大連市、上海の展示会関連イベントで内外企業に産業優位性などをPR
この発表の要点
- 第12回中国(上海)国際技術輸出入交易会の関連イベントとして「大連市投資機会および新製品・新技術発表会」が6月11日に開催された。
- 大連市は研究開発費のGRP比3%超や、金普新区・大連高新技術産業園区などの産業集積・ビジネス環境の優位性をPRした。
- 上海市と大連市は友好協力10周年を迎え、過去に90件以上の重点プロジェクトで相互投資を実施し、今後は新エネルギー等の分野で協力を深化させる方針。
企業・自治体への影響
中国市場で事業展開やサプライチェーン構築を行う製造業・IT・新エネルギー等の関連企業・経営企画部門に対し、大連市の産業集積や行政の誘致動向に関する参考情報を提供する。
対応すべきこと
- 公式出典にて大連市の産業優位性や地域別概況を確認する
- 中国市場での事業展開や新エネルギー・IT分野での投資機会について社内関係部門へ共有する
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) / 大連市 |
|---|---|
| 業界 | 製造・IT・新エネルギー等 |
| 発表日 | 2026-06-18 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月18日
「第12回中国(上海)国際技術輸出入交易会」(以下、上交会)の特別招待都市関連イベントの1つとして、「大連市投資機会および新製品・新技術発表会」が上海市の上海世博展示館で6月11日午後、開催された。在上海の内資・外資の機関・団体・企業約150社、約300人が参加した。大連市は同発表会において内外企業等に対して、同市の産業優位性等をPRした。
上交会は上海市政府が主催し、2013年に創設されたハイテク分野の展示、取引および国際協力の促進を目的とする専門展示会だ。第12回は2026年6月11~13日に開催され、「技術貿易の新たなエコシステムの構築、グローバル協力の推進」をテーマに、世界22カ国・地域および中国各地から1,000社以上が出展し、最先端技術やイノベーションの成果が紹介された。大連市は、上海市との友好協力都市関係を背景に、大型の独自展示ブースを出展した。
本発表会では、大連市の科学技術イノベーション、産業体系、ビジネス環境の優位性などが総合的に紹介された。同市の説明によると、同市における研究開発費のGRP(域内総生産)比は3%を超え、英歌石サイエンスシティー(注)や国家重点実験室(10カ所)などの研究基盤や高度人材を擁する。同市では、石油化学、自動車、船舶・海洋工学などの産業の高度化に加え、ソフトウエア情報や新エネルギーなど新興産業の集積も進んでおり、自由貿易試験区の整備により、ビジネス環境の国際化も進展している。
また、大連市の地域別概況も紹介した。説明によると、金普新区は、東北エリア初の国家級新区として化学工業、ハイエンド設備や自動車などの産業が集積し、水素エネルギーやデジタル経済分野の発展が進む。大連高新技術産業園区は、次世代情報技術を中心とした産業クラスターを形成している。長興島経済技術開発区は、国家級の石油化学拠点として、グリーン石油化学や臨港設備、港湾物流などの集積を進めている。
このほか、発表会では、中国科学院大連化学物理研究所によるハイブリッド電源ドローン技術、中冶焦耐によるコークス生産の統合技術と海外展開、大連医諾生物によるバイオペプチド・マイクロカプセル技術などの先端技術が紹介された。
上海市と大連市は友好協力10周年を迎え、両市の間ではこれまでに90件以上の重点プロジェクトで相互投資が実施されてきた。今後は、両市が新エネルギーやバイオ医薬、スマート製造などの分野で協力を深化させ、国内外企業の投資および事業展開を促進する方針が示された。
大連市ブースの様子(コーヒーロボット、列車車底検査ロボット)(ジェトロ撮影)
(注)科学技術・イノベーションの社会実装を推進する研究所。
(李莉)
(中国)
ビジネス短信 b64a00709ca614c5
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大連市、上海の展示会関連イベントで内外企業に産業優位性などをPR
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/b64a00709ca614c5.html
時系列
- 2026-06-11 上海市において「大連市投資機会および新製品・新技術発表会」が開催された。
- 2026-06-11 「第12回中国(上海)国際技術輸出入交易会」が開催された(会期は6月11~13日)。
主な数値
| 発表会参加企業数 | 約150社 |
|---|---|
| 発表会参加者数 | 約300人 |
| 第12回上交会出展企業数 | 1,000社以上 |
| 第12回上交会参加国・地域数 | 22カ国・地域 |
| 研究開発費のGRP比 | 3%超 |
| 国家重点実験室数 | 10カ所 |
| 上海市・大連市間の重点プロジェクト数 | 90件以上 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、中国・大連市が上海市での国際展示会に合わせて内外企業に対し、同市の産業優位性やビジネス環境をアピールした動向を伝えるものである。大連市は、研究開発費のGRP比3%超という研究基盤に加え、石油化学・自動車などの従来型産業の高度化と、ソフトウェア情報・新エネルギー・デジタル経済といった新興産業の集積をアピールしている。中国市場での事業展開やサプライチェーン構築を検討する企業にとって、地域別の産業集積状況や行政による誘致・協力方針を把握するための参考情報となる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-18
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