令和8年度第5回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録
最終確認日: 2026-10-08
この発表の要点
- 議題1はオランザピン(経口剤)のCINVの効能・効果に限り、糖尿病患者等への禁忌解除を審議する内容です。
- 医薬品医療機器総合機構は、入院下での血糖管理等を前提に禁忌から削除して差し支えないと判断しています。
- 取得本文では議題2の詳細や審議結論は確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
企業・自治体への影響
医薬品製造販売業者(特にオランザピン製剤の関係企業)の薬事・安全管理部門、および医療機関と連携する営業・学術部門に関係すると考えられます。議題2の一般用医薬品関連事業者(ドラッグストア、薬局等)への影響は、取得本文からは判断できません。
対応すべきこと
- オランザピン関連の対象品目が自社にあるか確認し、薬事・安全管理部門で審議状況を把握する
- 参考資料や評価結果文書など公式出典で、条件(血糖モニタリング等)の詳細を確認する
- 学術・営業部門と情報共有し、今後の添付文書改訂や医療機関向け情報提供の動向を注視する
対象部門: 法務 広報
対応期限:施行日まで
基本データ
| 企業・団体 | 厚生労働省 薬事審議会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会 |
|---|---|
| 業界 | 医療・ヘルスケア |
| 分類 | 制度・法令改正 |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
令和8年度第5回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録
令和8年度第5回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録
日時
令和8年7月29日(水) 16:00~18:00
場所
経済産業省別館 1120各省庁共用会議室
(オンライン会議場)
議事
○医薬安全対策課長 それでは、定刻になりましたので、令和8年度第5回「薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開会いたします。
本日御出席の委員の先生方におかれましては、お忙しい中、御出席いただきまして、ありがとうございます。
本日の会議の公開については、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしておりますので、御理解、御協力のほどお願いいたします。議事録については、後日、厚生労働省ホームページに掲載いたします。
また、今回もWeb開催としており、対面での進行と一部異なる部分があります。前回と同様ではありますが、議事に先立ち、審議の進行方法等について事務局より説明させていただきます。
○事務局 事務局より御説明申し上げます。
まず、ハウリング防止のため、御発言時以外はマイクをミュートにしていただきますようお願いいたします。
御意見、御質問をいただくときには、ミュートを解除し、初めにお名前をお知らせください。
発言のタイミングが重なった場合には、調査会長から順に発言者を御指名いただきます。
その他、システムの動作不良などがございましたら、会議の途中でも結構ですので、事前にお伝えしている事務局の電話番号まで御連絡をお願いいたします。また、もし事務局側のインターネット接続が切れる等のトラブルが発生した場合は、事務局から一斉にメールで御連絡いたしますので、御確認いただけますと幸いです。
事務局からは以上でございます。
ここからの議事進行につきましては、調査会長の岡委員にお願いいたします。
○岡座長 調査会長の岡です。座長を務めさせていただきますので、委員の皆様には円滑な議事進行に御協力をお願いいたします。
今回もWeb開催ということで事務局から説明がありましたが、これまでの御説明に御質問、御意見等はございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、議事に入る前に、委員の出欠状況等について、事務局から御説明をお願いします。
○事務局 本日の委員の出欠状況について御報告いたします。
現時点で6名中6名の委員に御出席いただいておりますので、薬事審議会の規定により、定足数に達しているため、本日の会議は成立することを御報告申し上げます。
続きまして、本日、参考人として参加いただく先生を御紹介いたします。
議題1「オランザピンの「使用上の注意」の改訂について」の関係で、
日本癌治療学会 制吐薬適正使用ガイドライン委員会 制吐薬適正使用ガイドライン改訂ワーキンググループより、委員長 青儀健二郎先生
日本癌治療学会 制吐薬適正使用ガイドライン委員会 制吐薬適正使用ガイドライン改訂ワーキンググループより、チームリーダー 安部正和先生
日本癌治療学会より、会員 橋本浩伸先生
続きまして、議題2「一般用医薬品のリスク区分について」の関係で、
公益社団法人 全日本医薬品登録販売者協会より、理事 今井雄一郎様
