経済・産業トレンド

令和8年6月の米穀流通の動向(集荷、販売、民間在庫)

農林水産省は、令和8年6月末時点の米穀流通動向として、令和7年産米の集荷数量が対前年同月比で増加し、民間在庫量も大幅に増加したことを発表しました。一方、販売数量は減少傾向にあり、特に小売事業者向け販売価格は上昇、中食・外食事業者等向けは大幅に上昇しています。この発表は、米の出荷・販売業者、団体等からの報告をまとめたものです。

この発表の要点

企業・自治体への影響

米の生産者、集荷業者、販売事業者(卸売・小売、中食・外食)は、供給過多と販売数量の減少傾向、および業務用米の価格上昇という市場環境の変化に直面します。特に在庫を抱える企業は、保管コストや将来的な価格下落リスクを考慮した在庫管理・販売戦略の見直しが求められます。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 経理 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 農林水産省
業界 食品流通
発表日 2026-07-28
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

令和8年6月の米穀流通の動向(集荷、販売、民間在庫)

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令和8年7月28日
農林水産省

〇 令和8年6月末の令和7年産米の集荷数量は、対前年同月+25.9万玄米トンの268.7万玄米トン。〇 令和8年6月末の民間在庫量は、対前年同月+72万玄米トンの194万玄米トン。

農林水産省は、(1)「令和7年産米の産地別集荷・販売状況(令和8年6月末)」、(2)「民間在庫の推移(令和8年6月末)」及び(3)「米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和8年6月)」について、米の出荷・販売業者、団体等から報告のあった内容を取りまとめました。

1.概要
(1) 令和7年産米の産地別集荷・販売状況(令和8年6月末)令和8年6月末現在の出荷業者の全国の集荷数量は268.7万玄米トン(対前年同月差+25.9万玄米トン)、契約数量は253.9万玄米トン(対前年同月差+11.3万玄米トン)、販売数量は150.0万玄米トン(対前年同月差▲26.5万玄米トン)となっています。(2) 民間在庫の推移(令和8年6月末)令和8年6月末現在の全国の民間在庫は、出荷・販売段階の計で194万玄米トン(対前年同月差+72万玄米トン)となっており、出荷段階は142万玄米トン(対前年同月差+58万玄米トン)、販売段階は51万玄米トン(対前年同月差+14万玄米トン)となっています。(3) 米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和8年6月)米穀販売事業者が販売している精米の全体数量・価格(売り渡した政府備蓄米を含む)の動向を指数化したものです。令和8年6月の販売数量は前年同月比94.7%(うち小売事業者向けは前年同月比93.7%、中食・外食事業者等向けは前年同月比96.0%)。また、令和8年6月の販売価格は、小売事業者向けは前年同月比101.4%、中食・外食事業者等向けは前年同月比116.9%となっています。
2.公表資料
本資料及び過去の調査結果は、当省ホームページから御覧になれます。米の相対取引価格・数量、集荷・契約・販売状況、民間在庫の推移等<添付資料>

令和7年産米の産地別集荷・販売状況(累計、うるち米、令和8年6月末現在)(速報)(PDF : 314KB)
民間在庫の推移(速報)(PDF : 149KB)
米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(速報)(PDF : 188KB)

<参考資料>

出荷業者の米の集荷・契約・販売状況の推移(PDF : 325KB)
令和8年6月末民間在庫量のポイント(PDF : 199KB)

(参考)背景
平成30年産からの米政策の見直しにおいては、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づき、需要に応じた米生産ができるよう環境整備を進めることとしており、その一環として、平成26年3月から米の流通に係るよりきめ細かい需給・価格情報、販売進捗・在庫情報等の提供を行っています。

お問合せ先
農産局農産政策部企画課
担当者:米流通調査班代表:03-3502-8111(内線5050)ダイヤルイン:03-3502-8560

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出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/260728.html

主な数値

令和8年6月末 令和7年産米 集荷数量 268.7万玄米トン
令和8年6月末 令和7年産米 集荷数量(対前年同月差) +25.9万玄米トン
令和8年6月末 民間在庫量 194万玄米トン
令和8年6月末 民間在庫量(対前年同月差) +72万玄米トン
令和8年6月末 契約数量 253.9万玄米トン
令和8年6月末 契約数量(対前年同月差) +11.3万玄米トン
令和8年6月末 販売数量 150.0万玄米トン
令和8年6月末 販売数量(対前年同月差) -26.5万玄米トン
令和8年6月 販売数量(前年同月比) 94.7%
令和8年6月 販売数量(小売事業者向け前年同月比) 93.7%
令和8年6月 販売数量(中食・外食事業者等向け前年同月比) 96.0%
令和8年6月 販売価格(小売事業者向け前年同月比) 101.4%
令和8年6月 販売価格(中食・外食事業者等向け前年同月比) 116.9%

この事例から確認すべきポイント

農林水産省が発表した令和8年6月の米穀流通動向は、国内の米市場における需給バランスの変化を示唆しています。集荷数量および民間在庫量が前年同月比で大幅に増加している一方で、販売数量は減少傾向にあり、供給過多の状況がうかがえます。特に民間在庫量が72万玄米トンも増加している点は、今後の価格変動に大きな影響を与える可能性があります。販売価格については、小売事業者向けが微増に留まる一方、中食・外食事業者等向けが16.9%と大幅に上昇しており、業務用米の価格高騰が継続している状況が確認できます。これは、生産者、集荷業者、販売事業者、そして消費者それぞれにとって、今後の経営戦略や購買行動に影響を及ぼす重要な情報です。特に、在庫増加と販売減速の傾向は、需給調整の必要性を示しており、関係各社は市場動向を注視し、適切な対応を検討する必要があります。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-28

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