米テキサス州カーソン郡の「プロジェクト・マタドール」、AMDとの提携で開発前進
最終確認日: 2026-10-27
この発表の要点
- フェルミ・アメリカは2026年10月13日、AMDと信用補完契約および提携契約を締結したと発表した。
- 第1期案件は222MWで、将来的に最大650MW規模への拡張を見据えた協力枠組みに合意した。
- 総発電容量は顧客との契約締結を前提に最大17GW規模まで拡大する計画が示された。
企業・自治体への影響
半導体、AIインフラ、データセンター、電力供給に関わる企業では、サプライチェーンや事業機会の観点から市場動向として把握する意義がある。関係が薄い業種では直接的な影響は限定的と考えられる。
対応すべきこと
- 公式出典で契約の内容と対象規模を確認し、自社の取引・事業領域との関係を整理する
- 事業開発や経営企画部門で、AI向け電力・データセンター市場の動向として共有する
- 今後公表される契約金額や工程などの続報を継続的に確認する
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | フェルミ・アメリカ |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア・エネルギー・環境 |
| 発表日 | 2026-10-13 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年10月27日
米国インフラ開発企業のフェルミ・アメリカ(本社:テキサス州アマリロ)は10月13日、テキサス州カーソン郡で開発を進めている世界最大級のエネルギー・データ複合キャンパス「プロジェクト・マタドール(Project Matador)」(2026年3月2日付地域・分析レポート参照)に関し、米国半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と信用補完契約および提携契約を締結したと発表した(アクセス・ニュースワイア配信)。対象は222メガワット(MW)の電力供給能力を備える第1期案件で、両社は将来的に最大650MW規模への拡張を見据えた協力枠組みにも合意した。フェルミ・アメリカは今回の契約について、プロジェクトの資金調達に向けた重要な節目と位置付けている。
また、第1期案件は、AMD製GPU(半導体チップ)を採用する米AI(人工知能)クラウド企業テンサーウェーブ(TensorWave)向けとされている。提携契約は第2期・第3期の開発を見据えた協力枠組みとして位置付けられており、AMDはGPU供給に加え、将来的なAMDベースのAIインフラ展開を視野にプロジェクトへの関与を強めている。
同プロジェクトは、天然ガス火力、太陽光発電、蓄電池、原子力発電を組み合わせたAI・エネルギー複合拠点として開発が進められている。顧客との契約締結を前提に、総発電容量は最大17ギガワット(GW)規模まで拡大する計画で、2026年3月時点に示していた約11GWから上方修正した。発電設備とAIデータセンターを一体的に整備するハイパースケール案件として注目される。これまでに15億ドル超が投じられており、原子力発電計画だけでも建設ピーク時に9,000人超、運転開始後に600人超の雇用創出が見込まれている。
同プロジェクトの特徴は、発電設備とAIデータセンターを同一敷地内に整備し、テキサス電力信頼度協議会(ERCOT)系統への依存を抑えた独自電力網(プライベートグリッド)の構築を目指している点にある。フェルミ・アメリカは、AIインフラ整備における最大の課題は大規模かつ安定的な電力確保にあるとしており、顧客需要に応じた電力を敷地内で供給するモデルを掲げている。また、電力や天然ガス、水資源、許認可など開発に必要な準備を進めているという。
計画地はテキサス工科大学システムが所有する土地で、核兵器組立・解体施設である「パンテックス・プラント(Pantex Plant)」に隣接する。計画にはAP1000原子炉4基(約4.4GW)が含まれており、実現すれば、テキサス州の既存原子力発電設備(4基、約4.9GW)に匹敵する規模となる。カーソン郡も固定資産税減免協定を承認するなど、プロジェクトを後押ししている。
(綿谷鮎子)
(米国)
ビジネス短信 6f2aa04818bd3b25
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
米テキサス州カーソン郡の「プロジェクト・マタドール」、AMDとの提携で開発前進
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/6f2aa04818bd3b25.html
時系列
- 2026-03-02 地域・分析レポートが公表された(本文に参照として記載)。この時点で総発電容量は約11GWと示されていた。
- 2026-10-13 フェルミ・アメリカがAMDと信用補完契約および提携契約を締結したと発表した。
主な数値
| 第1期案件の電力供給能力 | 222MW |
|---|---|
| 将来的な拡張規模(上限) | 650MW |
| 総発電容量の計画上限 | 17GW |
| 2026年3月時点の総発電容量の示し | 11GW |
| これまでの投資額 | 15億ドル超ドル |
| 建設ピーク時の雇用創出見込み(原子力発電計画) | 9,000人超人 |
| 運転開始後の雇用創出見込み(原子力発電計画) | 600人超人 |
| 計画に含まれるAP1000原子炉の基数 | 4基 |
| AP1000原子炉の計画出力 | 約4.4GW |
| テキサス州の既存原子力発電設備(基数) | 4基 |
| テキサス州の既存原子力発電設備(出力) | 約4.9GW |
この事例から確認すべきポイント
本件は、発電設備とAIデータセンターを同一敷地内で一体的に整備する大規模計画について、半導体企業との契約締結が公表された事例である。発表では、総発電容量を顧客との契約締結を前提に最大17GWまで拡大する計画が示され、2026年3月時点の約11GWから上方修正されたと記載されている。一方、現時点で取得できた本文からは、契約金額や資金調達の具体的条件、今後の工程の詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。実務上は、確定した事実(契約の種類、第1期の規模、発表日)と、将来計画や見込み(拡張規模、雇用創出見込み)を区別して読むことが重要である。また、原子力発電や独自電力網を含む計画は許認可や地域の制度に依存するため、関係者は今後の進捗に関する公表情報を継続的に確認する必要がある。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-27 / 最終確認: 2026-10-27
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-27
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