18万8,000台、EVが6万9,000台などだった。

同社では、増収の要因として、過去最高水準のHEVの販売実績や通貨ウォン安効果を挙げた。他方、減収の要因として、原材料価格の上昇や部品調達の遅れ(注)を挙げた。

今後について同社では、「多様なパワートレインの運営と各市場の特性に合わせた製品ポートフォリオ策定により、需要に弾力的に対応していく」とした。

(注)3月下旬に発生した系列部品メーカーの火災により、エンジンバルブの調達が遅延した。

(李海昌)

(韓国)

ビジネス短信 663eb38d9118b8a2

関連情報

dummy

もっと見る

ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

現代自動車、第2四半期の売上高は増加するも営業利益は2割減

ジェトロ公式SNSアカウント

出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/663eb38d9118b8a2.html

時系列

主な数値

発表日 2026-07-27日付
第2四半期売上高 49兆2,150億ウォン
第2四半期売上高(日本円換算) 5兆4,137億円
第2四半期売上高増減率 1.9%増
第2四半期営業利益 2兆8,510億ウォン
第2四半期営業利益増減率 20.8%減
第2四半期当期純利益 2兆8,880億ウォン
第2四半期当期純利益増減率 11.1%減
第2四半期世界販売台数 99万2,000台
第2四半期世界販売台数増減率 6.9%減
第2四半期国内販売台数 15万8,000台
第2四半期国内販売台数増減率 16.4%減
第2四半期米国販売台数 26万5,000台
第2四半期米国販売台数増減率 0.9%増
第2四半期欧州販売台数 14万4,000台
第2四半期欧州販売台数増減率 10.9%減
第2四半期インド販売台数 13万9,000台
第2四半期インド販売台数増減率 5.4%増
第2四半期エコカー販売台数 26万7,000台
第2四半期エコカー販売台数増減率 1.9%増
前年同期エコカー販売台数 26万2,000台
第2四半期HEV販売台数 18万8,000台
第2四半期EV販売台数 6万9,000台

この事例から確認すべきポイント

現代自動車の2026年第2四半期業績は、売上高が増加したものの、営業利益と当期純利益は減少する「増収減益」という結果でした。増収の背景には、ハイブリッド車(HEV)の販売好調とウォン安効果があり、エコカーへの需要シフトが明確に表れています。一方で、減益の主要因として、原材料価格の高騰に加え、3月下旬に発生した系列部品メーカーの火災によるエンジンバルブの調達遅延が挙げられています。この事例は、自動車業界が直面するサプライチェーンの脆弱性や地政学的リスク、原材料価格変動といった外部要因が、企業の収益に直接的な影響を与えることを示しています。現代自動車は今後、多様なパワートレインの運営と市場特性に合わせた製品ポートフォリオ策定により、需要に弾力的に対応する方針を示しており、持続的な成長に向けた戦略的な対応が注目されます。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-27

関連事例

自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?

無料でプレスリリースを掲載する