ジョージア政府、米サンフランシスコにイノベーションハブ設立
この発表の要点
- ジョージア政府がサンフランシスコに初の国外イノベーションハブ「ブリッジ」を開設
- GITAのスタートアップ支援プログラムに対し、段階に応じて5万ラリや15万ラリの助成金を支給
- 7月にはクタイシにAIコンピューティングセンターを含む大型テクノロジーセンターを開設予定
企業・自治体への影響
海外展開やスタートアップ投資、IT人材活用を検討する企業・自治体において、ジョージアのイノベーション政策や支援制度を把握する上で参考となる情報である。関係する経営企画部門や海外事業部門にとって現地の動向把握に資する。
対応すべきこと
- 公式出典を確認し、ジョージアのイノベーションハブや支援プログラムの詳細を把握する
- 海外拠点展開やスタートアップ連携を検討している場合、GITAや現地アクセラレーターとの連携可能性を調査する
- 関係部門へ本動向を共有し、情報収集を行う
対象部門: 経営者 総務 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジョージア政府(ジョージア外務省、ジョージアイノベーション・テクノロジー庁:GITA) |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-06-18 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月18日
ジョージア政府は6月4日、米国サンフランシスコでジョージア初の国外イノベーションハブ「ブリッジ(BRID.GE)」を開設した。同ハブは、ジョージア外務省により設立され、在サンフランシスコ・ジョージア総領事館内に置かれる。
開所式は、レバン・クリジャニシビリ駐サンフランシスコ・ジョージア総領事の開会あいさつで始まり、マカ・ボチョリシュビリ副首相兼外相、ダニエル・ルーリー・サンフランシスコ市長、同国のスタートアップ・イノベーション政策を担うジョージアイノベーション・テクノロジー庁(GITA)のアブタンディル・カスラゼ理事長、日本にも拠点を置くシリコンバレー発アクセラレーターのプラグ・アンド・プレイのサイード・アミディ最高経営責任者(CEO)、楽天インターナショナル(本社:カリフォルニア州サンマテオ)のアミット・パテルCEOらが出席した。
マカ・ボチョリシュビリ副首相兼外相(左)、ダニエル・ルーリー・サンフランシスコ市長のスピーチの様子(右)(ともに在サンフランシスコ・ジョージア総領事館提供)
クリジャニシビリ総領事は同ハブについて、ジョージアが同国のイノベーターのために長期的な支援基盤を構築する姿勢を示すものだと述べ、シリコンバレーの中心地に恒常的な拠点を設ける意義を強調した。さらに、ボチョリシュビリ副首相兼外相は、ジョージアは欧州とアジアの接点に位置し、デジタル公共サービスや起業しやすい制度環境を備えると説明した。
ジョージアのGITAは国際アクセラレーターとの連携を強化している。2026年1月に開始した「イノベーティブ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム」では、プラグ・アンド・プレイなどが、初期段階のスタートアップに対し、アイデア検証、事業モデル構築、MVP(注1)の構築・改善、資金調達に向けた支援を行う。プログラムは1年間で、集中的な研修やメンタリングに加え、段階に応じて5万ラリ(約300万円、1ラリ=約60円)、15万ラリの助成金も支給される。7月からは、500グローバルやファウンダー・インスティテュート(Founder Institute)も同プログラムに参画する予定だ。
GITAのカスラゼ理事長は、ジョージア国内のスタートアップ支援基盤として、クタイシ(注2)で旧議会建物を活用した大型テクノロジーセンターを7月に開設予定であることにも触れた。同施設では、科学教育や産業界との連携を進め、人工知能(AI)研究を行うAIコンピューティングセンターも設ける予定という。
ハブ内での交流の様子(在サンフランシスコ・ジョージア総領事館提供)
楽天インターナショナルのパテルCEO兼社長は、現地大学などから輩出される人材の質を評価。楽天グループ傘下の楽天バイバーは2022年にトビリシ拠点を開設し、現地で採用したエンジニア人材を中心にモバイルアプリ開発などを行っている。
(注1)MVPはMinimum Viable Productの略で、実用最小限の機能を備えた試作品を指す。(注2)ジョージア西部の都市。
(武田史織)
(米国、ジョージア)
ビジネス短信 9b90dd129b2c68f1
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ジョージア政府、米サンフランシスコにイノベーションハブ設立
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/9b90dd129b2c68f1.html
時系列
- 2026-01-01 GITAが「イノベーティブ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム」を開始
- 2026-06-04 米国サンフランシスコの総領事館内にイノベーションハブ「ブリッジ(BRID.GE)」を開設
- 2026-07-01 500グローバルやファウンダー・インスティテュートがアクセラレーションプログラムに参画予定、クタイシに大型テクノロジーセンターを開設予定
主な数値
| 初期段階プログラムの助成金(段階1) | 50,000ラリ |
|---|---|
| 初期段階プログラムの助成金(段階2) | 150,000ラリ |
| ラリの換算レート目安 | 60円/ラリ |
| アクセラレーションプログラムの期間 | 1年間 |
この事例から確認すべきポイント
本件は、ジョージア政府が米国サンフランシスコに初の国外イノベーションハブ「ブリッジ(BRID.GE)」を開設し、海外のアクセラレーターやIT企業との連携を強化する取り組みである。欧州とアジアの接点に位置する同国は、デジタル公共サービスやスタートアップ支援体制を拡充しており、グローバル展開を狙うテクノロジー企業や投資家にとって注目すべき動向といえる。現時点で取得できた本文からは詳細な参加要件等を確認できないため、詳細なスキームや現地進出・連携を検討する際は、公式出典や現地機関の情報を確認することが求められる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-18
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