株式会社ルミエイル あかね色薬局より、代表取締役兼管理薬剤師 藤尾絵美様
一般社団法人 日本チェーンドラッグストア協会より、政策統括 森俊一様
一般社団法人 日本医薬品登録販売者会より、会長 横山英昭様
以上の方々に御出席いただいております。
以上でございます。
○岡座長 続きまして、審議参加に関する遵守事項について、御説明をお願いいたします。
○事務局 本日御出席の委員及び参考人の先生方につきまして、議題1及び議題2の対象品目、競合品目の製造販売業者からの過去3年度における寄附金・契約金などの受取状況を報告いたします。
対象品目・対象企業及び競合品目・競合企業について、事前にリストを各委員・参考人にお送りして確認をいただいたところ、委員の皆様、お受け取りはないことを御申告いただいております。
委員の皆様におかれましては、意見陳述、議決のいずれにも加わっていただくことができます。また、参考人につきましても意見陳述が可能なことを確認しております。
なお、これらの申告につきましては、追ってホームページで公表させていただきます。
続きまして、所属委員の薬事審議会規程第11条への適合状況の確認結果について報告させていただきます。
薬事審議会規程第11条においては、『委員、臨時委員又は専門委員は、在任中、薬事に関する企業の役員、職員又は当該企業から定期的に報酬を得る顧問等に就任した場合には、辞任しなければならない。』と規定されております。
今回、全ての委員の皆様より、薬事審議会規程第11条に適合している旨を御申告いただいておりますことを御報告させていただきます。
報告は以上でございます。
○岡座長 ただいまの事務局からの説明に対し、御意見、御質問等はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、事務局から本日の資料の確認をお願いいたします。
○事務局 資料はあらかじめお送りさせていただいており、議題1に関して資料1-1~1-2、参考資料1-1~1-4、議題2に関して資料2-1~2-3、参考資料2-1~2-8がございます。
このほか、議事次第・資料一覧、委員・参考人名簿及び競合品目・競合企業リストがございます。
お手元に資料の御用意のない委員がいらっしゃいましたら、お知らせください。
なお、資料は厚生労働省ホームページにも掲載しておりますので、オンラインで傍聴されている方は、そちらを御参照ください。
以上でございます。
○岡座長 よろしいでしょうか。お手元にございますでしょうか。
それでは、議題1「オランザピンの「使用上の注意」の改訂について」の審議を行いたいと思います。事務局から説明をお願いします。
○事務局 本議題は資料1-1に沿って説明させていただきますので、まず資料1の1ページ目を御覧ください。
今回の審議対象は、オランザピンの経口剤となり、「1.品目概要」の項に、先発医薬品の販売名、承認取得者、効能効果等を示しております。
「2.背景」を御覧ください。
オランザピンは2000年12月に統合失調症の効能効果にて承認されましたが、2002年4月に参考資料1-1にお示しした「緊急安全性情報」イエローレターを発出した上で、使用上の注意を改訂し、投与時の血糖値測定等の観察を十分行うこと等を警告欄に記載するとともに、糖尿病患者、糖尿病の既往歴のある患者には禁忌とされました。
2017年2月に抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(以下、「CINV」。)が効能追加されましたが、2002年4月に改訂された禁忌の範囲は変わりませんでした。
このたび、一般社団法人日本癌治療学会より、参考資料1-2にございます「オランザピン(抗悪性腫瘍剤による悪心、嘔吐に対して投与する場合)の糖尿病患者に対する投与禁忌の改訂についての要望書」が提出されました。
学会から提出された資料に関しては、事務局からの説明の後で参考人の先生のほうから御説明いただきます。
次に2ページ目から3ページ目にございます「3.機構による評価結果」を御覧ください。
医薬品医療機器総合機構にて、調査を行った結果、本邦でのCINVの効能または効果での「糖尿病の患者、糖尿病の既往歴のある患者」へのオランザピンの使用経験は少ないものの、学会の提案のように、オランザピンの投与は入院下で血糖コントロールが良好な糖尿病患者のみを対象とし、投与期間を通じて緊急時に十分に対応できる体制を整えた上で投与し、オランザピン投与前及び投与中は毎回頻回に血糖値のモニタリングを行うなど、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態等の重篤な高血糖関連事象のリスクを最小化することを前提とするのであれば、CINVの効能または効果において、「糖尿病の患者、糖尿病の既往歴のある患者」を「禁忌」の項から削除して差し支えないと判断しております。なお、機構の評価結果文書は資料1-2のとおりでございます。
最後に4ページ目の「4.対応方針」にあるように、オランザピンは糖尿病を併発したがん患者に対する標準制吐療法で用いられるニーズがあり、禁忌とされた重篤な高血糖関連事象のリスクに関しては、入院下での血糖モニタリング等による管理を行うことで、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態等の重篤な高血糖関連事象のリスクを最小化できると考えております。
