TikTok ShopとIIPPF、模倣品対策について意見交換
最終確認日: 2026-10-28
この発表の要点
- IIPPFとTikTok Shopは2025年7月14日に覚書(MOU)を締結し、2026年10月8日に知的財産保護に関する意見交換を実施した
- TikTok Shopは権利者の負担軽減策として、テスト購入の代行と真贋判定を経た措置の取り組みを紹介した
- AI生成コンテンツの表示義務や誤認を招く表現の禁止、違反時の商品リンク削除などの対策が紹介された
企業・自治体への影響
ECモールで自社商品を販売している、または模倣品被害を受けている企業が影響を受けうる。特に、ブランド・キャラクター商品を扱う事業部門、知的財産を管理する法務部門、ECでの出品画像を作成する広報・マーケティング部門で、権利侵害の報告方法やAI生成画像の扱いの確認が必要になる可能性がある。
対応すべきこと
- 公式出典(ジェトロ掲載記事)で、TikTok Shopの知財保護の取り組み内容を確認する
- 自社商品が利用しているECモールの権利侵害報告窓口・手続きを法務・EC担当が確認する
- 出品画像にAI生成コンテンツを使う場合の表示・誤認防止の社内ルールを広報・マーケティング部門で点検する
- 模倣品被害の情報を総務・法務部門で共有し、対応状況を定期的に確認する
対象部門: 法務 広報 経営者
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 国際知的財産保護フォーラム(IIPPF) |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-10-28 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
2026年10月28日
ジェトロが事務局を務める国際知的財産保護フォーラム(IIPPF、注1)は10月8日、東京で電子商取引(EC)サービス「TikTok Shop」と同社のプラットフォームでの知的財産保護強化に向けて意見交換を行い、IIPPFの参加企業・団体から33人が参加した。
TikTok Shopは、ショート動画プラットフォーム「TikTok」内で商品の発見から購入までを完結させるEC機能であり、日本では2025年6月30日に提供が開始された。同年7月14日、IIPPFインターネットプロジェクトチーム(PJ)とTikTok Shopは今後の知財保護に関する協力体制を構築する旨の覚書(MOU)を締結しており(2025年8月18日記事参照)、本意見交換会はその協力の一環として開催された。
TikTok Shopの知的財産保護担当者は、真正品との類似性が高い商品や、複数のデザイン展開を持つキャラクター商品など、プラットフォーム側のみで権利侵害の有無を判断することが特に難しいと説明した。こういった場合、「知財保護センター」を通じた権利者からの情報提供や侵害報告が監視システムの改善や運用ルールの見直しにつながるという。
また、権利者の負担を軽減する取り組みも紹介された。例えば、テスト購入(注2)は削除申告の有効な証拠となる一方、その費用負担はブランド権利者側に生じるという問題がある。これに対し、TikTok Shop側が権利者に代わってテスト購入を実施し、権利者による真贋(しんがん)判定を経てストア閉鎖などの措置につなげる取り組みを紹介した。
TikTok Shopによる知的財産保護の取り組み紹介の様子(ジェトロ撮影)
後半には、参加企業2社が、TikTok ShopおよびTokopedia(注3)における権利侵害への対応状況を発表した。発表企業からは、正規品の出品画像に人工知能(AI)生成とみられるパッケージ画像が使用される事例が紹介され、消費者の混乱防止に向けたAI生成コンテンツの表示のあり方について議論がなされた。なお、TikTok Shopからも、LIVEやショート動画などにおけるAI生成コンテンツの表示義務や、AI生成コンテンツによって商品の内容について誤認を招く表現の禁止、違反時の商品リンク削除などの対策の紹介があった。
IIPPFインターネットPJ副幹事のワコールホールディングスの担当者は、「権利者にとって期待できる取り組みが進められていると強く感じた」と評価し、今後も継続的な情報共有や連携を通じて、権利侵害への迅速な対応や再発防止に向けた取り組みが一層進むことへの期待を示した。
(注1)2002年4月に設立され、模倣品・海賊版などの海外における知的財産権侵害問題の解決を目指す企業・団体が、業界横断的に集まるプラットフォーム。特許庁が活動を支援し、ジェトロが事務局を務める。海外の政府機関やECプラットフォーム事業者などとの意見交換を行う地域・分野別のプロジェクトチームを設置しており、インターネットPJは、定例の会合によるメンバー間での情報交換、国内外のEC事業者との双方向の意見交換などにより、オンライン上の模倣品・権利侵害対策に取り組んでいる。
(注2)権利侵害が疑われる商品を購入し、現物確認を行うこと。
(注3)PT Tokopediaはインドネシアのテクノロジー企業で、マーケットプレイス「Tokopedia」および「TikTok Shop」を運営している。
(迫佳沙音)
(日本)
ビジネス短信 623ad5ae3ee904e9
関連情報
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
TikTok ShopとIIPPF、模倣品対策について意見交換
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/623ad5ae3ee904e9.html
時系列
- 2025-06-30 日本でTikTok Shopの提供が開始された
- 2025-07-14 IIPPFインターネットプロジェクトチーム(PJ)とTikTok Shopが、今後の知財保護に関する協力体制を構築する旨の覚書(MOU)を締結
- 2026-10-08 東京でTikTok Shopと知的財産保護強化に向けた意見交換を実施(IIPPF参加企業・団体から33人が参加)
- 2026-10-28 ジェトロが本件の意見交換の内容を公表
主な数値
| 意見交換の参加人数 | 33人 |
|---|---|
| 発表した参加企業数 | 2社 |
| IIPPFの設立年月 | 2002年4月年月 |
| TikTok Shop日本での提供開始日 | 2025-06-30日付 |
| 覚書(MOU)締結日 | 2025-07-14日付 |
この事例から確認すべきポイント
本件は、ECプラットフォーム事業者と業界団体が模倣品・知的財産侵害対策で協力を進める取り組みの報告である。原文によれば、プラットフォーム側だけでは権利侵害の有無の判断が難しい商品(真正品との類似性が高い商品、複数のデザイン展開を持つキャラクター商品など)があり、「知財保護センター」を通じた権利者からの情報提供や侵害報告が監視システムや運用ルールの見直しにつながるとされている。また、テスト購入の費用負担が権利者側に生じる問題に対し、TikTok Shop側が代行する取り組みが紹介された。AI生成とみられる画像の利用や、AI生成コンテンツの表示義務、誤認を招く表現の禁止、違反時の商品リンク削除といった対策にも言及がある。ただし、取得した本文では各施策の具体的な運用基準、期限、件数などは確認できなかった。詳細は公式出典をご確認ください。自社でECモールを利用する場合は、権利侵害の報告窓口や画像利用ルールを公式情報で確認することが実務上の出発点になる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-28 / 最終確認: 2026-10-28
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-28
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