「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」を公表しました
この発表の要点
- 若年層の約7割が共育てにポジティブな意識を持ち、会社選びで仕事とプライベートの両立を重視している。
- 若年層は家事・育児の「5:5」分担を希望するが、実際に実現できている家庭は約2割に留まり、希望と現実にギャップがある。
- 若年層は企業に対し、業務量の適正化、上司の理解促進、長時間労働の削減、制度を利用しやすい雰囲気づくりなどを求めている。
企業・自治体への影響
本調査結果は、企業が若年層の人材を惹きつけ、定着させる上で、仕事と育児の両立支援が極めて重要であることを示唆しています。特に、人事・総務部門は、採用戦略や従業員エンゲージメント向上、離職率低下のために、両立支援制度の実効性向上と職場文化の改善に注力する必要があります。全業種において、経営層はこれらの課題を経営戦略として捉え、具体的な施策を推進することが求められます。
対応すべきこと
- 自社の両立支援制度の現状と、本調査で示された若年層の意識やニーズとのギャップを評価する。
- 厚生労働省「共育プロジェクト」のウェブサイトを参照し、両立支援に関する最新情報や具体的な取り組み事例を確認する。
- 人事・総務部門を中心に、業務量の適正化、上司・管理職への研修、長時間労働削減策など、若年層が求める支援策の導入・強化を検討する。
- 採用活動や社内広報において、仕事と育児の両立支援に関する自社の取り組みや実績を積極的に発信し、企業イメージ向上に繋げる。
対象部門: 経営者 総務 人事 広報
対応期限:定期確認
基本データ
| 企業・団体 | 厚生労働省 |
|---|---|
| 発表日 | 2026-07-31 |
| 分類 | 統計・調査データ |
発表された内容
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「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」を公表しました
「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」を公表しました
厚生労働省の共働き・共育てを推進する広報事業「共育(トモイク)プロジェクト(※1)」は、2026年7月31日(金)に「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」を公表いたしました。
本調査により、若年層の仕事と育児の両立に関する意識を明らかにし発信することで、共働き・共育て(※2)推進に向けた社会機運の醸成、企業における両立支援制度の導入・促進を図っていきたいと考えています。
※1「共育(トモイク)プロジェクト」とは、共働き・共育ての推進のため、「職場」や「家庭」におけるいわゆる“ワンオペ”の実態を変え、男女ともに誰もが希望に応じて仕事と家事・育児を両立し、「共に育てる」に取り組める社会を目指す、厚生労働省の広報事業です。特に、”企業”へのアプローチを主軸に、雇用環境・職場風土の改善等、多くの企業が「共育て」しやすい環境作りに積極的に取り組めるよう、普及啓発活動を展開しています。
共育プロジェクト Webサイト:共育(トモイク)プロジェクト
※2「共育て」とは、パートナー同士が協力し合って、家事・育児に取り組むことをいいます。
<調査結果(速報)のサマリー>
【意識の変化】
「共育てはこれからの時代に必要」など、若年層の約7割が共育てにポジティブな回答をしています。
若年層の約6割が「自分と配偶者・パートナーが同じくらい主体的に子育てを行いたい」と回答しています。
若年層の約7割が、会社選びの際に、若年層の約7割が「仕事(キャリア)とプライベートの両立を意識している」と回答しています。
【現状】
配偶者・パートナー間における希望する家事・育児分担割合は「5:5」が約4割で最多であるが、実際に「5:5」での分担を実現できている家庭は約2割であり、希望と実際にギャップが存在しています。
「自分の職場は子育てとの両立がしやすい」と感じている場合、そうでない場合に比べ、「今の職場で働き続けたい」との回答割合が44.9ポイント高く、約8割となっています。
【企業に求めること】
仕事と育児の両立に積極的に取り組みたい若年層は、若年層全体に比べて、仕事と育児を両立できる環境があればキャリアアップしたいと思う割合が21.9ポイント高くなっています。
子育て中の人が企業等に求めることの上位は、「業務量の適正化」「上司・管理職の理解促進」「長時間労働等の削減」「制度を利用しやすい雰囲気づくり」「家事・育児分担の見直しに関する支援」が挙げられています。
<調査資料>
若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)[2.1MB]
問い合わせ先
厚生労働省 雇用環境・均等局
職業生活両立課 一般事業主行動計画係
電話(代表)03-5253-1111 (内線)7859
PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、こちらからダウンロードしてください。
出典: 厚生労働省
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/jigyou_ryouritsu/topics/tp100618-1_00008.html
時系列
- 2026-07-31 「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」を公表
主な数値
| 若年層の共育てへのポジティブな回答割合 | 約7割割合 |
|---|---|
| 若年層の希望する家事・育児分担「5:5」の割合 | 約6割割合 |
| 若年層の会社選びで仕事とプライベートの両立を意識する割合 | 約7割割合 |
| 希望する家事・育児分担割合「5:5」の最多割合 | 約4割割合 |
| 実際に「5:5」での分担を実現できている家庭の割合 | 約2割割合 |
| 職場が両立しやすいと感じる場合の「働き続けたい」回答割合の差 | 44.9ポイント差 |
| 職場が両立しやすいと感じる場合の「働き続けたい」回答割合 | 約8割割合 |
| 両立に積極的な若年層のキャリアアップ希望割合の差 | 21.9ポイント差 |
この事例から確認すべきポイント
本調査結果は、若年層が仕事と育児の両立に対して高い意識を持ち、企業選びの重要な要素としている現状を明確に示しています。特に、希望する家事・育児分担と現実とのギャップ、そして両立支援が働き続けたい意向に大きく影響することが浮き彫りになりました。企業は、優秀な若年層の獲得と定着のためには、単に制度を導入するだけでなく、業務量の適正化、上司・管理職の理解促進、長時間労働の削減、そして制度を利用しやすい職場雰囲気の醸成といった実効性のある取り組みが不可欠であることを認識すべきです。これらの課題に積極的に取り組む企業は、競争優位性を確立できる可能性が高いと言えるでしょう。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-03
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