2026年上半期の訪問外国人数は前年同期比14.9%増
この発表の要点
- ベトナムの2026年上半期訪問外国人数は1,225万1,850人で、前年同期比14.9%増加した。
- 年間目標2,500万人の約50%を上半期で達成した。
- ロシアからの訪問者数が前年同期比2.9倍に大幅増加し、欧州からの訪問者数も56.1%増と高い伸びを示した。
企業・自治体への影響
ベトナムへの観光関連事業を展開する企業や、ベトナム市場への進出を検討する企業にとって、市場の成長性を示す重要な指標となります。特に、航空会社、旅行代理店、ホテル、小売業、飲食業などの部門は、国・地域別の訪問者数動向を分析し、ターゲット市場戦略を見直す必要があるでしょう。
対応すべきこと
- ベトナム市場における自社の事業機会やリスクを再評価する。
- 国・地域別の訪問者数データに基づき、マーケティング戦略やサービス提供体制を検討する。
- 航空路線の新規就航情報を継続的に収集し、物流や人の移動への影響を把握する。
- 関連する政府機関や業界団体からの追加情報を確認し、事業計画に反映させる。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ベトナム統計局 |
|---|---|
| 業界 | 観光 |
| 発表日 | 2026-07-28 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月28日
添付資料(138 KB)
ベトナム統計局は7月3日、2026年上半期(1~6月)の外国からのベトナム訪問者数(推定)が1,225万1,850人だったと発表した。前年同期の1,066万5,000人(2025年7月23日記事参照)から14.9%増加した。政府が掲げる2026年の年間目標2,500万人(2026年2月6日記事参照)の約50%を上半期で達成した。
訪問者数の内訳をみると、上位3カ国・地域は、中国269万6,000人(前年同期:272万7,000人)、韓国216万1,000人(同220万8,000人)に続き、ロシア74万3,000人(同26万人)が3位となった。ロシアからの訪問者数は前年同期比2.9倍と大幅に増加した。一方、日本は44万2,000人(同39万3,000人)と増加したものの、順位は前年の5位から8位に後退した(添付資料表参照)。
東南アジア諸国からの訪問者数も好調に推移している。ベトナム統計局(7月3日)が発表した情報によると、2026年上半期の訪問者数の伸び率は、フィリピンが前年同期比67.6%増と最も高く、カンボジア(同41.2%増)、シンガポール(同29.4%増)、インドネシア(同26.5%増)、マレーシア(同23.4%増)、タイ(同10.0%増)など近隣国が大きく上昇した。
地域別にみると、欧州からの訪問者数の増加率は前年同期比56.1%と最も高かった。国別では、ポーランド(同52.1%増)やチェコ(同30.1%増)のほか、ドイツ、フランス、英国、イタリアなどでも堅調に増加した。南アジアでは、インドが同45.6%増と高い伸び率を記録した。
航空会社の路線拡大が訪問者数増加に寄与
ベトナムでは2026年1月から6月までにインドネシア、フィリピン、台湾、欧州などとの国際線の新規就航が相次ぎ、航空便の利便性が高まっている。主な新規就航は次のとおり。
エアアジア航空は3月、バリおよびマニラとダナンを結ぶ路線を就航。
サン・フーコック・エアウェイズは3月、台北とフーコックを結ぶ便を初めて就航。
ベトナム航空は4月、プーケットとホーチミンを結ぶ便を就航。また、6月にアムステルダムとハノイを結ぶ便が初めて就航。
(グエン・ティエン)
(ベトナム)
ビジネス短信 921b0ba15a07ba52
関連情報
dummy
もっと見る
ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
2026年上半期の訪問外国人数は前年同期比14.9%増
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/921b0ba15a07ba52.html
時系列
- 2025-07-23 前年同期の訪問者数に関する記事が参照された日
- 2026-02-06 2026年の年間目標に関する記事が参照された日
- 2026-03 エアアジア航空がバリおよびマニラとダナンを結ぶ路線を就航。サン・フーコック・エアウェイズが台北とフーコックを結ぶ便を初めて就航
- 2026-04 ベトナム航空がプーケットとホーチミンを結ぶ便を就航
- 2026-06 ベトナム航空がアムステルダムとハノイを結ぶ便を初めて就航
- 2026-07-03 ベトナム統計局が2026年上半期(1~6月)の外国からのベトナム訪問者数(推定)を発表
- 2026-07-28 本記事が発表された日
主な数値
| 2026年上半期訪問外国人数 | 12251850人 |
|---|---|
| 前年同期比増加率 | 14.9% |
| 2026年年間目標 | 25000000人 |
| 中国からの訪問者数(2026年上半期) | 2696000人 |
| 韓国からの訪問者数(2026年上半期) | 2161000人 |
| ロシアからの訪問者数(2026年上半期) | 743000人 |
| ロシアからの訪問者数前年同期比 | 2.9倍 |
| 日本からの訪問者数(2026年上半期) | 442000人 |
| 欧州からの訪問者数増加率(前年同期比) | 56.1% |
| インドからの訪問者数増加率(前年同期比) | 45.6% |
この事例から確認すべきポイント
この発表は、ベトナムの観光産業が2026年上半期に顕著な成長を遂げたことを示しており、特に欧州や一部の東南アジア諸国からの訪問者数の伸びが大きく、航空路線の新規就航がその要因として挙げられています。一方で、日本からの訪問者数は増加したものの、全体の中での順位は後退しており、市場構造の変化がうかがえます。企業は、ベトナム市場への進出や既存事業の拡大を検討する際、国・地域別の訪問者数の動向や、航空路線の利便性向上といったインフラ整備の状況を詳細に分析する必要があるでしょう。特に、ロシアや欧州からの訪問者層をターゲットとしたサービスやプロモーション戦略の再検討が求められる可能性があります。現時点で取得できた本文からは、添付資料の詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-28
関連事例
- 高リスクが常態化する時代に、踏みとどまる自由貿易体制、2026年版「ジェトロ世界貿易投資報告」発表
- 2026年版 ジェトロ世界貿易投資報告 ―高リスクが常態化する時代に、踏みとどまる自由貿易体制―
- 北京市の2026年上半期GRP成長率は前年同期比5.4%、全国を上回る
- サウジアラビアの2025年の外国直接投資流入額は前年比53%増、世界13位に
- 米財務省、2025年の為替報告書を公表、日本は引き続き監視対象
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する