カザフスタンのトカエフ大統領が中国訪問、輸送面で協力深化
基本データ
| 分類 | 経済・産業トレンド |
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発表された内容
2026年07月27日
カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領は、7月15日から17日にかけて中国を実務訪問した。訪問中、トカエフ大統領は中国の習近平国家主席と会談した。協議では、輸送・物流分野が主要議題の1つとなった。
トカエフ大統領は、16日に行われた中国経済界とのラウンドテーブル会合の場で、中国のテクノロジー企業、物流企業、インフラ企業に対し、ユーラシアにおける統一的なデジタル輸送空間構想への参加を呼びかけた。同構想は、貨物がデジタルネットワーク上を流れるデータのように国境を越えて迅速かつ円滑に移動できる環境を実現するため、新たな国際基準を導入し、貿易の効率向上を目指すもの。
カザフスタンは、中国と欧州を結ぶ主要経由地となることを目指している。トカエフ大統領は中国企業との会談で、中国・欧州間の鉄道輸送の約85%がカザフスタンを経由していると述べ、自国の重要性を強調した。カザフスタン運輸省の発表(7月16日)によると、2026年上半期のカザフスタン・中国間の貨物輸送量は前年同期比9%増の1,870万トンに達した。
15日に行われた輸送・物流協力および電子商取引に関する共同ビジネスフォーラムでは、カザフスタン鉄道(KTZ)が、ITインフラ、港湾・ターミナル物流、物流のデジタル化、造船分野において総額4億ドルの協定を締結した。特に物流のデジタル化分野では、KTZが華為技術(ファーウェイ)との協力協定に署名した。
港湾インフラ開発に関する複数の合意も成立した。トカエフ大統領と中国交通建設(CCCC)の張炳南総裁との会談では、カスピ海水域における浚渫(しゅんせつ)事業の重要性が確認された。CCCCはカザフスタン政府系ファンド「サムルク・カズィナ」と、浚渫事業に関する協力枠組み協定を締結した。同事業は、カスピ海のアクタウ港水域における航行可能水深を6~7メートルまで拡大するもので、2026年末までに完了する予定。アクタウ港の南にあるクルィク港における第1期多機能ターミナル建設プロジェクトへの中国企業による投資協定も締結された。これにより、クルィク港の貨物取り扱い能力は現在の年間600万トンから1,500万トンへと引き上げられる。
さらに、カザフスタン出身者が経営するスイス企業ハーベスト・グループと中国の五鉱物流グループが、「カザフスタン・中国国際物流回廊」プロジェクトに関する協力協定を締結した。両社は、中国国境に近い特別経済区「ホルゴス・イースタン・ゲート」敷地内で、産業・物流複合施設の建設を計画している。
(ウラジミル・スタノフォフ)
(カザフスタン、中国)
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/6300cf114496f727.html
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公開日: 2026-07-27
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