経済・産業トレンド

米国民はAI開発で中国が先行と認識、シンクタンク調査

ピュー・リサーチ・センターは2026年7月23日、米国と中国のAI開発に関する調査結果を発表しました。米国民の36%が「中国の方が進んでいる」と認識し、「米国の方が進んでいる」と回答した12%を大きく上回りました。また、77%が米国がAI開発で主導権を握ることの重要性を認識していると回答。調査は2026年6月22~28日に全米の成人3,488人を対象に実施されました。

この発表の要点

企業・自治体への影響

この調査結果は、AI関連技術を開発・提供する企業や、AI導入を検討する企業にとって、米国民のAIに対する認識や期待、懸念を理解する上で重要です。特に、国際的なAI競争における自社の立ち位置や、AIが社会に与える影響(特に格差拡大)に対する配慮が、製品開発や広報戦略において求められます。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ピュー・リサーチ・センター
発表日 2026-07-29
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年07月29日

米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センター(PRC)は7月23日、米国と中国の人工知能(AI)開発に関する調査結果(注)を発表した。AI開発において、「米国よりも中国が進んでいる」と考える割合は36%と、「米国の方が進んでいる」(12%)を大きく上回った。米国と中国が「同レベル」とする割合は18%、「判断できない」は33%だった。

性別では、「中国の方が進んでいる」とする割合は女性で41%と男性(31%)を上回った。支持政党別では、「中国の方が進んでいる」とする割合は民主党支持者が43%と共和党支持者(30%)を上回った。

AIチャットボットを利用している人は「米国の方が進んでいる」とする割合が16%と利用してない人(9%)を上回った。「中国の方が進んでいる」とする人は、利用の有無にかかわらず36%で同率だった。

米国がAI開発で主導権を握ることが重要と大多数が回答
米国がAI開発で主導権を握ることの重要性を77%(極めてあるいは非常に重要43%、ある程度重要34%)が認識しているという結果だった。

性別では、極めてあるいは非常に重要と回答した男性は半数(50%)で女性は38%だった。支持政党別では、極めてあるいは非常に重要と回答した割合は共和党支持者が54%と民主党支持者(34%)を大きく上回った。学歴別では、学士取得者の50%が極めてあるいは非常に重要と回答し、非取得者(39%)を上回った。

世界各地でAIへのアクセス格差が懸念される中、51%はAIによって貧富の格差が拡大すると考える。AIによる影響はほとんどない(16%)または格差が縮小する(7%)との見方は少なかった。

米国と中国の国際的評価の詳細は、2026年7月16日記事参照、米国およびトランプ氏への評価の詳細は、2026年6月26日記事参照。

(注)実施時期は2026年6月22~28日。対象者は全米の成人3,488人。

(松岡智恵子)

(米国、中国)

ビジネス短信 d9d4f4486d02ba43

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米国民はAI開発で中国が先行と認識、シンクタンク調査

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/d9d4f4486d02ba43.html

時系列

主な数値

AI開発において「米国よりも中国が進んでいる」と考える割合 36%
AI開発において「米国の方が進んでいる」と考える割合 12%
AI開発において米国と中国が「同レベル」と考える割合 18%
AI開発において「判断できない」と考える割合 33%
米国がAI開発で主導権を握ることの重要性を認識する割合 77%
AIによって貧富の格差が拡大すると考える割合 51%
調査対象者数 3488人

この事例から確認すべきポイント

ピュー・リサーチ・センターの調査は、米国民がAI開発において中国が先行していると認識している現状を浮き彫りにしています。特に、女性や民主党支持者においてその傾向が強いことが示されました。一方で、大多数の米国民は米国がAI開発で主導権を握ることの重要性を認識しており、AIが貧富の格差を拡大する可能性についても懸念を抱いています。この結果は、AI技術の進展が社会に与える影響や、国際的な競争における国民の意識を理解する上で重要なデータとなります。企業は、AI技術の導入や開発を進めるにあたり、こうした国民感情や社会的な懸念を考慮に入れる必要があるでしょう。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-29

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