シンガポールとモンゴル、炭素クレジット実施協定に基づく事業募集開始へ
最終確認日: 2026-10-15
基本データ
| 分類 | 経済・産業トレンド |
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発表された内容
2026年10月14日
シンガポールとモンゴルの両政府は10月8日、両国間のカーボンクレジット(炭素クレジット)協力に関する実施協定に基づくプロジェクトの募集を10月30日から開始すると発表した(シンガポール・エネルギー・貿易産業省プレスリリース)。2025年10月に署名された同実施協定に基づき、炭素クレジットプロジェクトの承認申請を受け付けるものだ(2025年10月10日記事参照)。
プロジェクトの承認プロセスは、(1)プロジェクト申請〔緩和活動に関する意向書(Mitigation Activity Note of Intent)などの提出〕、(2)承認申請〔プロジェクト設計書(Project Design Document)や第三者機関による妥当性確認報告書(Validation Report)などの提出〕、(3)国際的に移転される緩和の成果(ITMOs)発行申請〔ITMO発行申請書(ITMO Issuance Application Form)などの提出〕の3段階に大きく分かれる。
申請内容は、シンガポールとモンゴルの両政府がそれぞれの要件に基づいて審査する。利用可能なクレジット制度や方法論は既に公表されている一方、申請プロセスや各段階で必要となる提出書類などの詳細は、シンガポール政府のウェブサイト(Singapore’s Carbon Markets Cooperation)に今後掲載される予定だ。
承認されたプロジェクトは、パリ協定第6条に沿った炭素クレジットを創出する。シンガポールの「国際炭素クレジット(ICC)フレームワーク」の下、これらのクレジットは、同国の炭素税課税対象企業が、毎年の課税対象排出量の最大5%を相殺するために利用できる。
シンガポールは、2019年に東南アジアで初めて炭素税を導入した。税率は当初の二酸化炭素(CO2)換算排出量1トン当たり5シンガポール・ドル(約625円、Sドル、1Sドル=約125円)から、2024年に25Sドル、2026年に45Sドルへ引き上げられた。政府は2030年までには50~80Sドルとする方針を示している。
シンガポールはこれまでに、パプアニューギニア、ガーナ、ブータン、チリ、ペルー、ルワンダ、パラグアイ、タイ、ベトナム、モンゴル、フィリピン、ラオスの12カ国との間で実施協定に署名した。このうち、ガーナ、ペルー、ブータン、ルワンダ、タイでは、プロジェクトの公募が開始されている。
(広木拓)
(シンガポール、モンゴル)
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公開日: 2026-10-14 / 最終確認: 2026-10-15
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編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-15
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