「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
この発表の要点
- 全年代でインターネット利用時間がテレビ視聴時間を超過し、その差が拡大傾向にある。
- ソーシャルメディア利用率ではLINEが9割超、YouTubeが8割超と高い水準を維持している。
- 情報源の目的や年代によって利用するメディアや信頼度が異なり、多角的な情報発信戦略が求められる。
企業・自治体への影響
この調査結果は、メディア、広告、コンテンツ制作、広報活動に関わる企業や自治体にとって、現在のメディア消費トレンドを理解し、コミュニケーション戦略を最適化するための重要なデータとなります。特に、ターゲット層の年代や情報ニーズに応じたチャネル選定の参考となるでしょう。
対応すべきこと
- 最新のメディア利用実態を把握し、自社の広報・マーケティング戦略に反映する。
- ターゲット層の年代別メディア利用傾向を分析し、最適な情報発信チャネルを検討する。
- 公式発表の添付資料(報告書本体)を確認し、詳細なデータを参照する。
対応優先度: 中 メディア利用動向の把握は、企業の広報・マーケティング戦略立案において中長期的な重要性があるため。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:定期確認
基本データ
| 企業・団体 | 総務省情報通信政策研究所 |
|---|---|
| 発表日 | 2026-06-26 |
| 分類 | 統計・調査データ |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
報道資料
令和8年6月26日
「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
総務省情報通信政策研究所は、「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を実施し、その報告書等を取りまとめましたので公表します。
1 背景・目的
本調査は、インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにすることを目的として、東京経済大学 コミュニケーション学部 北村 智教授、東京大学 橋元 良明名誉教授ほか※との共同研究により、平成24年から毎年実施している調査です(今回で14回目の調査)。
※ 青山学院大学総合文化政策学部 河井 大介助教。
2 添付資料
別紙1 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要
別紙2 令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
3 調査結果のポイント
(1)主なメディアの平均利用時間
・主なメディアの平均利用時間について経年で推移を見ると、全年代では、平日、休日ともに、「インターネット利用」が「テレビ(リアルタイム)視聴」を超過し、その差を拡大しつつある。
【平日】インターネット:183.9分(+2.1分)、テレビ(リアルタイム):156.1分(+1.4分)
【休日】インターネット:192.9分(+9.2分)、テレビ(リアルタイム):189.2分(+6.5分)
(注)括弧内の分数は前年度からの増減
(2)主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率
・主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率について、全年代では「LINE」が92.9%、「Instagram」が54.8%、「X(旧Twitter)」が44.7%、「Facebook」が27.0%となっている。動画共有系では、「YouTube」が81.5%、「TikTok」が36.7%となっている。
(3)目的別の利用メディア
・「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「インターネット」が55.4%と最も高い。年代別では、10代から50代では「インターネット」、60代及び70代では「テレビ」を最も利用している。
・「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「テレビ」が50.3%と最も高い。年代別では、10代及び50代から70代では「テレビ」、それ以外の各年代では「インターネット」を最も利用している。
・「趣味・娯楽に関する情報を得る」ために最も利用するメディアとしては、全年代では「インターネット」が70.8%と最も高い。年代別では、10代から60代では「インターネット」、70代では「テレビ」を最も利用している。
(4)メディアの重要度・メディアの信頼度
・「情報源としての重要度」は、全年代では「テレビ」が80.6%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「娯楽としての重要度」は、全年代では「インターネット」が80.7%と最も高い。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代から70代では「テレビ」が最も高い。
・「メディアとしての信頼度」は、全年代では「新聞」が58.8%と最も高い。年代別では、10代、20代及び60代では「テレビ」が最も高く、それ以外の各年代では「新聞」が最も高い。
【調査概要】
・対象者:13歳から79歳までの男女1,800人
※サンプルの構成は性別・年齢10歳刻みで令和7年1月住民基本台帳の実勢比例。全国125地点にてランダムロケーションクォータサンプリングにより抽出。
・調査方法:訪問留置調査
・調査対象期間:令和7年12月1日(月)〜12月7日(日)
・日記式調査とアンケート調査を併行実施
<関係資料>
本調査の質問票、集計表、過去の報告書等の関係資料については、当研究所のホームページをご覧ください。
(https://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html)
連絡先
情報通信政策研究所 調査研究部
担当:大橋主任研究官、溝口研究官
電話:03-5253-5496(直通)
E-mail:iicp-chousa/atmark/soumu.go.jp
※ 迷惑メール防止のため、「@」を「/atmark/」と表記しています。
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出典: 総務省
URL: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000130.html
時系列
- 2012-XX-XX 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査を開始(平成24年)
- 2025-12-01 令和7年度調査の対象期間開始
- 2025-12-07 令和7年度調査の対象期間終了
- 2026-06-26 「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を公表
主な数値
| 調査実施回数 | 14回 |
|---|---|
| 調査対象者数 | 1800人 |
| LINE利用率(全年代) | 92.9% |
| YouTube利用率(全年代) | 81.5% |
| インターネット平均利用時間(平日) | 183.9分 |
| テレビ(リアルタイム)平均視聴時間(平日) | 156.1分 |
| インターネット平均利用時間(休日) | 192.9分 |
| テレビ(リアルタイム)平均視聴時間(休日) | 189.2分 |
| 「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ためのインターネット利用率(全年代) | 55.4% |
| 「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」ためのテレビ利用率(全年代) | 50.3% |
| 「趣味・娯楽に関する情報を得る」ためのインターネット利用率(全年代) | 70.8% |
| 「情報源としての重要度」テレビ(全年代) | 80.6% |
| 「娯楽としての重要度」インターネット(全年代) | 80.7% |
| 「メディアとしての信頼度」新聞(全年代) | 58.8% |
この事例から確認すべきポイント
本調査結果は、情報通信メディアの利用実態が大きく変化している現状を明確に示しています。特に、全年代でインターネット利用時間がテレビ視聴時間を上回った点は、企業や自治体が情報発信戦略を再考する上で極めて重要です。若年層を中心にインターネットが主要な情報源となっている一方で、信頼性や特定の年代層においては依然としてテレビや新聞といった伝統的なメディアが重視されていることも見逃せません。広報担当者は、ターゲットとする層の年齢や情報取得の目的によって、最適なメディアチャネルやコンテンツ形式を使い分ける必要性を認識すべきです。デジタルシフトの加速と、伝統メディアの根強い影響力の両面を考慮した多角的なコミュニケーション戦略が求められます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-26
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