ISC BINDにおける複数の脆弱性(2026年7月)
この発表の要点
- ISC BINDに9件の脆弱性が公開された。
- JPRSは一部の脆弱性に対し「緊急」の注意喚起を発行し、バージョンアップを強く推奨している。
- 脆弱性にはDNSサービスの停止やキャッシュポイズニングなど、運用に重大な影響を及ぼすものが含まれる。
企業・自治体への影響
ISC BINDを使用している企業や自治体は、DNSサービスの停止、名前解決の妨害、キャッシュポイズニングなどのリスクに直面する可能性があります。特に、インターネット接続や内部ネットワークの基盤としてDNSを利用しているIT部門や情報システム部門は、業務継続性やセキュリティに直接的な影響を受けるため、早急な対応が求められます。
対応すべきこと
- 自社で運用しているISC BINDサーバーのバージョンを確認する。
- ISCおよびJPRSの公式アドバイザリを参照し、影響を受けるバージョンや具体的な対策(パッチ適用など)の詳細を確認する。
- 関係する情報システム部門やセキュリティ部門へ本情報を共有し、速やかな対応計画を策定・実行する。
- バージョンアップや設定変更などの対策を適用し、脆弱性を解消する。
対象部門: 情シス 経営者 広報
対応期限:速やかに確認
基本データ
| 企業・団体 | JPCERT/CC |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-07-23 |
| 分類 | サイバーセキュリティ |
発表された内容
公開日:2026/07/23 最終更新日:2026/07/23
JVNVU#97496543
ISC BINDにおける複数の脆弱性(2026年7月)
ISC(Internet Systems Consortium)から、ISC BINDの複数の脆弱性が公開されました。
ISCのアドバイザリを参照してください。
CVE-2026-10723: Incorrect acceptance of NSEC3 records
CVE-2026-10822: Key Record using PRIVATEDNS algorithm may lead to unexpected exit
CVE-2026-11331: Potential wildcard CNAME RPZ policy bypass
CVE-2026-11605: Unnecessary validation of DNSSEC signed records
CVE-2026-11622: Potential memory usage beyond configured limits
CVE-2026-11721: Cache poisoning possible with label count discrepancy, RRSIG, and wildcards
CVE-2026-12617: Record ordering based unexpected exit with CNAME or DNAME
CVE-2026-13204: Unexpected exit in certain situations with NSEC and NSEC3 both present
CVE-2026-13321: DNSSEC Validation Bypass via Out-of-Zone NSEC Next Field
ISCのアドバイザリを参照してください。
ISCのアドバイザリを参照してください。
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(名前解決の妨害)について(CVE-2026-13321) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2026-13204) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2026-12617) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSキャッシュポイズニングの危険性)について (CVE-2026-11721) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(メモリ不足の発生)について(CVE-2026-11622) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(過剰なCPU負荷の誘発)について(CVE-2026-11605) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)(緊急)BIND 9.xの脆弱性(RPZの設定のバイパス、DNSサービスの停止)に ついて(CVE-2026-11331) – バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2026-10822) – フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)/権威DNSサーバーの双方が対象、 バージョンアップを強く推奨 –
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)BIND 9.xの脆弱性(名前解決の妨害)について(CVE-2026-10723) – バージョンアップを強く推奨 –
JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia
Copyright (c) 2000-2026 JPCERT/CC and IPA. All rights reserved.
出典: jvn@jvn.jp
URL: https://jvn.jp/vu/JVNVU97496543/
時系列
- 2026-07-23 ISC BINDの複数の脆弱性が公開されました。
主な数値
| 脆弱性件数 | 9件 |
|---|
この事例から確認すべきポイント
この発表は、ISC BINDに存在する複数の深刻な脆弱性について、システム管理者への注意喚起を促すものです。特に、JPRSが「緊急」と位置づけ、バージョンアップを強く推奨している点から、速やかな対応が求められます。脆弱性の内容には、DNSサービスの停止、名前解決の妨害、DNSキャッシュポイズニング、メモリ不足、CPU負荷の誘発など、DNSインフラの安定性やセキュリティに直接影響を及ぼすものが含まれています。企業や組織は、自社で運用しているBINDサーバーのバージョンを確認し、ISCやJPRSのアドバイザリを参照して、影響範囲と対策を迅速に評価する必要があります。特に、DNSはインターネットの基盤となるサービスであるため、その停止や不正利用は広範囲にわたる業務影響を引き起こす可能性があります。セキュリティ部門やシステム運用部門は、これらの脆弱性に対するパッチ適用や設定変更などの対策を計画し、実行することが不可欠です。現時点で取得できた本文からは、具体的な影響を受けるBINDのバージョンやパッチの提供状況などの詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-23
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