したがって、次の対応を条件として、オランザピン(経口剤)に関して、CINVの効能または効果に使用する場合に限り、糖尿病患者及び糖尿病の既往歴がある患者に対する禁忌を解除してはどうかと提案しております。
条件の1つ目は、オランザピン投与前及び投与期間中は、入院下で行うことを想定していますが、毎日頻回血糖モニタリングの管理を行うことを求め、退院日は直近の採血で血糖値が十分安定したことを確認することといたします。また、緊急時に十分対応できる体制を整えた上で投与することを求めることといたします。
条件の2つ目は、医療機関における糖尿病患者等での血糖モニタリングを徹底するため、一般社団法人日本癌治療学会に対して、参考資料1-3で示した血糖モニタリングの必要性及び、実施頻度等の方法等を記載した資料を作成し、がん治療に係る関連学会及び製薬企業と連携して医療機関等に情報提供を行うことを依頼いたします。
併せて、退院後の高血糖関連症状に対する対応のため
出典: 厚生労働省
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76578.html
時系列
- 2000-12-01 オランザピンが統合失調症の効能効果で承認されたと記載(日付は原文の「2000年12月」として月初日で表記)
- 2002-04-01 緊急安全性情報(イエローレター)を発出した上で使用上の注意を改訂し、糖尿病患者等に禁忌を設定したと記載(日付は「2002年4月」として月初日で表記)
- 2017-02-01 抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状(CINV)の効能が追加されたと記載(日付は「2017年2月」として月初日で表記)
- 2026-07-29 第5回安全対策調査会が開催され、議題1(オランザピンの使用上の注意の改訂)等が審議されたと記載
主な数値
| 出席委員数 | 6名 |
|---|---|
| 委員総数 | 6名 |
| 利益相反申告の対象期間 | 3年度 |
| 議題1の参考人数(学会関係) | 3名 |
| 議題2の参考人数 | 4名 |
この事例から確認すべきポイント
本議事録では、オランザピン(経口剤)について、CINVの効能または効果に限り糖尿病患者等への禁忌を解除する案が審議されています。医薬品医療機器総合機構は、入院下で血糖コントロールが良好な糖尿病患者のみを対象とし、緊急時への体制整備と血糖値の頻回モニタリングを前提とすることで、重篤な高血糖関連事象のリスクを最小化できるとの評価を示しています。事務局は、毎日の頻回血糖モニタリング、退院日の直近採血による血糖安定確認、退院後の高血糖関連症状への対応などを条件として提案しています。一方、取得した本文では具体的な頻度や条件の詳細、委員会としての最終的な結論は確認できませんでした。詳細は参考資料や添付資料を含む公式出典をご確認ください。医薬品関連企業においては、対象品目の添付文書や関連情報の改訂動向を注視し、社内で情報を整理しておくことが考えられます。また、議題2の一般用医薬品のリスク区分については、取得本文では審議内容を確認できていません。本件は審議段階の情報であり、確定した行政措置として扱うことは本文からは判断できません。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-07 / 最終確認: 2026-10-08
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-08
関連事例
- 厚生科学審議会感染症部会第27回新型インフルエンザ対策に関する小委員会 ・第12回危機対応医薬品等に関する小委員会についてを開催します
- 第82回厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会 (Web会議) を開催します
- 第68回厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会 議事録
- 第5回ゲノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の取扱い等に関する合同会議(第13回ゲノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の臨床利用のあり方に関する専門委員会、第26回ヒト受精胚を用いる遺伝性・先天性疾患研究に関する専門委員会) 資料
- 第5回ゲノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の取扱い等に関する合同会議(第13回ゲノム編集技術等を用いたヒト受精胚等の臨床利用のあり方に関する専門委員会、第26回ヒト受精胚を用いる遺伝性・先天性疾患研究に関する専門委員会)の開催について
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する