経済・産業トレンド

米国ヒューストンで「EPC Show 2026」開催、エネルギー・プロジェクト実行など議論

米国テキサス州ヒューストンで6月16~17日に「EPC Show 2026」が開催されました。エネルギー分野の巨大プロジェクト実行を議論する国際イベントで、400社以上が出展し約7,000人が来場。ジェトロは日本企業10社の出展を支援し、参加企業からは商談相手との情報収集やネットワーキングの場として有効だったとの声が寄せられました。エネルギー投資は供給リスクを考慮し「選別的に拡大」するとの議論も行われました。

この発表の要点

企業・自治体への影響

エネルギー関連産業(EPC企業、プロジェクトオーナー、機器メーカー、再生可能エネルギー事業者など)は、米国におけるエネルギープロジェクトの動向や投資戦略の変化を把握する必要がある。特に、データセンター関連の需要増と供給リスクの高まりによる「選別的拡大」の議論は、今後の事業戦略に影響を与える可能性がある。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ジェトロ
業界 エネルギー
発表日 2026-07-01
分類 経済・産業トレンド
地域 テキサス州

発表された内容

2026年07月01日

米国テキサス州ヒューストンで6月16~17日、「Energy Project Conference and Expo(EPC Show) 2026」が開催された。EPC Showは、エネルギー産業が集積するテキサス州ヒューストンにて2023年から毎年開催される、エネルギー分野を代表する国際イベントだ。今回のイベントには、EPC企業(注1)、プロジェクトオーナー、機器メーカーなど400社以上が出展し、約7,000人が来場した。

また、本イベントでは、エネルギー分野の巨大プロジェクトを「どう実行するか」を議論する場として、液化天然ガス(LNG)、発電、石油化学、ミッドストリーム、再生可能エネルギーなどに関する専門会議も実施された。米国でのエネルギー・プロジェクトの実行に向けた議論の中では、データセンター関連でのエネルギー需要の増加がありつつも、供給リスクの高まりを見据え、エネルギー投資はむしろ「選別的に拡大」するという声が多く聞かれた。

今回のEPC Showにおいてジェトロは、日本企業10社(注2、日系現法含む)の出展支援を行った。参加企業からは、「商談相手先が巨大な組織となる場合、ライトパーソンとつながれるのかが最大の課題。その前段階としてさまざまな関係者から情報収集ができる場として有効であった」「エネルギー・プロジェクトのリードタイムは複数年となることが通常であり、1度の出展で具体的なビジネスまで直接つながる面談を創出することは難しく、継続的にこのような機会があると嬉しい」との声が寄せられた。今回の出展は、対米進出およびビジネス拡大を目指す日本企業にとって、EPC企業やプロジェクトオーナーなどとの商談機会を得るための良いきっかけとなった。

(注1)Engineering・Procurement・Construction(設計・調達・建設)を一括で請け負う企業であり、エネルギー・プロジェクト実行における中核を担う。プロジェクトオーナーとは、発電所・プラント・エネルギー設備などの事業主体として、企画・資金調達・最終的な運営責任を持つ企業であり、オイルメジャーと呼ばれるエクソンモービル(米国)、シェブロン(米国)、シェル(英国)などが代表的。
(注2)TBグローバルテクノロジーズ、堀場製作所、アメリカンカテラ、フソウアメリカ、Zetta Joule、NYK バルクシップアトランティック、日東イノベーションズ、マクセルコーポレーションオブアメリカ、伊藤忠セラテック、住友電気工業。

(笹川佐季)

(米国)

ビジネス短信 f9f7626ee5d6192e

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米国ヒューストンで「EPC Show 2026」開催、エネルギー・プロジェクト実行など議論

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/f9f7626ee5d6192e.html

時系列

主な数値

EPC Show 2026 出展企業数 400社以上
EPC Show 2026 来場者数 7000人
ジェトロによる出展支援日本企業数 10社

この事例から確認すべきポイント

本発表は、エネルギー分野における国際的なビジネス機会と、日本企業の海外展開支援の重要性を示唆しています。特に、エネルギープロジェクトのリードタイムが複数年に及ぶという参加企業の声は、一度のイベント参加で即座の成果を期待するのではなく、継続的な関係構築と情報収集の場としてイベントを捉えるべきであるという実務的な示唆を与えます。また、データセンター関連のエネルギー需要増と供給リスクの高まりから「選別的に拡大」が議論された点は、エネルギー投資のトレンド変化を捉える上で重要ですし、企業は、このような国際イベントを市場動向の把握、潜在的なパートナーとのネットワーキング、そして長期的なビジネス戦略の策定に活用する視点を持つべきです。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-01

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