経済・産業トレンド 再選確定(ボルソナーロ氏側は当選取り消しを求める方針を示している)

ブラジル大統領選の決選投票でルーラ大統領が再選

2026年10月25日に行われたブラジル大統領選挙の決選投票で、現職のルーラ大統領(労働者党)が得票率51.79%を得て、野党フラビオ・ボルソナーロ上院議員(自由党)の48.21%を上回り再選が確定した。ルーラ氏は決選投票制度導入後初めて、第1回投票で首位にならずに当選した候補者となった。投票時間は一部投票所で2時間延長された。ボルソナーロ氏は結果を認めない姿勢を示し、正副大統領候補ペアの当選取り消しを求める方針を表明したと報じられている。

最終確認日: 2026-10-28

この発表の要点

企業・自治体への影響

直接の業界影響は原文から特定できない。日系企業では、ブラジル現地法人や対ブラジル取引を担う経営企画・経営者層が政権運営や政策方針の変化を注視する必要がある。現地の政治情勢が規制や市場環境に影響する可能性について、広報・法務部門が情報整理を行う余地がある。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報 法務

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ジェトロ(日本貿易振興機構)
発表日 2026-10-28
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年10月28日

ブラジルで10月25日、大統領選挙の決選投票が行われた。高等選挙裁判所(TSE)の集計結果(開票率100%)によると、現職のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領〔労働者党(PT)〕の得票率は51.79%となり、野党のフラビオ・ボルソナーロ上院議員〔自由党(PL)〕の48.21%を上回った。これにより、ルーラ大統領の再選が確定した。10月4日に実施された第1回投票ではボルソナーロ氏が首位だったが(2026年10月6日記事参照)、ルーラ氏は今回、決選投票制度(注1)の導入後初めて、第1回投票で首位とならずに当選した候補者となった(注2)。

現地紙「グローボ」(10月26日付)によると、今回の選挙結果に影響した要因として、ルーラ氏に有利に働いた棄権率の低下(21.08%から19.22%へ)と、白票・無効票の減少(4.77%から3.24%へ)が指摘されている(注3)。また、決選投票に進めなかった候補者の支持層の一部がルーラ氏に投票した可能性に加え、ルーラ氏は第1回投票でボルソナーロ氏に投票した有権者の一部を取り込んだ可能性も報じられている。

連邦最高裁判所(STF)は投票当日、全国の投票所のうち、午後5時の投票終了時刻を過ぎても開いていた投票所を対象に、投票時間を午後7時まで2時間延長した。これは、一部の自治体が選挙当日に無料の公共交通サービスを提供する義務を十分に履行できず、有権者の投票に影響が生じたことを受けた措置だ(注4)。

一方、ボルソナーロ氏は10月25日夜の記者会見で、選挙の実施・運営を管轄するTSEではなく、STFのクリスチアノ・ザニン判事が投票時間延長の決定を下したことを批判し、選挙結果を認めず、大統領選決選投票の無効を求める意向を示した。その後、同氏は26日に自身の公式ユーチューブチャンネルで、大統領選決選投票の無効には言及せず、選挙運動中の政治的・経済的影響力の不当行使を理由として、ルーラ大統領とジェラルド・アルキミン副大統領の正副大統領候補ペアの当選取り消しを求める方針を示した。

(注1)1988年憲法では、大統領選挙の第1回投票で最多得票者が有効投票の過半数を獲得できなかった場合、上位2候補による決選投票が実施されることが規定されている。
(注2)第1回投票後、ボルソナーロ氏は主要世論調査でリードしていたが、その差は縮小傾向にあった。
(注3)棄権者や白票・無効票の影響については、民間調査会社クエストのフェリペ・ヌネスCEOが、現地ニュースサイト「テラ」(10月22日付)に対し、この層は学歴が比較的低く、高齢者や女性の割合が高いなど、ルーラ氏が所属するPTの支持基盤に近い人口動態的特徴を有する傾向があると指摘していた。クエストの調査では、第1回投票で棄権または白票・無効票を投じた有権者のうち、決選投票でルーラ氏に投票すると答えた人が40%、ボルソナーロ氏に投票すると答えた人が36%だった。
(注4)STFの決定は、ルーラ大統領を支持する政党連合が、選挙当日に公共交通機関の運行を減らしたバイア州サルバドール市などを相手取って行った申し立てを受け、ザニン判事が下したもの。同判事は、決選投票を争う両陣営が有権者の移動に関する問題を訴えていた点も考慮したとしている。報道によると、STFへの申し立てに先立ち、ルーラ氏支持派とボルソナーロ氏支持派の双方がTSEに投票時間の延長を求めていたものの、同裁判所は判断を示していなかった。なお、ボルソナーロ氏側は、一部地域での豪雨や浸水被害により有権者の投票に支障が生じたことを理由に、サンパウロ州、パラナ州、サンタカタリーナ州の3州の17市で投票時間の延長をTSEに要請していた。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

ブラジル大統領選の決選投票でルーラ大統領が再選

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/628dc86f209ff1b1.html

時系列

主な数値

ルーラ大統領の得票率 51.79%
ボルソナーロ氏の得票率 48.21%
開票率 100%
棄権率(第1回投票から決選投票)の変化 21.08から19.22%
白票・無効票の割合の変化 4.77から3.24%
投票時間延長の時間 2時間
投票終了時刻 17:00時刻
クエスト調査:棄権・白票・無効票層のルーラ氏投票意向 40%
クエスト調査:棄権・白票・無効票層のボルソナーロ氏投票意向 36%
ボルソナーロ氏側が延長を要請した市数(3州) 17市

この事例から確認すべきポイント

本件は、ブラジルの大統領選挙の決選投票結果と、その後の選挙手続きをめぐる争いを伝える報道である。原文では、集計結果、得票率、投票時間延長の経緯、当事者の発言が時系列で整理されている。一方、ボルソナーロ氏側が求める当選取り消しの法的根拠や審理の見通しについては、取得した本文からは確認できなかった。詳細は公式出典をご確認ください。海外の政治・選挙動向は、日系企業にとって現地の政策運営、規制、為替や市場環境に影響しうる参考情報である。実務上は、直接の事業影響の有無を部門ごとに確認し、必要に応じて現地拠点や専門機関の情報と照合することが求められる。特定の業界や取引への影響について断定的な判断は、原文からは導けない点に留意が必要である。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-10-28 / 最終確認: 2026-10-28

執筆・確認主体

この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。

数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。

編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-28

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