サイバーセキュリティ

東芝製およびDynabook製PC搭載Generic IO & Memory Access ドライバーのIOCTLインタフェースに対するアクセス制御が不十分

株式会社東芝およびDynabook株式会社が2009年から2016年に提供したPCに搭載されたGeneric IO & Memory Access ドライバーに、IOCTLインタフェースへのアクセス制御不備の脆弱性(CVE-2026-56129)が確認されました。これにより、管理者権限を持たないユーザーが物理メモリにアクセスする可能性があります。開発者からのアップデート提供はなく、ユーザーは当該ドライバーを削除し、BIOSセットアップ機能を利用してパスワード操作を行うよう推奨されています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

2009年から2016年に提供された東芝製またはDynabook製PCを業務で利用している企業や自治体は、当該PCが脆弱性の影響を受ける可能性があります。特に、機密情報を扱うPCや共有PCにおいて、情報漏洩や不正アクセスにつながるリスクがあるため、情報システム部門や総務部門は早急な確認と対応が求められます。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 情シス

対応期限:速やかに確認

基本データ

企業・団体 株式会社東芝、Dynabook株式会社
業界 製造
発表日 2026-06-25
分類 サイバーセキュリティ

発表された内容

公開日:2026/06/25 最終更新日:2026/06/25

JVNVU#91051826
東芝製およびDynabook製PC搭載Generic IO & Memory Access ドライバーのIOCTLインタフェースに対するアクセス制御が不十分

株式会社東芝およびDynabook株式会社が提供するPCに搭載されたGeneric IO & Memory Access ドライバーのIOCTLインタフェースには、十分なアクセス制御が設定されていません。

Generic IO & Memory Access ドライバー 全てのバージョン

当該ドライバーが搭載されているPCの型番に関しては、Dynabook株式会社が提供する情報を確認してください。

Generic IO & Memory Access ドライバーは、Windows上からBIOS/Supervisorのパスワードを操作するユーティリティの一部です。このドライバーは、2009年から2016年にかけて株式会社東芝およびDynabook株式会社が提供していたPCに搭載されています。
本ドライバには次の脆弱性が存在します。

IOCTLに対するアクセス制御が不十分(CWE-782)

CVSS:4.0/AV:L/AC:L/AT:N/PR:L/UI:N/VC:N/VI:H/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 6.8
CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値 5.5
CVE-2026-56129
上記のCVSS評価では、管理者権限を持たないユーザー自らが物理メモリにアクセスする状況を想定しています。

当該PCにログオンした管理者権限を持たないユーザーが、物理メモリにアクセスする可能性があります。

当該ドライバを削除し、代替手段を利用する
開発者によると、当該ドライバーのアップデートは提供されないとのことです。
開発者が提供する情報をもとに、当該ドライバを削除し、BIOS/Supervisorのパスワード操作にはBIOSセットアップ機能を利用してください。

ベンダ
ステータス
ステータス最終更新日
ベンダの告知ページ

Dynabook株式会社

該当製品あり

2026/06/25

Dynabook株式会社 の告知ページ

この脆弱性情報は、下記の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的にJVNでの公表に至りました。
報告者:Akshit Yadav (valium) 氏

JPCERT 緊急報告

JPCERT REPORT

CERT Advisory

CPNI Advisory

TRnotes

CVE

CVE-2026-56129

JVN iPedia

Copyright (c) 2000-2026 JPCERT/CC and IPA. All rights reserved.

出典: jvn@jvn.jp
URL: https://jvn.jp/vu/JVNVU91051826/

時系列

この事例から確認すべきポイント

この事例は、過去に提供されたPCに搭載されたドライバーに脆弱性が発見され、かつ開発元からのアップデート提供がない場合の対応の難しさを示しています。対象製品が2009年から2016年と広範囲にわたるため、現在も利用されているPCが存在する可能性が高いです。管理者権限を持たないユーザーでも物理メモリにアクセスできる可能性があるため、情報漏洩やシステム改ざんのリスクが懸念されます。開発元が代替手段としてドライバー削除とBIOSセットアップ機能の利用を推奨していることから、ユーザーは手動での対応が求められます。企業においては、自社で利用しているPCの型番を確認し、該当する場合には速やかにドライバーの削除と代替手段への移行を計画する必要があります。特に古いPCを運用している環境では、このような潜在的な脆弱性がないか定期的な棚卸しと確認が重要となります。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-25

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