年金拠出率を2026年7月からは10%に引き上げ、一部居住者に適用
この発表の要点
- サウジアラビアの年金拠出率が2026年7月1日から一部居住者に対し10%に引き上げられる。
- 対象は2024年7月3日以前に年金制度への納付履歴がない従業員。
- 拠出率は2025年から2028年にかけて段階的に引き上げられる計画の一部である。
企業・自治体への影響
サウジアラビアに進出している日本企業や現地法人において、人事・経理部門は従業員の年金拠出金計算に影響を受けます。特に、従業員の加入履歴によって適用される拠出率が異なるため、給与計算の複雑性が増し、人件費計画にも影響を及ぼす可能性があります。
対応すべきこと
- サウジアラビアの現地法人・駐在員事務所は、本発表内容を関係部門へ共有する。
- 従業員の年金制度加入履歴を確認し、個々に適用される拠出率を特定する。
- 給与計算システムおよび人件費予算を更新し、2026年7月1日からの新拠出率に対応する。
- 今後の段階的な拠出率引き上げに関する情報を継続的に収集し、対応計画を策定する。
対象部門: 経営者 人事 経理
対応期限:施行日まで
基本データ
| 企業・団体 | サウジアラビアの社会保険総合機構(GOSI) |
|---|---|
| 発表日 | 2026-06-19 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月19日
サウジアラビアの社会保険総合機構(GOSI)は、一部居住者に対し2026年7月1日から年金拠出率を従来の9%(2025年6月末時点、2025年7月からは9.5%)から10%へ引き上げる(従業員および雇用主の双方)。同機構は2024年7月に、社会保険法に係る年金拠出率の段階的な引き上げ導入(注)を公表していた。
今回の引き上げの対象者は、2024年7月3日以前に国民年金制度または社会保険制度のいずれにおいても保険料納付履歴がない従業員に適用され、公共部門および民間部門の双方が対象となる。一方で、2024年7月3日以前にいずれかの制度に加入歴(納付履歴)がある従業員については対象外となり、従来の拠出率(9%)が適用される。そのため、従業員によっては適用される拠出率が異なる場合があり、実務上、留意が必要となる。
(注)年金拠出率は、2025年から2028年にかけて段階的に引き上げられ、従業員および雇用主の双方に対し毎年0.5%ずつ引き上げられる。具体的には、2024年7月3日時点では双方ともに9%だが、2025年7月1日から9.5%、2026年7月1日から10%、2027年7月1日から10.5%、2028年7月1日から11%へと引き上げられる。
(平田若菜)
(サウジアラビア)
ビジネス短信 6dfc21f856392094
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年金拠出率を2026年7月からは10%に引き上げ、一部居住者に適用
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/6dfc21f856392094.html
時系列
- 2024-07 社会保険法に係る年金拠出率の段階的な引き上げ導入を公表
- 2024-07-03 年金拠出率が従業員および雇用主双方ともに9%の時点
- 2025-07-01 年金拠出率が9.5%に引き上げ
- 2026-07-01 年金拠出率が10%に引き上げ
- 2027-07-01 年金拠出率が10.5%に引き上げ
- 2028-07-01 年金拠出率が11%に引き上げ
主な数値
| 年金拠出率の変更(2026年7月1日より) | 10% |
|---|---|
| 段階的引き上げの開始年 | 2025年 |
| 段階的引き上げの終了年 | 2028年 |
| 段階的引き上げ幅(毎年) | 0.5% |
| 対象者の基準日 | 2024-07-03日付 |
この事例から確認すべきポイント
サウジアラビアにおける年金拠出率の段階的引き上げは、社会保障制度の持続可能性を確保するための措置と推測されます。特に、新規加入者と既存加入者で異なる拠出率が適用される点は、企業の人事・経理部門にとって実務上の複雑さを増す可能性があります。企業は、従業員の加入履歴を確認し、個々の従業員に適用される正確な拠出率を把握する必要があります。また、将来的なさらなる引き上げも計画されており、長期的な人件費計画に影響を与える可能性があるため、継続的な情報収集と対応が求められます。現時点で取得できた本文からは、詳細な適用条件や計算方法に関する具体的なガイドラインを確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-19
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