シンガポール、先端半導体の研究・製造活動誘致へ、国家ブランド「SGセミコンダクター」発表
最終確認日: 2026-10-03
この発表の要点
- シンガポールが半導体分野の国家ブランド「SGセミコンダクター」を策定
- Aスター管轄下の研究機関と民間企業との官民連携を促進
- 先端パッケージングやシリコンフォトニクスなど7部門を重点部門に設定
企業・自治体への影響
製造業・半導体関連企業・ITソフトウェア部門等において、シンガポールの国家的な半導体戦略や研究開発動向を把握し、現地での事業展開やR&D連携を検討する際の重要な参考情報となる。
対応すべきこと
- 公式出典でシンガポールの半導体関連施策の最新動向を確認する
- 関連部門(経営企画・海外事業・R&D部門)へ情報を共有する
- 7つの重点部門における自社技術との親和性を検証する
対象部門: 経営者 総務 法務 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ(日本貿易振興機構) |
|---|---|
| 業界 | 製造 |
| 発表日 | 2026-10-02 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年10月02日
シンガポールのタン・シーレン貿易産業相(エネルギー・産業担当)は9月25日、先端半導体の研究・開発(R&D)や製造活動、人材の誘致に向け、半導体分野の統一ブランド「SGセミコンダクター(SG Semiconductor)」の策定を発表した。シンガポール半導体産業協会(SSIA)と科学技術研究庁(Aスター)が共同開催したフォーラム「共創による変革へ(Innovate Together)」での演説で明らかにした。
統一ブランドを立ち上げたのは、貿易産業省管轄下のAスターと経済開発庁(EDB)。統一ブランドの設置で、シンガポールの半導体産業や研究・開発力に対する企業や人材からの国際認知度を高めるのが狙いだ。同国は世界の半導体生産の約10%を占め、半導体製造装置の約20%を生産する。また、世界のファブレス半導体企業上位10社のうち8社が、同国にIC設計やR&Dチームを配置している。
SSIAとAスター共同主催のフォーラムで半導体分野の統一ブランド「SGセミコンダクター」を発表し、記念撮影するタン貿易産業相(左から5人目)(ジェトロ撮影)
Aスターのヨー・イーチア副長官(イノベーション・企業担当)は同日、世界の大手半導体メーカーとロジック回路の微細化競争を目指しているわけではないと説明した。その上で、「われわれの強みはシステム統合と、研究を商業化するためのR&D(トランスレーショナルR&D)」にあると述べた。
統一ブランド「SGセミコンダクター」の最初の取り組みとして、Aスター管轄下の研究機関と民間企業との官民連携を促進する。先端パッケージング、シリコンフォトニクス(注1)、パワーエレクトロニクス、高周波窒化ガリウム(RF-GaN、注2)、圧電MEMS(ピエゾMEMS、注3)、フラットオプティクス(注4)、集積回路設計の7部門を重点部門に設定した。
工業団地・施設の開発運営政府機関JTCのジャクリーン・ポー長官は前日の24日、SSIA主催フォーラム(SSIAサミット2026)で、「規模だけでなく信頼性、精度、安定性、スピードが重要となる半導体バリューチェーンにおいて不可欠な拠点となることを目指している」と述べた。ポー長官は、シンガポールの政治的中立性が多様な企業との協業を可能にしており、知的財産(IP)保護制度の整備が、多国籍企業によるIPやR&D機能の配置を後押ししていると指摘した。
(注1)半導体基板に微細な光回路を形成することで、光信号の生成、伝送、制御を行う技術。
(注2)ガリウムと窒素を組み合わせた化合物半導体により、従来の半導体と比べて高電圧に耐えられる。
(注3)圧電材料の性質を利用した微小電気機械システム(MEMS)の技術。従来のMEMSと比べ、省電力、小型化などの特徴がある。
(注4)薄く平らな基板上にナノレベルの微細構造を配置する次世代の光学技術。
(本田智津絵)
(シンガポール)
ビジネス短信 ceb81fa09177e51d
関連情報
dummy
もっと見る
ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
シンガポール、先端半導体の研究・製造活動誘致へ、国家ブランド「SGセミコンダクター」発表
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/10/ceb81fa09177e51d.html
時系列
- 2026-09-24 工業団地・施設の開発運営政府機関JTCのジャクリーン・ポー長官がSSIA主催フォーラム(SSIAサミット2026)で講演
- 2026-09-25 タン・シーレン貿易産業相が半導体分野の統一ブランド「SGセミコンダクター」を発表
主な数値
| 世界半導体生産におけるシンガポールのシェア | 約10% |
|---|---|
| 世界半導体製造装置におけるシンガポールの生産シェア | 約20% |
| ファブレス半導体企業上位10社のうちシンガポールに拠点を置く割合 | 8社 |
この事例から確認すべきポイント
シンガポール政府による半導体分野の国家ブランド「SGセミコンダクター」の発表は、同国の高度な研究開発力と製造インフラを世界にアピールし、さらなる外資や優秀な人材を呼び込むための戦略的な取り組みである。半導体関連企業や製造業、商社などの実務においては、シンガポールの政治的中立性や知的財産保護制度といった事業環境の強みを確認しつつ、同国における官民連携の枠組みや重点7部門(先端パッケージング、シリコンフォトニクス、パワーエレクトロニクス、RF-GaN、圧電MEMS、フラットオプティクス、集積回路設計)における協業の可能性を評価することが求められる。現時点で取得できた本文からは、詳細な応募要件や個別の支援スキームの数値を確認することはできないため、詳細は公式出典や現地の経済開発庁等の情報を適宜確認する必要がある。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-10-02 / 最終確認: 2026-10-03
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-03
関連事例
- ベルリンで「IFA 2026」開催、アジア企業の存在感高まる
- インド・ベンガルールで宇宙テック展示会開催、初のジャパンパビリオンに日本企業8社が出展
- ジェトロ、ベンガルールとハイデラバードで宇宙テック企業視察ツアー開催
- メキシコ国税庁、税関価格申告書の電子申請(MVE)開始を再延期、11月1日から
- 南西アジア最大級のエレクトロニクス展示会「electronica India 2026」が開催
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する