経済・産業トレンド 計画中

現代自動車グループ、アルジェリア新工場は国境を越えた組み立てネットワークの一部と説明

現代自動車グループは投資家向けイベント「2026年CEOインベスターデー」で、アルジェリア新工場を含むグローバルな生産能力増強計画を発表しました。同社は2030年までに世界販売555万台を目指し、世界各地で生産能力を追加する方針です。現時点で取得できた本文からは、詳細な個別契約内容や確定スケジュール等を確認できない部分もあり、詳細は公式出典をご確認ください。

この発表の要点

企業・自治体への影響

自動車製造業および関連サプライチェーン企業に対し、新興国市場における生産・組立拠点の展開動向やグローバルな生産能力増強計画に関する情報を提供する。経営企画部門や調達部門において、海外市場の動向把握の参考となる。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 法務 経理

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 現代自動車グループ
業界 製造
発表日 2026-09-09
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年09月09日

韓国の現代自動車グループは8月26日、ソウルで開催した同社の投資家向けイベント「2026年CEOインベスターデー」において、アルジェリア新工場の投資計画について言及した。同社は、同工場がサウジアラビアの新工場(2025年5月21日記事参照)とともに、アフリカ・中東・パキスタン地域に展開する計8拠点の国境を越えた組み立てネットワークの一部になると説明した。

アルジェリア工場計画については、同社はオマーンのスハイル・バフワングループ・ホールディングなどと協力し、2024年以降、アルジェリア政府関係省庁と交渉を続け、自動車製造に向けてアルジェリア産業省から事前営業認可を取得した(2025年5月26日記事参照)。しかし、同国ヤヒア・バシール産業相は2026年2月、産業用地の確保が難航して同社の工場計画が停滞しており、最終的な営業認可はまだ取得されていないことを明らかにしている。

今回の投資計画で、同工場は車体組み立てラインおよび塗装ラインを備え、乗用車や商用車を生産するとしている。操業開始時期については、現代自動車のホセ・ムニョス最高経営責任者(CEO)が同イベントで2026年末〜2027年初頭の生産開始を示唆したとアルジェリアなどの現地報道では伝えている。

同社は今回、世界的な生産能力の増強計画も明らかにした。2030年に世界販売555万台、世界市場シェア6%の達成を目指す。これに向けて、2030年までに北米50万台、インド32万台、複数地域の完全ノックダウン(CKD)生産拠点25万台、韓国20万台の計127万台分の生産能力を追加する計画を示した。

アフリカ地域において、同社は現地の輸入代理店などとのパートナーシップに基づき、南アフリカ共和国、ガーナ、エチオピア、エジプトでCKD/SKD(セミノックダウン)事業を含む自動車組み立て事業を展開してきた。

同社の2025年の世界販売台数413万8,389台のうち、中東・アフリカ地域での販売台数は31万7,093台で、約7.6%を占めた。

(ピエリック・グルニエ)

(アルジェリア、韓国、オマーン、サウジアラビア)

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現代自動車グループ、アルジェリア新工場は国境を越えた組み立てネットワークの一部と説明

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/0602a3e4cbee182d.html

時系列

主な数値

アフリカ・中東・パキスタン地域の組み立てネットワーク拠点数 8拠点
2030年の目標世界販売台数 555万台
2030年の目標世界市場シェア 6%
北米の追加生産能力 50万台
インドの追加生産能力 32万台
複数地域のCKD生産拠点の追加生産能力 25万台
韓国の追加生産能力 20万台
追加生産能力の合計 127万台
2025年の世界販売台数 4138389台
2025年の中東・アフリカ地域での販売台数 317093台
2025年の中東・アフリカ地域販売比率 7.6%

この事例から確認すべきポイント

本発表は、現代自動車グループが投資家向けイベントで公表した、中東・アフリカ地域を含むグローバルな生産・販売戦略の動向を示している。アルジェリア新工場計画においては、産業用地の確保難航や最終営業認可の未取得といった現地特有の課題が存在する一方、車体・塗装ラインを備えた大規模な生産拠点化を目指している。自動車産業やサプライチェーン関連企業にとっては、新興国市場における現地生産化の動向や各国の規制・認可プロセスの進捗、グローバルな販売台数目標に向けた各地域での生産能力増強の動きを継続して注視し、自社の調達・事業戦略に与える影響を評価することが求められる。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-09-09

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