中国、14鉱種の埋蔵量が世界1位との報告を公開
最終確認日: 2026-09-28
この発表の要点
- 中国自然資源部が「中国鉱産資源報告2026」を公表し、レアアースなど14鉱種の埋蔵量が世界1位となったことを発表した。
- 第14次5カ年規画期間中の探鉱投資額は累計5,000億元を超え、前回比29.3%増を記録した。
- 2025年の新鉱産資源法施行および2026年の実施条例施行により、資源管理制度とビジネス環境の整備が進められている。
企業・自治体への影響
製造業や商社等の調達・経営部門において、中国のレアアースや各種鉱産資源の埋蔵・生産動向、ならびに新規の鉱産資源法および実施条例による規制強化がサプライチェーンに与える影響を把握する必要がある。
対応すべきこと
- 公式出典を確認し、自社調達に関連する鉱産資源の埋蔵・生産動向を把握する
- 新鉱産資源法および実施条例が自社の中国における事業活動に及ぼす影響を法務・調達部門で確認する
- 必要に応じて調達先の見直しやサプライチェーンのリスク管理体制を検討する
対象部門: 経営者 総務 法務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 中国自然資源部 |
|---|---|
| 業界 | エネルギー・環境 |
| 発表日 | 2026-09-28 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年09月28日
中国自然資源部は9月11日、「中国鉱産資源報告2026」の主な内容をホームページに掲載した。同報告は、2025年以降の鉱産資源関連の政策・法規、探鉱の進展、鉱産資源の開発・利用と保護、鉱業のグリーン化などを紹介している。
報告によると、中国は2025年に新たな鉱産資源法を施行し、2026年にその実施条例を施行し、鉱産資源管理制度を整備した。なお、同条例では、鉱業権、鉱産資源の探査・採掘、鉱区の生態修復などに関する制度を整備し、鉱産資源管理の強化と鉱業分野のビジネス環境改善を図るとしている。
また、第14次5カ年(2021~2025年)規画期間中には、戦略的に重要な鉱産資源について、大型・中型の鉱産地や油田・天然ガス田などを新たに398カ所発見した。具体的には、銅、金、カリウム塩の探鉱で歴史的な成果を上げたほか、リチウム、ヘリウム、高純度石英などの探鉱も進展した。中国全域の探鉱投資額は同規画期間中に累計5,000億元(約12兆円、1元=約24円)を超え、第13次5カ年(2016~2020年)規画期間比で29.3%増加した。
同報告は、中国の鉱産資源の埋蔵量についても示した。2025年末時点で、レアアース(希土類)、タングステン、スズ、モリブデン、アンチモン、ガリウム、ゲルマニウム、インジウム、蛍石、黒鉛など14鉱種の埋蔵量が世界1位となった。また、石炭、鉄鉱石、マンガン、チタン、リチウム、亜鉛、リン、マグネサイトなど9鉱種の埋蔵量も世界4位以内だった。
2025年の地質調査・探鉱投資額は前年比1.6%増の1,178億5,500万元となり、5年連続で増加した。石油・ガス以外の鉱産地の新規発見数は200カ所だった。鉱種別の発見数を多い順にみると、金が16カ所、鉄が11カ所、石炭が9カ所、マンガンとリチウムが各8カ所だった。レアアースの資源量が大幅に増加したほか、中国最大の単一ボーキサイト鉱床が確認され、ニッケルでも新たな資源量が確認された。
一方、鉱産資源の開発・利用と環境保護の両立も進められ、第14次5カ年規画期間中には、放置されていた鉱山跡地22万3,000ヘクタールの生態修復を完了し、計画目標を19.6%上回った。
第15次5カ年(2026~2030年)規画期間に向け、新たな探鉱強化戦略を引き続き推進するとともに、鉱産資源の探査・開発と生態保護を一体的に進め、技術革新による産業高度化や国際協力を通じた世界の鉱業のグリーン・低炭素化を推進し、エネルギー・資源安全保障の強化を図る方針だ。
(陳貝蓓)
(中国)
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中国、14鉱種の埋蔵量が世界1位との報告を公開
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/d873d5d8245a4fb8.html
時系列
- 2026-09-11 中国自然資源部が「中国鉱産資源報告2026」の主な内容をホームページに掲載
- 2026-09-28 ジェトロビジネス短信にて同報告の概要が配信された
主な数値
| 第14次5カ年規画期間中の新規発見された鉱産地・油田・天然ガス田等の数 | 398カ所 |
|---|---|
| 中国全域の探鉱投資額(第14次5カ年規画期間中累計) | 5,000億元超(約12兆円、1元=約24円)元 |
| 探鉱投資額の第13次5カ年規画期間比増加率 | 29.3% |
| 埋蔵量が世界1位となった鉱種の数 | 14鉱種 |
| 埋蔵量が世界4位以内だった鉱種の数 | 9鉱種 |
| 2025年の地質調査・探鉱投資額 | 1,178億5,500万元 |
| 2025年の地質調査・探鉱投資額の前年比増加率 | 1.6% |
| 2025年の石油・ガス以外の鉱産地の新規発見数 | 200カ所 |
| 放置されていた鉱山跡地の生態修復完了面積(第14次5カ年規画期間中) | 22万3,000ヘクタール |
| 生態修復の計画目標に対する上回り率 | 19.6% |
この事例から確認すべきポイント
中国自然資源部による「中国鉱産資源報告2026」の公表は、同国における鉱産資源の埋蔵状況、探鉱投資、および法整備の動向を示す重要な統計データである。レアアースをはじめとする14鉱種が世界1位の埋蔵量を誇る事実や、巨額の探鉱投資による新規鉱産地の発見、さらに2025年・2026年の新鉱産資源法および実施条例の施行といった法制度の強化は、グローバルなサプライチェーンや関連産業の調達リスク管理に直結する。製造業や商社などの企業においては、中国における資源管理の動向や環境保護基準の変更を注視し、調達先の多角化や資源確保戦略の見直しを進めるための基礎情報として本報告を分析・活用することが求められる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-28 / 最終確認: 2026-09-28
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-09-28
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